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宮崎 裕子 院長の独自取材記事

五反田みやざき内科クリニック

(品川区/五反田駅)

最終更新日:2022/08/10

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五反田駅東口より徒歩6分の好立地にある「五反田みやざき内科クリニック」は、2022年3月に開業。アースカラーを基調にした院内は、化学物質による過敏症を防ぐため漆喰の壁を採用。患者にとって居心地の良い空間づくりを第一に配慮した。院長の宮崎裕子先生は、総合病院やクリニックで内分泌や甲状腺、糖尿病をはじめ、さまざまな疾患を診断・治療してきた経験豊富な医師だ。「病気を診る前にその人を診る」を胸に、全人的な医療をめざす。また、各種の検査機器を導入し、心電図や凝固検査などの検査からその日のうちに診断し、内服薬を調整。明るく気さくな人柄から、15年以上にわたって慕われ、付き合いのある患者も多いという宮崎院長。地域のかかりつけ医としてどんなクリニックでありたいか、その想いを語ってもらった。

(取材日2022年7月21日)

生活の質を上げるとともに、何でも相談できる場所に

まずは、開業までの経緯を教えていただけますか。

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大学を卒業してから最初の頃は、ずっと総合病院や大学病院にいました。その後、公立病院に在籍しながら、いろいろなクリニックで外来を担当していたんですね。患者さんとのお付き合いも長くなりますから、お互い言葉にしなくても理解し合えるところがあったり、本音を言いやすかったり。そういった患者さんとのつながりにやりがいを感じていました。そして、自分の人生設計を考えた時に、今まで大きな病院で専門的な治療を学んできたので、それをクリニックという場所で提供して、QOL(生活の質)を上げるとともに、直接診療に関係ないことでも相談ができるような場所をつくりたいと思うようになったんです。ちょうどその頃、当院の向かいにあるNTT東日本関東病院の先生から「開業してはどうですか」というお話をいただきまして、五反田での開業に至りました。

院内をつくる際に一番こだわった点は何でしょうか?

一番は居心地が良いというところですね。最近、環境に対する過敏症の方が増えてきているので、院内の壁は漆喰にしたりして、できるだけ化学物質を使わないつくりにしています。待合室は患者さんが長く過ごす場所ですから、どんな方でもリラックスして過ごしていただけるように配慮しました。

設備面では、いろいろな検査器機を導入されていますね。

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患者さんとしては、その日のうちに検査の結果を知りたいというご希望がとても多いと思うんですね。検査結果の説明が遅くなればなるほど、最初に来ていただく初診の時から、診断がついて治療に入るまで時間がかかってしまいますから。当院では、ホルター心電図や血液分析装置など、先鋭の機器を導入しています。できるだけ即日に、ある程度の精査ができて、目処をつけて次の大きな検査や治療に結びつけられるように、スピーディーさを大事にしています。

予防を基軸に、糖尿病にならないようにするのが目標

力を入れている治療は何ですか?

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内分泌、甲状腺疾患や糖尿病をはじめとした、さまざまな内科疾患の診断、治療に携わってきました。これまでの経験を生かし、もちろん専門的な治療がたくさんできればそれが一番いいのですが、ただ、クリニックの立場からすると、いかに糖尿病を発症させないかということが大切だと考えているんです。糖尿病と診断される手前で、できるだけ元の状態に戻す、糖尿病にならないようにするのが最終的な目標ではありますね。やむを得ず糖尿病になってしまうケースは多いでしょうが、そういう方にはより機能的な治療を提案しています。また、定期健診を受けた場合は、結果の判定を見逃さないことが重要です。他院などで「健診を受けました」と報告をいただいた時でも、必ず結果の原本を持ってきていただき、必要に応じて「糖尿病かわからないという判定のうちに、糖尿病かどうか診断するための検査をして、ちゃんと元に戻しましょうね」とお伝えしています。

