福江 光倫 院長、山口 純輝 副院長の独自取材記事
一之江ファミリークリニック
(江戸川区/一之江駅)
最終更新日:2024/11/05

都営新宿線一之江駅からすぐという好立地に2022年1月に開業した「一之江ファミリークリニック」。エントランスに入ると木目を生かした温かい空間が迎えてくれる。院長の福江光倫先生は、10年以上にわたり総合病院などで総合内科の分野の診療と同時に、心臓カテーテル治療などの心疾患に関する専門的知識も積み重ねてきた。同クリニックではそうした経験を生かして幅広く診療している。2023年4月からは、糖尿病内科を専門とする山口純輝先生が副院長として加わり医療体制が拡充した。大学の先輩・後輩で、地域に医療貢献したいという共通の志のもと協力しながら日々診療にあたっている。何げない会話からも深く信頼し合っている様子が垣間見える、福江院長と山口副院長に話を聞いた。
(取材日2023年4月5日/情報更新日2024年10月30日)
糖尿病を専門とする医師が加わりダブル主治医の体制に
とても広々とした快適な院内ですね。

【福江院長】空間設計で一番こだわった点は「自分の家のようにリラックスして過ごしていただきたい」という点です。最初、クリニック名に「ホーム」という言葉を含めようと思ったくらいなんです。院内は木目を生かした造りにして、照明は温かみのある色を選び無機質な空間にならないよう工夫しました。並んでいる椅子はあえて自宅で使うダイニングチェアを選んでいます。階下のスーパーの帰りにも気軽に立ち寄れるよう、待合室には荷物を入れられるロッカーも用意しています。
どのような患者さんが多く来院しているのでしょうか。
【福江院長】これまで総合病院などで総合内科の分野の診療にあたる中で、風邪から生活習慣病まで幅広く診てきました。その経験を生かし、当院では一般内科、循環器内科、糖尿病内科などに幅広く対応しています。そのため多様な患者さんがいらっしゃいますが、特に中高年以上で生活習慣病を気になさっている方が多いですね。健康診断で気になる数値が出たから再検査をしたいという方も多くいらっしゃいます。地元の方だけでなく、ありがたいことに私が以前勤めていた病院で診ていた患者さんが足を運んでくださることも少なくありません。また、土曜日曜も診療・健康診断に対応していますので、平日は仕事で来院できない方も多く来られています。院内はバリアフリー設計になっていますので、車いすに乗っている高齢の方や障害のある方にも快適にご利用いただけると思います。
2023年4月からは新たに山口副院長が診療に加わったそうですね。

【福江院長】はい。糖尿病を専門とする山口純輝先生が副院長として診療に加わっています。月曜から水曜までは山口副院長、木曜から日曜まで私が診療、水曜の午前のみ私と山口副院長の二診制となっています。私は循環器内科を専門としていますが、循環器内科と糖尿病内科は切っても切れない密接な関係があります。糖尿病の人は循環器疾患を発症しやすいですし、逆に循環器疾患を持つ人は糖尿病を併発しているケースも多いのです。もともと地域のクリニックとして循環器内科と糖尿病内科を2本柱にしたいと考えていたこともあり、今回、山口先生にお声がけしました。それぞれの専門性を生かしつつ協力しながら地域のニーズに応えていきたいですね。
【山口副院長】福江院長と常に情報共有、連携しながらダブル主治医の体制が実現できたら、地域の患者さんにとってより安心できるのではないかと思います。
患者の意志や考え方を尊重した診療を実践
お二人は仲が良さそうですが、お互いにどのような印象をお持ちでしょうか。

