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下村 忠弘 院長の独自取材記事

芭蕉堂デンタルクリニック

(桜井市/桜井駅)

最終更新日:2023/01/17

下村忠弘院長 芭蕉堂デンタルクリニック main

奈良県桜井市から香芝市までを東西に結ぶ幹線道路に面したショッピングモールの一画に、2021年7月に開業した「芭蕉堂デンタルクリニック」がある。まだ真新しさの残る院内は、ベビーカーや車いすでも受診しやすいようにバリアフリーの設計が施されている。同院を開業した下村忠弘院長は、同じ桜井市内で診療を続けている歯科医院に生まれ、奈良県立医科大学附属病院をはじめとする病院勤務を経験。医学博士の学位や日本口腔外科学会口腔外科専門医の資格を持ち、虫歯・歯周病の治療を中心とする一般歯科から小児歯科、口腔外科など、幅広い領域の診療を行っている。「皆さまのお口のかかりつけ医として地域医療に貢献していきたい」と語る下村院長に、いろいろと話を聞いた。

(取材日2022年10月31日)

学位と資格を得たことが開業を考えるきっかけに

まず、歯科医師をめざしたきっかけからお聞かせください。

下村忠弘院長 芭蕉堂デンタルクリニック1

実家が同じ桜井市で江戸時代中期から現在まで200年以上も歯科医院を営んでいることもあり、必然的にと言うか、歯科医師以外の職業を選ぶことはあまり考えませんでした。記憶に残っている限りでは、かなり小さい頃から自分は歯科医師になるものだと思っていました。現実に歯科医師になってみても、やはり間違いではなかったと思います。むしろ好きな仕事というか、自分には合っていました。自分の好きな仕事ができて、しかも人から喜んでもらえる職業というのはあまり多くないと思います。その意味からも、歯科医師になって良かったと思っています。

歯科医師になってから開業するまでの経緯を教えてください。

大学の歯学部を卒業した後、奈良県立医科大学附属病院の口腔外科と救急科で研修を受け、大阪警察病院の麻酔科に勤務しました。その後奈良県立医科大学附属病院とその関連病院に勤務しながら、医学博士の学位と口腔外科専門医などの資格を取得しました。基本的に大学は研究などの学術を主体に行う場所であり、関連病院は入院加療などの診療所で対応可能な治療を行うことが目的ですので、開業をする上での知識や経験として大切なことと思います。ただ、これらをどこまでできたかを自分自身で評価することは難しいので、学位や専門医といった他者からの評価が通過点となって開業を考えました。

開業にあたってこの場所を選んだ理由は?

下村忠弘院長 芭蕉堂デンタルクリニック2

もちろん初めから、やはり生まれ育った場所で開業したいという気持ちがありました。また医科・歯科の連携をスムーズにするために、かつて勤めていた奈良医科大学附属病院に近い場所が良いなとも思っていました。ここは比較的最近できた通り沿いにある商業施設で、近くにお住まいの方でも自動車で移動されることが多いので、198台分の共用駐車場が利用でき、乗降スペースも余裕を取って造られているのが、通院には便利だと思います。

多様な症状や悩みを相談できる場所に

年齢性別や症例など、どのような患者さんが多いですか?

下村忠弘院長 芭蕉堂デンタルクリニック3

開業してからまだ1年余りと日が浅いため、どのような訴えのある患者さんが多いかはわかりませんが、これまでのところ老若男女、いろいろな世代の方がいらっしゃいます。症状も人それぞれですね。自分が口腔外科専門医でもあることから、歯科と口腔外科のどちらの領域に関しても、対応が可能ですし、審美歯科や予防歯科といった分野においても力を入れています。それもあるのか、これといった症状がなくても「今よりも良くしたい」または「お口の健康を維持したい」といった患者さんも多く来院されます。

診療の内容や方針に特徴はありますか?

奈良県内の口腔外科専門医の名簿などを見ても、多くの先生が、大学病院または病院歯科などで診療されていて、開業医として診ていらっしゃる先生は少ないと思います。そのため当院では、一般的な歯科診療に加えて、難症例の親知らずの抜歯や顎関節症、顎の骨や口腔粘膜の疾患、歯の外傷など、口腔外科領域の疾患や外科的知識を必要とするインプラント治療にも対応できることは一つの特徴と言えるかもしれません。入院はできませんが、日帰りで可能なケースは手術も行っています。

診察にあたって心がけていることはありますか?

下村忠弘院長 芭蕉堂デンタルクリニック4

そのときに可能な最善の医療を提案できるようにしています。現在ある治療法に万能なものがないため、患者さんの希望や目標に近づける手助けをさせてもらっているという意識を常に持つように心がけています。その原点にあるのは、自分の親が歯科の診療をしていて、患者さんがうれしそうに帰っていく姿を自分の目で見てきたことです。育った環境の影響というものもあるのかもしれませんね。

お口のかかりつけ医として地域医療に貢献したい

こちらの歯科医院の施設や設備に特徴はありますか?

下村忠弘院長 芭蕉堂デンタルクリニック5

治療前のカウンセリングや治療計画についてお話しするためのカウンセリングルームを設けています。また周りを気にせずリラックスして治療を受けてもらえるように個室の診察室を用意し、小さなお子さんがご家族と一緒に入室して診察できるファミリールームもつくりました。医療機器としては、口腔内を3次元の画像にできる歯科用CTを備えています。それによって、診断の精度が向上することで、より良い治療を行うことが可能になります。また、治療を行う環境は特に大切だと考えています。治療器具の滅菌・消毒を徹底することはもちろん、治療の際の飛沫を防ぐ口腔外バキュームなど、安心できる院内環境をつくるためのさまざまな設備や医療安全対策に努めています。

先生自身が健康のために心がけていることや、趣味で行っていることはありますか?

もちろん健康には気をつけていますが、一番はストレスをため込みすぎないということでしょうかね。運動もサッカーをしていましたが、最近は体を動かす機会が少なくなりました。サッカーは観戦しているだけでもおもしろいので、カタールで開催されるワールドカップも楽しみにしています。趣味としては、以前は映画が好きでよく観に行っていましたが、最近はあまり観ることができていないです。新型コロナウイルス感染症の流行で、映画の製作本数も減っているんじゃないでしょうか。同じように、勉強会や講習会も少なくなりましたね。オンラインでは難しい部分も多く、意見交換などは、実際にその場にいないとなかなかうまくいかないなと感じています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

下村忠弘院長 芭蕉堂デンタルクリニック6

小さなお子さんから高齢の方まで、地域の皆さまのお口のかかりつけ医として、これからも末永く地域医療に貢献していきたいと思っています。開業してまだ日は浅いですが、これからより多くの患者さんを診療し、1人でも多くの方に満足していただけるような治療を心がけていきます。私の専門分野である口腔外科はもちろん、インプラント治療や審美歯科なども含め、幅広い領域において満足度の高い診療をめざしていきます。近隣の方にとって、今までちょっと離れたところまで行かないと診療できなかったような症例でも身近に受診できるような歯科医院でありたいと思っていますので、どんな小さなことでも気軽に相談していただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~、オフィスホワイトニング/3万8500円、ホームホワイトニング/2万2000円、詰め物・かぶせ物/5万5000円~

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