1日で完了するセラミック治療
メンテナンスで良い状態を保つ
池尻大橋てるい歯科
(世田谷区/池尻大橋駅)
最終更新日:2025/04/04


- 自由診療
虫歯治療の際、補綴物の材料として使われるセラミックは金属アレルギーの心配もない。表面が滑らかで細菌や汚れが付着しにくく、高い審美性がめざせるのも特徴だ。「池尻大橋てるい歯科」の照井優一先生によると、セラミックにはいくつか種類があり、それぞれに硬さや収縮率、作業工程や完成までの日数が異なるため、患者に合った適切なものを選ぶことが大切だという。歯科保存学講座歯科理工学部門出身で、セラミックを専門に研究を行ってきたという照井院長。専門的な視点で材料を選び、適切な処置を心がけている。またセラミック以外の材料や治療器具にもこだわり、保険診療・自費診療のどちらに対しても全力を尽くす。今回は照井院長に、同院ならではのセラミック治療の特徴や、治療後のポイントについて話を聞いた。
(取材日2022年11月9日)
目次
汚れがつきにくく、高い審美性をめざせるセラミック。材料・治療法の選択と、その後のメンテナンスが大切
- Qこちらで受けられるセラミック治療の特徴を教えてください。
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A
▲CAD/CAMシステムを導入し精密な治療を提供
当院ではCAD/CAMシステムを用いた治療を導入しています。虫歯治療などで詰め物・かぶせ物を作る際、プログラム上で歯の修復物を設計・作製できるシステムです。従来のセラミック治療は複数回の通院が必要でした。ですがこの方法ならば一度の来院で治療が完了することがめざせます。口腔内スキャナーを用いて型採りを行うので、患者さんの不快感も最小限に抑えられます。また補綴物の完成までに時間が空くと、患部の汚染が進んでしまうことも懸念されます。当院で採用している治療システムならば当日中に治療が終わるようにしていますので、汚染のリスクを最小限に抑えます。
- Q材質にもこだわっているそうですね。
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A
▲専門性を生かしセラミックの種類も豊富に用意
セラミックにはいくつかの種類があり、患者さんに合ったものを選ばないとトラブルにつながりかねません。当院では程良い硬さで天然の歯に近い「長石系」と呼ばれる材料を主に使っています。色調が幅広いのも特徴です。また大きなかぶせ物や力のかかる部分にはガラス系と呼ばれる強度の高いものを選ぶこともあります。その他にも選択肢があるのですが、硬さや収縮率、作業工程や完成までの日数など、多角的に判断しなくてはなりません。私は歯科保存学講座歯科理工学部門出身でセラミックの研究をしてきました。その知識と経験を生かし、それぞれの特性を考えながら適切なものを提案しています。
- Q治療後に心がけるべきことはありますか?
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A
▲治療後のメンテナンスが最も重要であると話す照井院長
どんなに良い治療を行っても、その後の環境が劣悪ならばセラミックは長持ちしません。治療後は定期的なメンテナンスで、口腔内を良い状態に保ちましょう。当院のメンテナンスは歯科衛生士が専用の機器を用いて歯のクリーニングを行います。その中には、人工甘味料の粒子を用いてバイオフィルムやプラークを取り除くパウダークリーニングも含まれます。セラミックの機能を長く保つためには、正しいメンテナンスが不可欠です。適切な前処理と治療、その後のプロによるメンテナンス。この両輪があって口腔内の状態が保たれるのです。
- Qその他、メンテナンスに通うメリットがあれば教えてください。
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A
▲定期的に通うことで早期発見・早期治療にもつながる
口腔内の異常に早めに気づけることが大きなメリットですね。セラミックも天然の歯と同じく、欠けたりひび割れたりすることがあります。患者さんご自身で気づくことは難しいかもしれませんが、歯科医師が診れば一目瞭然です。早い段階ならば修復方法も複数ご提案できます。メンテナンスでは口腔内全体を診ますから、セラミック以外の他の歯や歯茎も同様です。虫歯や歯周病も早期発見・早期治療が大切。歯周病は、心臓病や糖尿病など全身の病気とも関係しています。定期的に歯科のメンテナンスを受けることが、全身の健康管理にもつながるということですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミック治療/8万8000円~