【福江院長】山口副院長とは医師になりたての頃からの仲で、当時はよく飲みに行ったりしていました。今回、それぞれ医療経験を積んだ後に、こういう形でまた一緒に仕事ができるのはとてもうれしいですね。彼はどのような人からも好かれる人柄です。逆の言葉で言えば、彼自身嫌いな人や苦手と感じる人がいないのではないでしょうか。どのような人にも優しく接していますね。
【山口副院長】医師になりたての頃、最初の上司として指導してくれたのが福江院長でした。患者さんへの接し方や治療方針の組み立て方なども含めて憧れの先生でした。今回、声をかけていただいて、ぜひ一緒に診療していきたいと思いました。
診療の際、どのようなことを心がけていますか。
【福江院長】「患者ファースト」ですね。例えば、経済的な理由で、できるだけ治療費を抑えたい方もいらっしゃいます。そういう方に薬を処方するときは、金額のことも考えます。患者さんが治療内容や通院において、何を最優先しているのかをイメージした上で接するようにしています。あとは「ここに来るのが楽しみ」と言ってもらえるようなクリニックにできるよう心がけています。話をするのが楽しみで来院する患者さんもいると思うので、検査結果を伝えるだけでなく、世間話もするようにしています。また「絶対に怒らないこと」も大切にしています。病気で食事制限をしなければいけない患者さんが、楽しいイベントがあって、つい好きなものを食べ過ぎてしまうこともありますよね。そういうときは「駄目ですよ」と注意するのではなく、患者さんの気持ちをくみ取りながら、うまく健康管理をする方法を一緒に考えるようにしています。
山口副院長はいかがですか。

【山口副院長】患者さんが大事にしていることをよく聞いてあげたいと思っています。糖尿病をはじめとした生活習慣病は、まさに生活そのものと密着しています。特に食事が重要な要素で、その中で患者さんが好きなものは尊重してあげたいと考えています。あれも駄目、これも駄目、というのでは治療継続も難しいでしょう。検査結果をお話しするときも、通知表を渡すようにするのではなく「このような点を頑張っていますね」というように患者さんの努力を認めながらお話しして、患者さんの緊張を少しでも和らげるよう努めています。
かかりつけ医としてファミリーを支える存在でありたい
こちらでは健康診断にも注力されているそうですね。

【山口副院長】健康面で気になることがあっても、忙しくて健康診断を先延ばしにしてしまう人も少なくありません。そういった方々のためにも、平日だけでなく土日も対応しています。待ち時間も極力少なくできるよう気を配っていますし、もし待ち時間が発生しても、パソコンで仕事ができるスペースを用意したり、外出も可能にしたりして、待ち時間を有効活用できるよう工夫しています。検査結果は最短で当日にお見せできますし、気になる数値があればそのまま二次検査のような形で診療の対応も可能です。尿検査・血液検査・身長・体重・聴力検査・視力検査・心電図検査、エックス線検査が基本プランとなっており、オプションで骨密度検査や超音波検査、血管年齢検査などを組み入れることができます。さらに特定健診、企業健診などにも対応しています。
ところで、お二人のリフレッシュ法について教えてください。
【福江院長】最近は健康志向でランニングとサウナです。体力の低下を感じるようになり、それではいけないと思い、週に3回くらい、公園や川沿いを約5km程度ランニングしています。あとは、時々サウナに行っています。大汗をかくと、とてもリフレッシュできますね。
【山口副院長】福江院長、健康志向ですね。では私も健康志向にして(笑)、お休みの日は自転車でパン屋さん巡りをしています。おいしそうなパン屋さんや有名店を回って、あれこれ品評したり、冷凍保存して朝食に食べたりしています。中でもコロッケパンとクロワッサンが好きです。
最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

【福江院長】院名に「ファミリー」という言葉が含まれているように、働き盛りのビジネスマンと、そのご両親が一緒に通ってくれるようなクリニックになれればうれしいです。10年以上医師をやっていますので、長く付き合っている患者さんと「お互い年を取ったね」なんて笑い合うこともあるんです。そんなふうにかかりつけの内科として患者さんと長くお付き合いさせていただきたいと願っています。新型コロナウイルス感染症の疑いのある発熱患者さんの抗原検査も実施しております。他の患者さんとの隔離を徹底した上で実施しておりますので、何か心配な症状のある方は気軽に来院ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは健康診断1万円程度、骨粗しょう症検査/5000円程度、腹部エコー/8000円程度、心臓エコー/2万円程度、血管年齢検査/1500円程度