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今井 康友 院長の独自取材記事

野田阪神駅前いまい皮フ科小児皮フ科アレルギー科

(大阪市福島区/野田阪神駅)

最終更新日:2022/04/05

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2021年12月に開院した「野田阪神駅前いまい皮フ科小児皮フ科アレルギー科」は、その名のとおり阪神本線の野田駅に面したビルにある。「私もこの近くで暮らしています」という今井康友院長は、新たなデータに基づいた皮膚科診療で地域に貢献したいと考え、開業を決断したそう。大学病院で診療や研究に携わってきたキャリアを生かし、専門であるアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬では高性能の機器や新しい治療薬を適切に導入して、治療を提供する。また「正しい皮膚科診療を気軽に受けてほしい」と、あらゆる世代の幅広い皮膚疾患にできる限り保険診療で向き合うのも、同院のモットーだ。「安心できる皮膚科診療を広めて、地域の笑顔を増やしたい」と願う今井院長に、診療内容や今日の皮膚科診療への思いなどを聞いた。

(取材日2022年1月21日)

新しい治療薬をほぼ網羅した治療を提供したい

この辺りは先生の地元だと伺いました。

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ええ、自宅からここまで歩いて通える距離です。この近辺には複数の路線の駅が集まり、オフィス、商業施設や商店街、マンションや住宅地と、多くの方が暮らしたり働いたりする地域なんですね。だから病院や開業医院も数は充実していますが、皮膚科に関していうと、自由診療を中心とした美容皮膚科がメインであったり、内科と併せて皮膚科診療も行っているような医院が非常に多い。一般的な皮膚科疾患に対して保険診療で治療を行う皮膚科、しかも、日本皮膚科学会皮膚科専門医がいるところは限られているのです。またアレルギー診療についても、例えば「アレルギー科」と書いてあるクリニックであっても、日本アレルギー学会アレルギー専門医を取得している先生が少ない地域なんですね。私は両方の資格を取得しているのでこれを生かし、地域の方に適切に治療を届けたい、地元の健康に貢献したいという思いがあり、それも開業のきっかけになりました。

どんな症状に対応されていますか?

当院では皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科の診療を行っています。皮膚科で扱う大人の皮膚疾患は非常に幅広く、かゆみを伴う湿疹やフケ、乾燥肌、かぶれや接触皮膚炎、じんましん、ニキビ、イボ、水虫、円形脱毛症、ほくろ、たこやうおのめ、また巻き爪ややけどなどにも対応しています。また子どもの皮膚疾患としては乳児期からの湿疹やおむつかぶれ、あせも、乾燥肌といった肌トラブルやアトピー性皮膚炎、さらにとびひや水イボ、頭ジラミなどもあります。このうち、アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬については開業まで兵庫医科大学で専門性の高い診療を行ってきました。アトピー性皮膚炎のようなアレルギー疾患に対しても専門性を生かし、鼻炎や結膜炎、喘息など他のアレルギー疾患の治療にも配慮しながら、より質の高い治療が提供できると自負しています。

そうしますと、幅広い年代の患者さんが受診できるのですね。

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当院はとても通院しやすい場所にありますので、0歳から100歳まであらゆる年齢層の方に、気軽に来てほしいと思っています。そのため診療時間を朝は午後1時まで、夕方は午後7時までにして、職場のお昼休みや仕事終わり、学校帰りにも受診しやすくしました。初診時からインターネットで順番予約を取ることができますので、順番が近づいてから来てもらえれば、待合室でずっと待つ必要もありません。また、今のような時期ですので待合室は非常に広くスペースを確保しましたし、外壁に穴を開けて強力な空調設備を設置するなど、換気や感染症対策には力を入れています。皮膚のトラブルは日常的に起こるものですから、誰もがすぐに、気軽に、安心して通える環境が大事だと思っています。

治療の進歩に対応した皮膚科を求め開業

開業を決意されたのには、他にも理由があったとか。

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皮膚科疾患の治療内容は、この10年でガラッと変わりました。効果が期待できる新しい治療薬が次々と使えるようになりましたし、アトピー性皮膚炎での塗り薬も、さまざまな研究結果から、以前より多くの量を使うような塗り方に変わってきています。そうした治療は、現時点での適切な治療法として保険診療に含まれ、診療ガイドラインにも記載されています。ただ実際には、このような変化に対応しきれていない皮膚科医院が少なくないのですね。大学病院へ来ていた患者さんを地元の皮膚科医院へご紹介しても、「大学病院で処方していた薬を使ったことがない」と医師から言われ、患者さんが不安になり戻ってくることもありました。そこで、大学病院や基幹病院の先生方から患者さんをきちんと引き継ぎ、適切な治療を続けられるクリニックが必要だと考えたのです。

