年齢や近視度合い、めざす生活スタイル
自分に合う近視矯正治療を
沖田眼科
(宮崎市/宮崎駅)
最終更新日:2023/03/31


- 自由診療
眼鏡やコンタクトレンズなしで過ごすことができれば楽な上に、それらがなくては生活できない人にとっては不安が解消され、快適に生活ができるといえるだろう。レーシックや、眼内コンタクトレンズ、就寝時に特殊なコンタクトレンズを着けるオルソケラトロジーなど、近視矯正治療には複数の選択肢があるが、それぞれどのような違いがあるのだろうか。今回はオルソケラトロジーと眼内コンタクトレンズの特徴について、近視矯正治療に力を入れている「沖田眼科」の沖田和久院長に話を聞いた。
(取材日2022年12月28日)
目次
近視矯正治療のメリット・デメリット。それぞれの向いている例と向いていない例を解説
- Q屈折矯正をするためのアプローチ方法について教えてください。
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A
▲近視にならないために幼少時からの習慣が大事という沖田院長
当院で行っているアプローチは主に2つあります。オルソケラトロジーと、虹彩と水晶体の間にレンズを入れる眼内コンタクトレンズです。近視は眼軸長が長くなることで起こり、強度近視では、網膜剥離、黄斑変性、緑内障といった合併症のリスクが高くなります。子どもの頃に毎日2時間ほど屋外での活動時間を作るといった過ごし方をすることで、近視の進行抑制が期待できると考えられています。将来、強度近視になるリスクを減らすためにも子ども時代の過ごし方はとても大切です。
- Qオルソケラトロジーとはどのような方法ですか。
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A
▲治療前は検査室で視能訓練士が精密な検査を行う
オルソケラトロジーは、睡眠時に特殊デザインのコンタクトレンズを装着し、角膜の形状を変化させて矯正する治療のことをいいます。日中は裸眼でも良好な視界で過ごせると期待できる治療法で、近年は近視の進行抑制への可能性に関する研究が国内外で積極的に行われています。小学生でも保護者のもと、治療をすることが可能です。最低6時間の睡眠時間を確保する必要がある点、重症のドライアイの方には向かないという点には注意が必要です。そして、重篤な合併症に感染症があるため、定期的なレンズケアを怠らず続けていくことがとても大事になります。
- Q眼内コンタクトレンズの特徴を教えてください。
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A
▲手術後はリカバリールームでスタッフがケア
直接、眼内にレンズを挿入して近視を矯正する治療です。コンタクトレンズや眼鏡をつけたくない方に向いています。日々のお手入れやメンテナンスが不要といった点に加え、コンタクトレンズや眼鏡なしでも激しいスポーツが可能ですし、災害時にコンタクト装用の心配がないという点もメリットと言えます。近視の戻りが少ないことが期待でき、ドライアイの原因になりにくいともいわれています。一方で、光を少しまぶしく感じる方もいます。
- Q眼内コンタクトレンズの手術について教えてください。
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A
▲先進的かつ高度な機器を備えた手術室。多様な症例に対応している
患者さんが望む度数になるよう適したレンズを選択します。以前はレンズのサイズ選択に心配がありましたが、現在は前眼部OCTで検査を行うため安心して選ぶことができます。正確な検査が重要になりますのでコンタクトレンズをつけている方は2週間ほど外していただく必要があります。レーシック治療と異なり角膜を削らずに行う手術で、万が一の時はレンズを取り出すことが可能です。将来的に白内障用のレンズに入れ替えることも可能です。強度近視の方も手術適応ですが、近視が安定している21歳以上の方に限られます。また、前房に2.8mm以上の深さがある方でないと手術はできません。
- Q沖田眼科で行う近視矯正治療の強みを教えてください。
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A
▲いつまでも快適な視界で生活してほしいと願う沖田院長
どの治療法にもメリット・デメリットがあります。当院では、診療の際には患者さんが納得できる説明を丁寧に行い、患者さんの生活スタイルや希望に合わせて選べるよう治療の選択肢があります。視力の調整は、ただ見えれば良いといいわけではなく、過矯正にならないことが大事です。年齢を重ねると、見えすぎることで疲れてしまう場合もあります。当院に在籍する視能訓練士が患者さん一人ひとりの「最適な見え方」をめざし、調整しています。また眼内コンタクトレンズ適用の場合、当院では装着する度数の選定の精度をあげるため、日を分けて2回検査します。
自由診療費用の目安
自由診療とはオルソケラトロジー/レンズ代、治療開始3ヵ月目までの検査費用込み 16万円、眼内コンタクトレンズ/60万~80万円