青木大志院長の独自取材記事

武蔵新田駅前歯科・口腔外科

(大田区／武蔵新田駅)

最終更新日：2024/10/09

東急多摩川線・武蔵新田駅前からすぐという好立地にある「武蔵新田駅前歯科・口腔外科」。働き盛り世代を中心に、小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者が訪れている。「このエリアの、都会すぎず田舎すぎない雰囲気に魅力を感じています」と話すのは、院長の青木大志先生。地域密着型の歯科クリニックとして患者の多様なニーズに対応。特に審美歯科を専門とし、セラミックの修復治療に力を入れているという。カフェのようなナチュラルな雰囲気の院内はバリアフリー設計。歯科用CTや手術室も備え、親知らずの抜歯やスポーツ外傷、インプラント治療や歯周組織再生療法など口腔外科治療も行っている。「歯科で子どもが泣くのは当たり前。迷惑だなどと思わず、気兼ねなく家族ぐるみでお越しください」と笑顔で語る青木院長に話を聞いた。

（取材日2022年4月25日／再取材2023年8月25日）

多様な患者のニーズに応える、地域密着型の歯科医院
美しさと機能性を兼ね備えたセラミック補綴治療に注力
キッズスペースなど、家族で通院しやすい環境を整備

多様な患者のニーズに応える、地域密着型の歯科医院

2022年に開業されたそうですね。

はい。鶴見大学歯学部を卒業後、同じ大田区内にある歯科医院を経て2022年に開業しました。開業にあたってこのエリアを選んだのは、都会すぎず田舎すぎない雰囲気に居心地の良さを感じたからです。地域の皆さんのニーズに応えられる歯科クリニックでありたいと思い、一般歯科、小児歯科、審美歯科、口腔外科、入れ歯治療、インプラント治療など幅広く対応しています。患者さんには近隣にお住まいのご高齢の方や、30～50代の働き盛り世代が多いですね。武蔵新田駅からすぐの立地で平日は夜7時まで診療していますから、お仕事などで忙しい方でも通いやすいかと思います。また、最近はママさん同士のクチコミで、お子さんを連れて来られる方も増えています。

オペ室を備えられているのですね。

はい。前勤めていたクリニックがインプラントに特化したクリニックで、設備が整っていた分、難症例にも多く対応してきました。骨量不足で他院で断られてしまった方などにも対応していたので、その経験を生かして当院でも治療を行っています。ここでも同じ設備を整えているので、安心して治療を受けていただけるかと思います。また、治療期間が半年程度のところを当院では大幅に減らすための術式も取り入れております。紹介で難症例の方がいらっしゃることも多く、また歯周組織再生療法などの外科的な治療にも対応しておりますので、気になることがあればご相談ください。

クリニックの診療方針を教えてください。

初診時には、すべての患者さんに、じっくりお話をする時間を1時間取っています。口元の悩みや体調、今までの歯科治療の経緯や治療に対する不安・不満などをよくお聞きしてから治療計画を立て、治療内容をしっかり説明した上で治療を開始します。患者さんが、どうしてこの処置を受けているのか、次はどうなるのかを理解でき、納得して治療が受けられる環境をつくりたいのです。大きなクリニックなどで、じっくり話を聞いてもらえなかったことに不満をお持ちの方も多いのではないでしょうか。なので、当院では腰を据えてじっくりお話をお聞きします。その方の生き方や背景がわかりますし、人とふれ合う面白さ、楽しさも感じています。

美しさと機能性を兼ね備えたセラミック補綴治療に注力

幅広く診療しているそうですが、特に力を入れている治療は何でしょうか。

私の専門は審美歯科で、特にセラミックを用いた補綴治療に力を入れています。セラミックは見た目の美しさはもちろんですが、何よりも汚れがつきにくいことが一番のメリットだと思います。汚れが滞留しにくく、唾液の自浄作用でプラークも洗い流されていくため、虫歯の再発や歯周病の予防につながります。自由診療なのでコストはかかりますが耐久性が高く、虫歯の再発などによる再治療のリスクが少ないことが期待できますから、長期的に考えればコストパフォーマンスに優れた治療だといえるでしょう。最近はセラミックのメリットが認知されてきたようで、当院にも前歯のかぶせ物をセラミックにしたいというご希望で来院される方が増えています。