そういったクリニックの必要性を感じ開業されたのですね。

はい。特にアトピー性皮膚炎と尋常性乾癬については私自身の専門でもありますので、新しい治療薬もほぼ網羅した治療を行っています。また、処方できる施設が限られたお薬が必要な場合、現在も週1回は兵庫医科大学病院の皮膚科で外来を担当していますので、そちらへ来ていただくことで対応が可能です。それから、開業にあたっては大学病院でも使われているような高性能の光線治療器を導入しました。全身型のナローバンドと、局所用のエキシマライト、どちらもありますので、定期的に治療を受けてもらうことができます。その他の皮膚疾患についても、診療ガイドラインに記載された治療を行っていますし、基本的には保険適用の範囲内で治療を行うことも私のこだわりです。

皮膚科医院を選ぶ上で参考にできるポイントは何かありますか?

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1つのポイントとしては、日本皮膚科学会皮膚科専門医がいる医院だと考えています。変化が早い皮膚科診療ですので、日頃から学術情報に目を通してガイドラインの改訂にもしっかりと対応し、新しい治療法を学んでいる先生が多い印象です。なので、そういったことを1つの参考として医院を探してみるのもいいかもしれません。なお、小児科・内科で、風邪や新型コロナウイルスの疑い、インフルエンザの疑いなどで受診したついでにアトピー性皮膚炎も診察してもらう場合ですが、こちらもアレルギー専門医がいる医院を参考にして探してみるのもいいと思います。日本では「アレルギー科」「皮膚科」といった表記や「専門はアトピー性皮膚炎」といった表記は自由にしてよいことになっています。なので、専門医資格の有無は気にされてみてもいいかもしれません。

信頼される皮膚科診療で地域の健康に貢献していく

説明の際に、工夫されていることがあれば教えてください。

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病気ごとに、説明をまとめたリーフレットを作成しました。病名、なぜこの病気になったのか、治療法、日常生活で気をつけることなどが詳しく書いてあります。もちろん診察中に説明はしていますが、患者さんは聞き逃したり忘れてしまうこともあると思うので、ご自宅でもう一度ゆっくりと理解を深めてもらえるようにお渡ししています。

開業から1ヵ月、印象や手応えはいかがですか。

大学病院の診察予約は3ヵ月に1回でしたので、短期間での経過は診られなかったのですが、今は必要に応じて毎日でも診察しますので、変化をこまめに確認できることに手応えを感じています。それから近隣に乳幼児の皮膚疾患を受け入れる医院が少ないためか、0歳児の受診が非常に多いですね。最近は肌を守るために保湿を勧める傾向がありますが、生後3ヵ月頃までは乳児脂漏性皮膚炎といって、赤ちゃんの皮膚の脂が多いために湿疹が起きてしまうことがあります。そこで親御さんが焦ってインターネットで調べ、保湿剤やベビーオイルを塗り過ぎてしまうと、症状が悪化してしまうこともあるのです。赤ちゃんに限らず皮膚トラブルの原因はさまざまですから、インターネットの情報をそのまま当てはめるのではなく、まずは皮膚科を受診して、医師に診てもらうことをお勧めしたいと思います。

最後に、地域の皆さんや読者へのメッセージをお願いします。

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特に都市部では美容皮膚科や自由診療を主体とする皮膚科医院が増え、「日常的な皮膚疾患に対して、保険診療内での治療を行っている医院が少ない」と感じてきました。せっかく地元で開業しましたので、お子さんやファミリーはもちろんのこと、働き盛りで忙しく皮膚疾患を放置しているビジネスパーソンにもお昼休みなどに受診してほしいですし、独り暮らしで塗り薬を塗りたくても手が届かないおじいちゃん、おばあちゃんには、薬を塗るために受診してもらっても良いと思っています。誰もが安心して気軽に相談できる皮膚科医院があることで、地域での暮らしがより便利になり、皆さんの笑顔が増えることをめざしていきたいですね。

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