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北村 英二 院長の独自取材記事

北村総合歯科

(流山市/南流山駅)

最終更新日:2022/12/28

北村英二院長 北村総合歯科 main

JR武蔵野線・南流山駅から徒歩7分の場所にある「北村総合歯科」は、2021年に開業。院長の北村英二先生はインプラントを専門的に勉強してきたスペシャリストで、他院から「この患者さんの治療をお願いしたい」という紹介も多い。そんな北村院長だが、子どもの頃は「大の歯科嫌い」だったという。「説明のない威圧的な診療で、つらい時間でした。だからこそ自分はそんな診療はしないと決意しましたし、『怖くない歯科診療もあるんだ』と安心してもらえる場所にしたいですね」と語る。虫歯や歯周病治療、自費診療まで臨機応変に対応し、歯科衛生士をはじめとするスタッフもベテランぞろいという同院には、家族ぐるみで通う患者も多い。そんな院長が抱える歯科治療への思いや、歯科技工所が同じビルにあるメリットなど、幅広い話を聞かせてもらった。

(取材日2022年5月19日)

歯科嫌いだったからこそ、怖くない歯科治療をめざす

先生がそもそも歯科嫌いだったと伺ってびっくりしたのですが……。

北村英二院長 北村総合歯科1

そうなんです。子どもの頃に通っていた歯科クリニックが、説明もなく、少し威圧的とも言えるようなところで、毎回「痛いな、怖いな」と悲しい思いで通っていました。その後、とある小児歯科専門のクリニックに行くようになったのですが、その先生が面白い方で、少なくとも歯科に対する恐怖心が払拭できました。「今日はこれを使って、こういう治療をします」と、子どもにもわかりやすい説明をしてくれますし、スタッフさんも皆さん優しい方ばかりでしたね。だからこそ自分が開業する際は、患者さんが怖い思いをするようなクリニックにはしたくない、痛い・話を聞いてくれないクリニックばかりではないと伝えたい、という強い思いがありました。

開業するにあたって、この場所を選ばれた理由は?

日本大学の松戸歯学部を卒業した後は、大学病院に残り、その後、総合病院の口腔外科・科長、一般歯科院長、開業前の6年間は新宿のインプラントを専門としたクリニックの院長も務めました。流山市を選んだのは、4人目の子どもができたことが大きなきっかけです。妻ばかりに育児の負担をかけるわけにはいかない、自宅近くで開業しようと考え、この場所を選びました。幹線道路沿いではありますが、1本道を入ると住宅街で、患者さんは近隣に住んでいる方が中心です。土曜も開けているので、平日は通えない会社勤めの方も来てくださいます。ご家族のどなたかが入り口になり、それからほかのご家族も「久しぶりに歯科検診でも受けようか」と通ってくださるケースが多いですね。

幅広い年齢層に支持されているのですね。治療で心がけていることは何でしょうか。

北村英二院長 北村総合歯科2

恐怖心を与えず、威圧的にならず、優しく接することです。緊急性が高い治療以外は、まずカウンセリングルームで治療の目的や「過去に歯科で嫌な思いをしなかったか」などを丁寧にお伺いします。またスタッフも含め、患者さんが不安になるような情報を患者さんの前で言うことがないように常に気を配っています。もちろん治療やホームケアに必要なことはお伝えしますが、「どうしてこうなるまで放っていたの」など、ここで言っても仕方のないことをわざわざ言って、患者さんをむやみに傷つける必要はないですよね。これはお子さんに対しても同じです。トラウマになるような言動は、絶対に避けています。

患者とのコミュニケーションで治療の道筋を考えていく

歯科衛生士さんや受付の方など、スタッフもベテランばかりと伺いました。

北村英二院長 北村総合歯科3

全員が経験者なので本当に心強いです。歯のメンテナンスは歯科衛生士がメインで行いますが、そこで必須なのが患者さんとのコミュニケーション。例えば、働き盛りで飲み会も多い営業職の方と、お子さんの相手をする時間の多い主婦の方では、ご自分で行うホームケアの仕方も大きく異なります。どんな仕事・生活環境であるのか、前回から今回までの間に変化はなかったかなどをしっかり伺った上で、アドバイスや注意点をお伝えしているようです。また院内の掲示物の作成や、保育園などの健診時には「仕上げ磨きの大切さ」を学べる紙芝居を手作りしてくれるなど、本当に心配りが行き届いているスタッフばかり。おかげで私は治療に集中できるのだと感じています。

