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川邉 紀章 院長の独自取材記事

かわなべ矯正歯科クリニック

(鹿児島市/天文館通駅)

最終更新日:2022/02/15

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鹿児島市の中心街・天文館に2021年11月に開業した「かわなべ矯正歯科クリニック」。院長の川邉紀章先生は、岡山大学病院矯正歯科や同大学大学院歯科矯正分野に長年在籍し、講師や准教授として研究や難症例の臨床、若手の指導にあたってきた矯正歯科のエキスパートだ。安全性に配慮しながら質の高い歯科医療を達成するため、歯科用CTや滅菌器など設備投資は惜しむことなく導入していて「現状に甘んじず常に学び、先進の技術と知識を導入していきます」と語る。敬天愛人の精神のもと「生活の質を向上させ、患者さんが幸せになる矯正治療」をめざし尽力している。インタビューでは、川邉院長のこれまでのキャリアや同院の診療方針、矯正の特徴をはじめ、津軽三味線を嗜むプライベートな一面まで幅広く語ってもらった。

(取材日2022年1月18日)

豊富な実績を持つ矯正歯科のエキスパート

ご経歴と開業に至るまでの経緯を教えてください。

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小学生の頃、クラスに矯正をしている同級生がいたのですが、その子の歯並びの変化に驚き、歯科医師に興味を持つようになりました。手先も器用なほうでしたし、幼心に「やってみたい」と思ったのでしょう。福岡の九州歯科大学に進み、大学院まで10年間北九州市にいました。大学院修了後は、さらに矯正の分野を深く学ぶため、アメリカに2年留学。帰国後は岡山大学病院に受け入れてもらい、助手、講師として勤務したのち、同大学院に転籍し准教授などを歴任し、気がつけば16年ほど基礎研究や難症例の臨床に没頭していました。後進の指導にもあたっていましたが、大きな組織だとどうしても、診療方針や設備の導入に関して自分の思うようにできない側面もありました。自分の裁量で自由にやりたいと開業を決意し、地元である鹿児島に「かわなべ矯正歯科」を開院しました。

海外留学や大学勤務で専門的な経験を積んでこられたのですね。

ピッツバーグ大学およびコネチカット大学では、骨代謝の研究をしていました。矯正治療で歯に力が加えられると、その刺激によって歯を支える骨の形が変化し、歯の移動が起こります。このメカニズムを理解することで、矯正治療を行うときも、患者さんの体の中で何が起こっているのかを正確に把握できます。岡山大学に勤務していた頃は、再生医療に用いるヒト永久歯および乳歯由来の幹細胞、神経が顎顔面の形態形成に与える影響、睡眠時無呼吸症候群の発症リスクというテーマで研究に取り組んできました。多くの共同研究者とともに研究に携わり、研究成果を論文で発表するなどやり甲斐のある日々でした。矯正歯科は、歯だけではなく顔全体の骨の成長や体のゆがみ、呼吸などとの関連性が高い分野です。従って、人体の構造や機能を理解することが適切な治療につながるものだと考えています。

患者さんの層についてお聞かせください。

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小さなお子さんから高齢の方まで幅広い年代の方から相談を受けてきました。見た目に関わることでもあるからか、男性よりも女性が多いですね。矯正治療の目的には、患者さんの要望で多い見た目のきれいさはもちろん、噛み合わせや顎の運動を自然にするという機能的な改善も含まれます。一人ひとりの患者さんに対してオーダーメイドの治療を行う必要があります。今は、従来のワイヤー矯正より比較的手のかからないマウスピース型装置を使った矯正法を行う一般歯科も増えてきていて、そのような一般歯科から難しい症例の患者さんを紹介されることもあります。これまで難症例を数多く診てきた経験を生かし、他院では断られてしまうような難しいケースでも、自分の力の及ぶ限り受け入れていきたいです。

生活の質を向上し、幸せになる矯正を

理念や診療方針をお聞かせください。

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「敬天愛人」の精神で、患者さんはもちろん、スタッフ、当院に関係するすべての人が幸せになるような歯科医院をめざしています。患者さんは、見た目の問題、あるいはうまく噛めないなど機能に関する悩みから矯正を希望されます。矯正は生死に直結しませんが、生活の質の向上に大きく関わる分野です。特に口元は見た目の印象を左右しますから、矯正を受けることで自分に自信がつくなど精神面の影響があることも大きなポイントです。また、歯並びを治すことでものをしっかり噛めるようにし、顎の成長を促すこともできます。ただ、一般の歯科治療と比べ、費用も時間もかかりますから、矯正を受けたことによって余計に悪くしてしまったりすることのないよう、安全性と正確さを何よりも重視しています。

安全性を守るために、特に力を入れていることは?