肥満でお悩みの方から相談を受けることも多いそうですね。

はい、特に働き盛りの40~50代の方から体重についてご相談を受けることが多いです。「健診で体重以外はひっかからないんだけど、やはり肥満は良くないですよね?」という質問を受けることもあります。確かにおっしゃるとおり、肥満の状態を長く放置すると血圧が高くなったり、糖尿病になったり、他の病気の原因になったりすることがあるので、適正体重にすることは大事です。ダイエットのご相談にも積極的に対応していますので、お悩みの方はご相談いただければと思います。

活躍しているスタッフについてお伺いします。

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看護師と管理栄養士、受付スタッフがいますが、知識をどんどんアップデートしていかないと、患者さんを十分にフォローできません。患者さんにより専門的な環境に身を置いていただくためにも、スタッフにはいろいろ勉強をして資格取得にも励み、当院に在籍したことで、経験という財産を1つでも多くつくってもらいたいと考えています。スタッフ同士、とても仲が良く、休みの日に皆でごはんを食べに行っているらしいですよ。誰かが休んだ時は他の人が積極的にカバーするなど、助け合いながら取り組んでくれていてたいへん助かっています。

「病気を診る前にその人を診る」を胸に

患者さんとの関わり合いや診療において、大切にしていることは何ですか?

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患者さんを長い目で診る、一人ひとりの人生を考えて診療することですね。例えば、血糖値が高い患者さんの数値が下がるなど改善の傾向が見られることは確かにうれしいですが、お薬や治療のスタイルがその方にとって苦痛だとしたら、あまり意味がないと思うんですよ。その方の人生にとって、利益になるのかというのはいつも考えていますね。人って、生きていると今の自分と5年後の自分は違っていて、悩みも人それぞれ変わっていき、最初は糖尿病が一番の悩みでも、5年後には他の症状の訴えが出てくることもあります。かかりつけ医として長くお付き合いをさせていただくことは、その方の人生の過程を見るということ。だから疾患を診るだけでなく、人生にも関わることができてとても面白いなと感じています。「病気を診る前にその人を診る」というスタンスを大切にしています。

患者さんと良い関係を築いていらっしゃいますね。

患者さんの中には、研修医の頃からずっと主治医をさせていただいている方が多くいます。私が病院を変わっても、そこに来てくださったりして、15年以上のお付き合いが続いているんですよ。あくまで病気を治療するのは、人生をより良くするためなんです。最後のゴールが良ければ、それでいいと思っています。ちょっと血糖値が高めでも最終的に長生きして天寿を全うしていれば、それは私たちとしては成功だったと言えるのではと思います。ゴールを設定して、一緒に歩んでいけるクリニックの院長という立場が私は好きですね。

先生ならではの強みは何だと思われますか?

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前職場でも、私の外来の患者さんの8割くらいは女性だった印象です。妊娠や出産も含めて、女性ならではのライフステージがありますから、やはり同性同士が話しやすいこともありますし、共感し合えるところは一番の強みと感じています。例えば、女性の更年期障害のように、どうしても男性が理解しづらいこともあると思うんです。尿漏れなど泌尿器科の悩みも「専門じゃないとわかってはいるけれど、男性には言いづらくて」と言う方も多くいらっしゃいました。自分の経験を生かしながら、患者さんに寄り添えて良かったなと思っています。

今後、地域にとってどんなクリニックでありたいですか?

ご家族の方に紹介したいなと感じていただけるようなクリニックをめざしています。幅広い層の方たちが来てくださって、にぎやかになるといいですね。来年以降の目標としては、患者会をつくって患者さん同士が交流できるようにしたいです。同じ病気を持っているからこそ悩みがわかり合えて、一緒に治療を頑張れるという方も多いですからね。人と人の交流の場をつくれたらと考えています。私は40代に入ったところなんですが、平均寿命を考えると、私の人生はまだ残されているので、患者さんと長いお付き合いができると思います。また、私自身が産後に敏感肌に悩んだ経験から、ドクターズコスメのご紹介も行っています。「何でも相談できる場所」として地域の頼れる存在でありたいですね。

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