こちらで行っているセラミック治療の特徴を教えてください。

歯は、見た目の美しさだけでなく、噛む機能がしっかり備わっていなければならないと考えています。ですから「前歯をきれいにしたい」というご希望であっても、まずは奥歯の噛み合わせもしっかり診た上で前歯の治療をしていきます。さらに、歯と歯茎のバランスも大切です。歯周病があれば歯茎が腫れたり骨が溶けたりしますから、見た目も変わっていってしまいます。そのため、まずはプラークコントロールを行い、歯茎の状態が安定したら、セラミックを装着するという流れです。治療期間が長くなることもありますが、審美性と機能性を兼ね備え、さらに治療後の状態を長持ちさせるためにも必要な処置だとご理解いただければと思います。

そのほか、力を入れている分野はありますか？

子育てファミリーが安心して通院できるクリニックにしたいと思っているので、小児歯科にも力を入れています。お子さんが歯科医院で嫌な思いや怖い思いをすると、それがトラウマになり、大人になっても苦手意識が消えず虫歯や歯周病を放置してしまうなど、口腔の健康を損なう恐れがあります。当院では、緊急時を除いて無理に治療することはせず、まずは毎週通ってもらい、お子さんが自分からユニットに座れるようになるまで待つことにしています。最初のうちはキッズスペースで遊んで帰ってもらうだけでも構いません。半年ほどかけてゆっくりと環境に慣れてもらって、タイミングを見て歯科衛生士がユニットに誘導していきます。

小さなお子さんを持つ方にアドバイスをお願いします。

私は定期的な歯科医院でのメンテナンスが、お子さんの未来を大きく変えると信じています。ですから親御さんには、とにかくお子さんを歯科医院に連れて来ていただきたいですね。「子どもが泣くと迷惑をかけるから」と来院をためらう方もおられるかもしれませんが、歯科医院が怖くて子どもが泣いたり、暴れたりするのは当たり前のことです。連れて来ていただければ、私たちが歯科医療のプロフェッショナルとして対応いたしますので、ご家族ぐるみで気兼ねなくお越しください。

キッズスペースなど、家族で通院しやすい環境を整備

専門家の立場から、最近気になっていることはありますか？

最近、歯の破折が増えているように感じています。それもスポーツ外傷など事故によるものではなく、歯ぎしりや食いしばりが原因で歯に過度な力が加わり、割れてしまうケースが多いと思います。歯ぎしり・食いしばりは「癖」の一種で、ストレスが原因になることが多いとされています。新型コロナウイルス感染症の影響で生活が変わり、ストレスを感じる人が増えたのかもしれませんね。当院では、歯にかかる負担を軽減する歯ぎしり用のマウスピースの作製のほか、歯ぎしり・食いしばりを改善するための生活指導も行っています。歯ぎしり・食いしばりは自分では気づきにくいのですが、ご家族から指摘されたり、歯がすり減ったりしている場合は、ぜひご相談ください。

診療でお忙しいと思いますが、どのようにリフレッシュされていますか？

釣りとバイクが趣味で、釣りに関しては休みのたびに出かけています。バイクは乗ることよりも、組み立てるほうが好きなんです。老朽化や故障して動かなくなったバイクを買ってきて分解して、空いている時間に部品を一つ一つ磨き上げて組み立て直していきます。ボロボロだったバイクを修復し終えた時は達成感がありますし、物作りの楽しさも味わえますよ。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

ホワイトニングを希望される患者さんが増えていますが、中には「白くなりすぎるのは嫌だ」とおっしゃる方もおられます。当院では、ホワイトニングの前にクリーニングをお勧めしています。クリーニングで歯の表面の着色汚れや歯石を除去することで、本来の歯の色に近づけることをめざしますが、「もっと白くしたい」という場合には、ホワイトニングにも対応可能です。地域の皆さんのニーズに応える診療を提供していきたいと思っており、通常の歯科治療はもちろん、セラミック治療やホワイトニングといった審美的な面でも皆さんをサポートいたします。お口に関する悩みは、小さなことでも気軽にご相談ください。