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松村 泰宏 院長の独自取材記事

王子公園まつむら皮フ科

(神戸市灘区/王子公園駅)

最終更新日:2022/08/10

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阪急神戸本線の王子公園駅から東へ少し歩くと、人通りでにぎわう水道筋商店街が見えてくる。その水道筋沿いで開業した「王子公園まつむら皮フ科」の松村泰宏院長は、「ここで地域に密着した診療をしたいのです」と優しい笑顔で語るドクターだ。大阪市内の地域基幹病院で診療に携わってきた院長は、日本皮膚科学会皮膚科専門医。乳幼児から高齢者まで幅広い世代の皮膚疾患をはじめ、外科手術や難病治療にも詳しい。さらに美容皮膚科にも対応しており、先進の診療機器を積極的に導入。「保険診療にきちんと取り組み、その上で患者さんが望む自費診療、美容医療も提供したい」と考え、信頼と安心のある皮膚科診療と、患者に寄り添う姿勢を大事にする。親しみやすさと高水準の治療を兼ね備えた「町の皮膚科」をめざす院長に、診療内容や今の思いを聞いた。

(取材日2022年7月25日)

地域に密着した皮膚科診療を、この町で

最初に、ご開業までの経緯をお聞かせください。

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私の父も皮膚科の医師で、かつて大阪府内で開業していました。父は私が大学生の頃に病気で亡くなっていますが、父が患者さんと向き合う背中を見てきたこともあり、「いずれは自分も地域に密着した診療をしたい」と思っていたのです。また、阪神間で暮らしている親族から環境の良さを聞いていましたので、「開業するなら阪神間で」との憧れもありました。大学を卒業した後は大阪市内の複数の病院で診療経験を積み、「そろそろ」と開業を決意して場所を探していた時に、この水道筋を紹介されました。来てみたところ、今どき珍しい活気のある商店街に、人のぬくもりが伝わってくるような下町の雰囲気があり、とても心を動かされたんです。そこでこの場所での開業を決意し、2022年2月に開業しました。

優しい表情のパンダがシンボルマークになっていますね。

「王子動物園だからジャイアントパンダ?」と言われることが多いんですが、実は父が開業していた皮膚科のマークがパンダだったんです。いつか開業するときには、父と同じパンダのマークにしたいと思っていたので、その点でもこの場所にはご縁を感じましたね。それから、赤ちゃんからご年配の方まで安心して入れるやわらかい雰囲気にしたかったので、マークや院内には淡いピンク色を使って、落ち着いて過ごせる空間をめざしました。一方で、美容皮膚科には専用の独立した待合室と処置室を設けて木目調でシックな内装に。心身ともに少しでも上質さを感じられる時間になればと願っています。当院は2階にありますがエレベーターがあり、院内は奥まで車いすで進めるようにレイアウトしています。受診しやすさという点では、日曜日も当番医制で診療を行っていますし、女性医師が担当する時間帯もありますので、ニーズに合わせて受診していただけると思います。

診療の方針をお聞かせください。

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当院では、どのような症状でもまずは保険診療で治療ができないか検討します。このため、美容皮膚科的なお悩みのご相談でも最初は通常の診察を行い、保険診療で治療できそうであれば最初はそちらをお勧めします。その上で、さらにご希望があったり必要性が判断できれば、自由診療へ進むという流れをとっています。今は自由診療を中心とした美容皮膚科が増えていて、皮膚科以外の医師が診療を行う場合もあり、医療的な対応が十分でないこともあるのではと考えています。審美的なお悩みでも、皮膚の状態を見極めたり、副作用や肌トラブルへ的確な対応を行うことは不可欠で、それが治療の質や医療への信頼につながると捉えています。私は日本皮膚科学会の皮膚科専門医でもあります。皮膚科の医師として当たり前のことですが、患者さんの症状やケアには最初から最後まで責任をもって向き合い、信頼関係の中で診療を行いたいと考えています。

保険診療から自費診療まで、老若男女幅広く寄り添う

大人の一般皮膚科ではどのような治療を行っていますか。

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若い世代ではニキビやアトピー性皮膚炎、アレルギー性の皮膚疾患、脱毛症での受診が多いです。30代を過ぎると脂漏性湿疹や水虫、家事やお仕事での手荒れややけど、そしてしみのご相談も増えます。さらにご年配の方では爪やできものの治療も。日常的な皮膚のトラブルには、幅広く対応しています。皮膚の外科的な治療にも力を入れており、粉瘤や色素性母斑(ほくろ)の日帰り手術、褥瘡のケア、皮膚腫瘍が疑われる場合には生検も院内で実施できます。治療機器では、手のひらや足の裏の多汗症に対して水道水イオントフォレーシスという治療法を導入しています。ガイドラインでも推奨された保険適用のある治療ですが、専用の機器を持つ医療機関が非常に少ないのです。多汗症でお困りの方は潜在的にも多く、少しでも力になりたいと思っています。他に、尋常性乾癬、白斑や円形脱毛症などで役立つエキシマライト型紫外線治療器も導入しています。

