根岸 貴人 理事長の独自取材記事
けやき歯科 高崎タワー分院
(高崎市/高崎駅)
最終更新日:2022/03/28
高崎駅東口から徒歩3分の好立地に立つタワーマンションの1階に、「けやき歯科 高崎タワー分院」はある。理事長の根岸貴人先生は、2014年5月に高崎市山名町に本院を、そして2021年7月に同院を開業。「選ばれる歯科医院」をめざし、患者の悩みに丁寧に耳を傾け、一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療を提供している。診療内容は一般歯科、歯科口腔外科、小児歯科、矯正歯科。大学病院に籍を置く各専門分野の歯科医師が定期的に診療を行っており、専門性を重視した診療を提供している。「その場しのぎの治療ではなく、担当した患者さんのお口の健康を長くサポートしていきたい」と語る根岸理事長に、クリニックの取り組みについて話を聞いた。
(取材日2022年2月17日)
忙しい働き世代でも通いやすい、土日対応のクリニック
高崎駅から近く、とても便利な場所ですね。
高崎駅東口からペデストリアンデッキを歩いて3分ほどですので、とてもアクセスしやすいと思います。駅の近くということで、近隣の方だけでなく遠方から来院する患者さんも多いですね。また、車でお越しになる場合には、当院のすぐ隣にある提携駐車場をご利用いただけます。診療時間分の無料駐車券をお渡ししていますので、ご利用の場合には駐車券を受付までお持ちください。
山名町の本院と患者層などの違いはありますか?
そうですね。本院にはお子さんとその親御さんやご高齢の方など、患者さんの年齢層が幅広かったのですが、こちらはどちらかというと若い世代が多いという印象ですね。子どもの患者さんもゼロではありませんが、今のところそれほど多くはありません。ここは休診日は祝日のみで土日も診療をしていますので、平日になかなか通うことができない働き世代の患者さんもたくさんいらっしゃいます。主訴としては、痛みが出てから来院するケースより、検診を希望される方やクリーニングなどのメンテナンスを希望される方が多いのも、こちらの特徴ではないでしょうか。
長引く新型コロナウイルスの影響で、患者さんの主訴などに何か変化はありましたか?
新型コロナウイルスの感染拡大によってマスクをする生活が長く続いていますが、そのせいで口呼吸の方が増えています。口呼吸をするとどうしても口腔内が乾燥してしまうので、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうのですが、実際に、最近は20代など若い患者さんにも歯周病が増えているという印象がありますね。歯磨きの時に歯茎から出血して来院する患者さんもいますが、歯周病というのは自覚症状がなくても炎症がひどいケースも多いんです。早期に発見するためにも、まずは定期的に検診を受けることをお勧めします。
各分野で専門の歯科医師が質にこだわった治療を提供
治療内容についてはいかがですか? 本院と比べて何か違いはあるのでしょうか?
基本的には大きな違いはなく、どちらのクリニックでも虫歯治療、歯周病治療、予防歯科、小児歯科、歯科口腔外科、歯列矯正など幅広く診療しています。さらに、これらに加えて分院では、インプラント、CAD/CAMシステムを活用したセラミック治療にも対応しています。インプラント治療、歯列矯正、口腔外科については、それぞれの分野を専門とする歯科医師が大学病院から毎月決まった日に診察に来てくれていて、専門的な治療が必要な患者さんはその日に合わせて来院していただくという感じです。
セラミックを使った治療について、詳しく教えていただけますか?
銀歯や普通のセラミックのかぶせ物は、まず型採りをしてから技工所に依頼し、歯科技工士が手作業で製作するというのが一般的です。ところが、このCAD/CAMシステムを活用するセラミック治療の場合は、先進の3D光学カメラによって患部を撮影し、コンピューター制御によってセラミックの詰め物やかぶせ物を製作します。院内ですべてが完結するため、最短で当日中に歯に装着するところまでを終えることができるのです。保険適用ではないため自費診療となるのですが、セラミック治療を希望される患者さんは増えていますね。
矯正について、先生の考えをお聞かせください。
日本は基本的に矯正が保険適用ではないので、まだまだ「矯正は費用が高い」というイメージで最初から諦めてしまう方も多いんです。ですから、歯科医師として歯並びの大切さというのをきちんと伝えていくことが大切だと思っています。歯並びを放置すると見た目が悪いだけでなく、虫歯のリスクも高くなります。今は困らなくても、将来的にさまざまな問題が出てくる可能性もあるわけです。そういうことを丁寧にお伝えしていきたいですね。患者さんとの信頼関係がしっかりと構築される前に「矯正をしましょう」とお勧めしても、患者さんは身構えてしまいますから、まずは根気よくコミュニケーションを重ねて説明をしていきたいと思います。歯並びは子どものうちのほうが矯正もスムーズに進み、期間も短くて済むことが多いので、できれば子どものうちに矯正をすることをお勧めしますね。
一人ひとりの患者を末永くサポートしていきたい
お子さんの歯の健康を維持するためのアドバイスをお願いします。
乳歯の時に虫歯だらけでたびたび治療に通わなくてはならないお子さんも、きちんと治療を続けて歯磨き指導を受け、治療後も定期的に歯科医院に通うことでリカバーは十分可能だと考えています。正しい口腔ケアの習慣を身につけ、永久歯に生え替わった後も健康な口腔環境を維持していきましょう。虫歯になるのは、食べ物や歯磨きの仕方などいろいろな原因があるのですが、小さなお子さんの場合は親御さんの仕上げ磨きの仕方が大きく影響します。上手に自分で磨ける子は良いのですが、できれば小学校1、2年生くらいまでは大人が仕上げ磨きをしてあげるのが理想的ですね。
先生が診療の際に大切にしていることは何ですか?
カウンセリングを丁寧に行うということです。特に初診の患者さんについては、口腔内写真やエックス線写真の撮影、歯周病をはじめ各種検査を行い、しっかり現在の状態を正しく把握します。口腔内の状態というのは人それぞれ異なりますので、患者さん一人ひとりと丁寧に向き合い、その方にとって本当に良いオーダーメイドの治療を一緒に考えていきたいと思っています。その場しのぎの治療ではなく、再治療のリスクを最小限に抑えるために、より良い医療を提供し、担当した患者さんのお口の健康を末永くサポートしていきたいです。
お休みの日にはどのようにリフレッシュされていますか?
実はこちらの分院が開業してからは祝日以外に休みがない状態で、なかなかリフレッシュとまでいかないというのが正直なところです。自分の体力がいつまで持つかわかりませんが、自分自身の健康にも気を配りながら頑張りたいと思います(笑)。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
ひと言で言うと、「歯科医院へ行ってください」ということに尽きますね。痛くなってから通うのではなく、普段から定期的に受診をして口腔内の状態をチェックし、良い状態を維持することが大切だと思います。歯科医師として、患者さん一人ひとりに丁寧に寄り添いながら、長いお付き合いをしていくことができたらうれしいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/33万円~、インプラント治療/38万5000円~、セラミックの詰め物/4万4000円~、セラミックのかぶせ物/4万4000円~