患者さんとのコミュニケーションが、良い治療、良い結果につながるのですね。

歯科治療はクリニック側だけが頑張っても良い結果に必ずしも結びつかないという難しい側面があります。患者さんが「メンテナンスに来ているから大丈夫」「歯科医院に行けばどうにかしてくれる」という意識では、ご自身の歯を守ることは到底できません。虫歯、歯周病、メンテナンスなどいずれも同じですが、まずご自分がどういう状況にあり、悪くなっているのならば何が原因であったかを理解し、その上で治療やメンテナンスを続けていくのが大事なのです。受け身の治療ではなく、患者さんがご自身の状態を自覚して治療に臨む。そうすれば再発・再治療のリスクもぐんと下がるはずですから。

患者さんの背景を知り、その中で考えられるベストな提案をし、自覚的に治療を続けてもらうのですね。

北村英二院長 北村総合歯科4

「お口の中が健康になると、その方の人生も豊かになる」と当院では考えています。「人生の最後の楽しみは食べること」という言葉を聞いたことがある方もおられるでしょう。やはり食べることは生活を豊かにしますし、歯が悪くなることで顎の状態が崩れ、それが高齢になった時に腰痛や膝の痛みとして突然現われることもあるのです。「歯周病になったからもう今さら治療しても……」と諦めるのではなく、何歳になっても治療やメンテナンスに取り組み、体全体の健康を患者さん自らの力で守っていってほしい、そのサポートを行いたいと思っています。

健康なうちから歯科に通い、歯を守ってほしい

自費診療にも力を入れておられるそうですね。

北村英二院長 北村総合歯科5

審美歯科、マウスピース型装置を用いた矯正、インプラント治療などに力を入れています。保険診療では、どうしても治療に限界があるんです。そうなると先ほどの再発・再治療のリスクも高まってしまう。それを防ぐ手段として、自費診療があるのだと考えています。あくまで手段であり、患者さんに提供する治療の幅を広げるのが目的です。インプラント治療を専門的に学んできたのでメリット・デメリットなども詳細にお伝えできますし、他院から「この方のインプラント治療をお願いします」と紹介されることもあります。全顎的な治療は、噛み合わせや唾液検査など総合的な検査をしないとなかなか難しいものです。そこを補うのも、自費診療の役目だと考えています。

同じビル2階の歯科技工所と連携されているのですね。

2階に依頼している多くは、インプラントや審美的な修復治療のもので、それ以外の入れ歯などは同じ系列の信頼できる技工所にお願いしています。通常、インプラントや入れ歯などの技工物は調整に数日かかるのですが、この距離、かつインプラントなどであれば、早ければ1時間ほどで調整が終わります。患者さんをお待たせする時間を減らせるのも、大きなメリットだと感じていますよ。ただし、どの治療を選ぶのかは患者さんが決めることだと、私たちは考えています。「どうしてもインプラント治療を受けたい、でも糖尿病がある」という場合は、患者さん自身が努力し、数値を下げて治療を受けられるようにするなど、相互の理解と努力が治療の大切な要素なのだと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

北村英二院長 北村総合歯科6

歯のことで困っているならば、なんでもご相談ください。その患者さんに合った最良の治療をご提案します。そして大事なのは、困る前にクリニックに行くこと。健康な状態を維持するために、健康なうちに来てほしいんです。「将来、入れ歯になりたくない」「歯を守りたい」「きちんとした治療を受けたい」と考えている方はもちろん、「メンテナンスを受けてみたいな」と思っている方も大歓迎です。自分の歯を良くしたい、守っていきたいという患者さんの思いに応えるクリニックでありたい、そう思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万7000円、マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~66万円、セラミックインレー/7万7000円、セラミッククラウン/12万1000円/ジルコニアレイヤリング(前歯部)/15万4000円、ホワイトニング(オフィス)/初回3万3000円(税込)、ホワイトニング(オフィス)/2回目以降1万6500円(税込)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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