美容皮膚科の診療内容を教えてください。

しみ・くすみのケア、ほくろやイボの除去術、医療脱毛、ニキビ痕のケアのほか、男性型脱毛(AGA)の治療なども行っています。処置にはQスイッチルビーレーザーや炭酸ガスレーザーを中心に使用しており、効果を追求しつつ安全性も重視して機器を選んでいます。また当院の炭酸ガスレーザーにはフラクショナルリサーフェシングという機能があり、クレーター状に残ったニキビ痕のケアに効果が期待できます。他に、内服薬での治療や看護師による化粧品の相談なども行っています。当院では自費診療の費用を明示していますが、保険診療でできる治療があれば最初はそちらをお勧めしますので、「思っていたより費用が抑えられそうでよかった」と患者さんからも喜んでいただけるのではないかと思っています。最近は、ピアスを開けたいという学生さんからのご相談も多く受けており、幅広い年齢層のお悩みに対応しています。

お子さんが受診しやすい工夫もあるそうですね。

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子どもの肌は繊細で、特有の皮膚疾患があります。赤ちゃんでしたら乳児湿疹やあせもで受診されていますし、少し大きくなるとアトピー性皮膚炎、そしてとびひなどのご相談も増えてきます。ただ、小さなお子さんにとって、医師と向き合うのはそれだけで嫌なことですよね。そこで診察室に子どもサイズの小さな椅子を用意して、お子さんにはそこへ座ってもらって私は目線の高さをを合わせて話をするようにしています。もともと子どもが好きなので、「怖くないよ、大丈夫だよ」との思いを精一杯込めています(笑)。またカプセルトイも用意して、なるべく受診が楽しい時間になるように工夫しています。

信頼関係を築き、患者と喜びを分かち合う

先生が患者と向き合う際に大事にしていることをお聞かせください。

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シンプルなことですが、大人でもお子さんでも、患者さんと目線を合わせ、膝を突き合わせて話をすること。また症状に対する患者さんの感じ方やつらさは人それぞれですので、患者さんの思いに共感しながらお話を聞く、寄り添う気持ちを大事にしています。ただ、患者さんとの距離を詰めて親しくするということと、なれなれしくすることは違います。例えばご年配の患者さんだからといって「おじいちゃん、おばあちゃん」と声をかけるようなことはしたくないのです。こちらの表情や言葉遣いにも気を配り、患者さんの尊厳を守りながら丁寧に対応できるよう、スタッフとともに心がけています。

開業されて、やりがいを感じることは?

病院よりもさらに密に患者さんと関われること。地域の皆さんは想像していたとおり温かい方ばかりです。そんな皆さんが笑顔で帰っていかれる姿を見送るのは、やはり私にとっても大きな喜びです。皮膚科を志したのは、研修医時代に患者さんの縫合を担当し、治療後の仕上がりに喜んでいただけた経験が決め手になっています。目に見えて変化がわかるのは皮膚科の魅力だと思うので、その喜びを地域の患者さんと分かち合えることは大きな力になっていますね。

最後に、地域の皆さんへメッセージをお願いします。

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お肌のトラブルは日々目につきますし、生活に支障が出ることも多いです。実際、日曜日に来られる患者さんは緊急性のある症状にお困りの方も多いんですよ。また、症状によっては、早く治療を始めればそれだけ早く改善が見込めることもあります。また、皮膚科ではお肌だけでなく、毛や爪の症状やお悩みにも対応していますし、最近では、年齢を問わず男性からのお肌のご相談も増えています。どのような症状でも見た目のお悩みでも、どうか気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

自費診療初診料/2200円、しみのケア/1万6500円~、毛穴・ニキビ痕ケア/5500円~、ほくろの除去術/1万1000円~、イボの除去術/1万1000円~、男性型脱毛(AGA)の治療/5500円~、内服薬での治療/1100円~、脱毛/両脇:3300円(1回)両ひざ下:1万1000円(1回)VIO:1万5400円(1回)※他メニューもご用意しています。

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