当然ながら、衛生面は特に配慮しています。患者さんからは見えないスタッフゾーンもきれいに保ち、こまめな消毒を心がけるのはもちろん、感染症対策も徹底しています。例えば、世界基準の規格であるクラスBをクリアした滅菌機を使用し、器具類は患者さんごとにすべて滅菌・消毒し、コップやトレーは紙製にするなどできる限り使い捨てにしています。診療環境を整えることが、より良い歯科医療を提供することにつながると考え「自分が受けたいと思える安全な歯列矯正」の実践を試みています。また、治療後も責任を持って患者さんを診続けていきます。

カウンセリングで重視していることは?

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一番は患者さん本人がどこを気にしていて、どうなりたいと思っているかということに重きをおいています。ただし患者さんの希望とこちらの見立てが一致しないことも珍しくありませんから、カウンセリングではそのすり合わせも大切です。例えば、顎の骨がずれていて、手術しなければ治せないけれど、手術をせずに治したいと希望した場合、現実として歯科医療の中でどこまでできるのかを初めの段階でしっかりとご説明します。また、矯正を受け歯を動かすことで歯根が変形したり、短くなったりするリスクもお話しします。できる限りの方法を考えますが、医療にも限界はありますから、できないことはありのまま正直にお伝えするようにして、納得していただいた上で矯正に取りかかるようにしています。

先進の医療を導入し、高水準の歯科医療を提供

治療の特徴を教えてください。

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矯正治療を成功させるためには、精密な検査とその方に合った矯正計画が重要です。当院では、採取した歯型、エックス線写真の撮影、歯科用CTによる3D撮影などをもとに、歯や骨の状態を精密に把握し計画を立てます。低被ばくで検査ができる先進の装置で、安全性にも配慮しています。装置は、白い目立ちにくいワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正を採用していて、最近は、マウスピース型装置による矯正を希望する患者さんが増えてきています。透明で目立ちにくい、かつ自分で取り外しできて掃除しやすく痛みが少ないなどメリットが多く、現在力を入れている矯正法です。ただ、ワイヤーと比べて矯正期間が長く、難しいケースでは対応できないこともあります。一方、ワイヤー矯正は簡単な症例から難しい症例まで幅広く対応できます。ただ虫歯の心配があり、矯正中に虫歯になった場合は、一度装置を外して虫歯治療を優先します。

趣味やプライベートについて教えてください。

アメリカに留学した時に自国の文化に対する考えが変わり、帰国後に書道と津軽三味線を始めました。外国では、外国のまね事をしても興味を持たれないんですよ。それより自国の文化を知っている人が認められますね。海外に出て、日本文化の魅力に気づきましたし、深く理解したいです。開業して慌ただしかったので最近はしていないのですが、書道は7段です。落ち着いたら再開して、師範をめざしたいですね。津軽三味線は、教室の定期演奏会や、岡山と香川で3年ごとに開かれる国際芸術祭でも演奏したことがあるんですよ。日本文化にふれると気持ちが引き締まります。

今後の展望をお聞かせください。

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これまでの経験を生かし、他院では断られてしまうような難しい症例もできる限り応えていきたいです。設備が整い次第、手術にも対応していく予定です。いずれは矯正に用いるマウスピース型装置を院内で作製できるようにしたいとも考えています。今は外注ですが、院内で作製できれば、費用や時間、手間などのコスト削減ができ、患者さんにとって今よりもっと身近なものになると思うんです。自分が受けたいと思えるような矯正を提供し、地域の歯科の先生から頼られるくらいの歯科医院に成長することをめざしています。そのために現状に甘んじることなく常に学び、先進の技術と知識を取り入れていきます。悩んでいること、困っていることがあれば、全力で対応していきますので気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正(ラビアル)/77万円、マウスピース型装置を用いた矯正/77〜88万円、ワイヤー矯正(ハーフリンガル)/88万円、ワイヤー矯正(フルリンガル)/99万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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