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村上 文祥 院長の独自取材記事

川崎駅ふみレディースクリニック

(川崎市川崎区/川崎駅)

最終更新日:2022/03/10

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川崎駅と京急川崎からいずれも歩いて1分ほど、飲食店などが並ぶにぎやかな駅前通りのクリニックビル2階に「川崎駅ふみレディースクリニック」はある。婦人科腫瘍を専門に、数多くの診断・手術を手がけてきた村上文祥院長が、2022年2月1日に開院するレディースクリニックだ。コルポスコープを備え、子宮頸がんの精密検査に力を入れる同院。「婦人科系のがんは治療に加えて予防が可能ながんです。早めにご相談ください」と村上院長が話すとおり、小さな病変も見逃さず早期発見し、早期治療につなげることをめざす。幅広く患者を迎えるため、平日の診療は夜8時まで、土曜、日曜も診療している。豊富な経験を生かした医療で女性たちのライフサイクルに寄り添う同院のめざす医療について、詳しく話を聞いた。

(取材日2022年1月24日)

女性腫瘍での臨床経験から子宮頸がんの二次検診に注力

まずは簡単なご経歴と開業に至られた経緯を教えてください。

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医学部を卒業後、婦人科にて主に子宮がん、卵巣がんの切除術や抗がん剤治療、子宮筋腫や卵巣嚢腫といった良性腫瘍の治療など、女性腫瘍を専門に臨床に携わってきました。多くの手術を担当する慌ただしい毎日の中でも、患者さんやご家族との対話を大切にし、安心と納得をご提供できるように心がけてきました。当時から「いずれは自分のクリニックを」という思いを抱えており、今回ようやく機会を得て開業に至ったという形です。

数多くの手術を担当していらしたのですね。

はい。これまで多くの手術を執刀してきた経験も生かし、婦人科腫瘍の専門家の立場から適切な診断と治療を提供したいと考えています。数あるがんの中でも、子宮がんや卵巣がんといった婦人科系のがんは、早期発見による治療に加えて、予防が可能ながんです。特に、ワクチンも存在する子宮頸がんは、一次検診だけでなく二次検診にも力を入れていきます。当院の診療を通して子宮頸がんの撲滅をめざしていきたいですね。

二次検診とは、通常の検診で異変を指摘された方の精密検査でしょうか。

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そのとおりです。まずは検診を受けていただき、指摘を受けた場合には必ず受診をしていただきたいのです。二次検診には一次検診との細胞診に加え、精密に調べることができる組織診があります。当院ではコルポスコープと呼ばれる拡大鏡を導入しており、コルポスコープ下の組織診が可能です。クリニックレベルではまだ導入が多くないコルポスコピー検査は、経験豊富な医師が行えば患者さんの負担を抑えながら、見逃さず病変を見つけることが期待できます。

通いやすい体制で、相談できる婦人科のかかりつけ医に

早期に発見することで、治療にもメリットがあるのでしょうか。

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子宮頸がんはがんに移行する前の頸部異形成の段階で発見できれば、経過を観察しながら必要に応じて良いタイミングで手術介入することが可能です。また、欧米ではすでにスタンダートとなったHPVワクチンという予防方法もあります。国内ではこれまで残念ながら接種が進んでこなかったHPVワクチンですが、2021年に積極的勧奨の再開が決定され、今後接種が進むことが期待されます。現在、若い世代に急増している子宮頸がんですが、ワクチンによる予防や早期介入により、撲滅をめざすことができる病気なのです。

子宮体がんや卵巣がんについてはどうでしょうか。

20代、30代と若い世代で増えている子宮頸がんに対し、子宮体がんは50代から60代の女性に多いがんです。こちらも早期発見により、治癒が望めます。子宮内膜増殖症からがんへ移行する前に見つけることが重要です。生理不順や閉経前後の不正出血などがあれば、早めに婦人科を受診していただきたいと思います。卵巣がんは婦人科がんの中では最も早期発見が難しいがんで、卵巣腫瘍など良性の腫瘍が見つかった場合には、定期的にフォローアップを受けて悪性病変を見逃さないことが大切になります。また、低容量ピルの服用は卵巣がんのリスク軽減にもつながります。家族に卵巣がんや乳がんの罹患者がいるなどリスクの高い可能性がある方は、ぜひ検討してみてください。

婦人科に相談しやすいかかりつけを持つことが大切ですね。

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そうなのです。婦人科疾患は予防や治療の方法があるにも関わらず、そもそもの受診ハードルが高く、早期発見に至らないケースが多いことも指摘されています。1年に一度の検診などをきっかけに、まずは日頃から気がかりを相談できるかかりつけ医を持っておくことが大切です。「婦人科は抵抗がある」「婦人科は女性医師に診てほしい」といった声もある中で、経験を生かした医療と優しい雰囲気で多くの方にご信頼いただいてきたという自負もあります。当院は平日の診療日は夜8時まで、土日も診療するなど、忙しい方も受診しやすい体制を整えてお待ちしています。

クリニックでも手術に対応可能でしょうか。

子宮頸管ポリープ切除や尖形コンジローマ切除、バルトリン腺の手術など日帰りでできる手術は対応可能です。今後、子宮頸部円錐切除術、レーザー蒸散術などの手術も行えるよう準備を進めています。また、週に一度は連携病院での腹腔鏡手術も対応しています。当院を受診され、手術が必要と診断された方で、希望される方には私自身が病院での執刀を担当することもできます。

患者の「治したい」の思いを支える医療を提供

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか。

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なるべくゆっくりとお話を聞いて安心していただき、診断やアドバイスをわかりやすくお伝えして納得していただくことです。また、患者さんのペースに合わせ、患者さん主体の来やすく居心地良い場所にするということには、スタッフ一同で取り組んでいます。これまで母娘や姉妹で受診していただくケースも多く、家族に勧めたい医療を提供できてきたことをうれしく感じています。受診ハードルの高い婦人科を受診された患者さんは、皆さん何か悩みや不安を抱え、高いハードルを超えて勇気を持って受診されています。そのことを念頭に、寄り添う診療を心がけています。

医師を、中でも婦人科の医師を志されたきっかけは?

父が開業医で、物心ついた頃からなんとなく当たり前に医師をめざしてきました。婦人科を専門に選んだのは、がん治療への興味から。婦人科のがんは特に若い世代に多く、手術にも積極的な方が多いのです。また、抗がん剤の効果も期待しやすいなど、治療のやりがいも大きいと感じました。「治したい」という強い思いを持つ患者さんの力になりたいという思いから、婦人科の道を選びました。

今後、どのようなクリニックにしていきたいですか。

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多くの手術を手がけてきた経験から、症状から判断できることが多いと自負しています。手術の要、不要の見極めに加え、手術となった際の難易度や予後、将来を見据えた治療の選択肢についてなど、幅広くお話しさせていただくことができます。症状についての診断や気がかりがある際のご相談はもちろん、手術後やがん治療中のチェック、セカンドオピニオンなどでも気軽に頼っていただけるクリニックでありたいと思っています。

読者に向けて一言メッセージをお願いします。

婦人科受診を必要とされる方は比較的年齢層が若く、お仕事や家事、育児に忙しい世代の方もいらっしゃると思います。婦人科への抵抗感に加え、「忙しくてつい後まわしに」「検診で指摘されたが家族を優先してしまった」などの理由で受診が遅れてしまう方も少なくありません。当院ではそうした方を一人でも減らすため、気軽に相談できる婦人科クリニックをめざしています。まずは一度ご相談ください。

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