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穂積 健之 院長の独自取材記事

サルース苦楽園クリニック

(西宮市/苦楽園口駅)

最終更新日:2022/01/24

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苦楽園口駅より徒歩3分、医療ビル内にある「サルース苦楽園クリニック」。日本循環器学会循環器専門医・日本超音波医学会超音波専門医・日本内科学会総合内科専門医の資格を有する、地元出身の穂積健之院長が2021年11月15日に開院し、内科・循環器内科を標榜している。心臓超音波検査のスペシャリストでもある穂積院長は、専門性の高い循環器診療・検査の提供はもちろん、各診療科への「振り分け役」として幅広い内科症状の患者を受け入れている。丁寧な説明で患者の理解・納得・満足を追求する穂積院長に、循環器内科を選択した理由や注力する診療、患者と接する際に心がけていることなどのほか、精通する抗加齢医学への取り組みなどについても話を聞いた。

(取材日2022年1月7日)

専門性の高い心臓超音波検査をクリニックで提供

これまでのご経歴、開業までの経緯を教えてください。

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大学卒業後、神戸市立中央市民病院(現・神戸市立医療センター中央市民病院)に研修医として勤務し、内科医療や救急医療などに幅広く携わりました。2年間の研修を終え、引き続き同院で循環器内科医として研鑽を積み、ロマ・リンダ大学、コロンビア大学と2度の米国留学を経験。帰国後、大阪市立大学、和歌山県立医科大学で循環器内科の診療・研究・教育に従事、心臓超音波検査を専門とし、外来を担当しました。開業に至った背景は、長年大学病院で診療して「大規模病院並みの心臓超音波検査と心電図検査をクリニックで提供すれば、患者さんが長時間かけて大きな病院を受診せずに済む」とよく感じていたこと、そして患者さんにとってはたくさんの中から適切な診療科を受診するのは必ずしも簡単でないと思ったことの2つが挙げられます。開業すれば私の経験を地域に役立て、循環器内科を軸に患者さんを適切な診療科へと導くガイドができるのではと考えました。

循環器内科を専門とした理由を教えてください。

循環器内科は、診断から治療までさまざまな手法を駆使して理論的に対応できるという点に、学生時代から興味を持っていました。そして、疾患によっては瞬時に判断し速やかに診療方針を定めるというところも「私に合っている」と感じていたのです。その後、研修医として内科全般および救急医療を経験するうち、循環器疾患が主要な疾患のひとつで、適切な診断・治療によって患者さんを危ない場面から救い出し得ることにやりがいを感じました。また当時、超音波診断装置はじめ医療機器の技術進歩が著しい時期で、それによってより良い医療を患者さんに提供できていると実感できたことも大きかったと思います。

患者さんに接する際に心がけていることはありますか。

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大学病院時代から、できる限り対面でお話しする時間を確保して、患者さんが十分に理解・納得し、満足いただけるように心がけています。例えば高血圧の患者さんに、単に「薬を飲んでください」と言ってもその重要性は理解できないかもしれません。時間をかけて丁寧に説明し、服薬の必要性やその薬にはどんな効果を期待できるかなどをご理解いただいた上で治療することが、その後のフォローにおいてとても大事だと考えています。また、医師任せではなく「健康は自分で管理する」という意識を持っていただきたいとの思いから、患者さんご自身でも勉強していただけるよう、疾患に応じたパンフレットや院内待合のモニターで流れるデジタルサイネージなどさまざまなツールも用意しています。私は健康をサポートするアドバイザーのような形で、患者さんに寄り添っていきたいのです。

循環器の専門医療を主に、内科として「仕分け」も

より効率良く診察できるように「予診室」を設けているそうですね。

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患者さんはさまざまなお悩みを抱えて来られます。予診で受診の主な理由を確認し、より効率良く的確な診療を提供したいというのが「予診室」を設けた第一の理由です。予診で重視しているのは患者さんが今までどのような病気にかかり、どのような治療を受けてきたかなどの背景を、診察室での診察前にきちんと把握すること。そのために、患者さんには受診予約の際のウェブ問診、あるいは受診時の問診票に必要事項を入力をお願いしています。この問診票をもとにした予診を挟むことで「この症状は狭心症の疑いがありそうだ」「この疾患の可能性を考えると、この検査が必要そうだ」などの予測を立てることができ、診察室での診察をよりスムーズに効率よく進めることにつながります。

注力している診療とクリニックの理念について教えてください。

内科・循環器内科を標榜していますが、メインは循環器専門医としての循環器診療と考えています。特に研鑽を重ねてきた心臓超音波検査は、超音波専門医の知識を持つ医師が適切な医療機器をもって診断すれば、クリニックでも大学病院と同等の検査を提供可能で、これまでの私の経験を最も生かせる分野です。また、総合内科専門医として、専門的な見地から患者さんに内科の中でどの診療科を受診すべきかを適切にアドバイスをすることも重要な役割と考えています。私の診療理念は、患者さんに前向きな健康意識を持っていただくお手伝いをしたいということです。まずは、病気にならないための「一次予防」、そして仮に病気なっても早期診断して適切な管理に導くこと。加えて、病気の再発を防ぐ「二次予防」のサポートもしっかりと行っていきます。

先生は「抗加齢医学」にも精通されているそうですね。

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私自身が「年齢を重ねても、いつまでも元気で若々しく、仕事を続けていきたい」と考え、抗加齢医学にも強い興味を持って学んできました。そしてこれまで得た知識・経験を、健康に関心の高い患者さんにご提供したいと準備しています。「人は血管とともに老いる」といわれ、血管の老化が進むと動脈硬化に、それが心臓の血管に生じると冠動脈疾患となります。当院では血管年齢測定機器、全身の老化に関係する重要物質「AGE」が測れる装置を用い、心血管系にフォーカスした検診を通して抗加齢医学を推進していく所存です。また、身体組成分析装置を導入して、食事や運動習慣など健康を維持するための適切なライフスタイルを提案できたらと考えています。検診結果をもとに、心血管系を中心として、元気に長寿を享受できるようなさまざまなサポートをしていきたいです。

健康寿命延伸へ向けて、未来を見据えた「先制医療」を

通院を継続してもらうための工夫はありますか。

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当院では予約制を原則としています。患者さんが思いついた時に来院するのではどうしても経過のフォローが不規則になる可能性があるからです。予約制にすることで患者さんの受診が規則的となり、効果的な診療継続がかなうと考えます。また、少しでもリラックスできる落ち着いた空間になるよう内装を工夫しました。クリニックの診療には、クリニック内の環境が心地良いことも大切でしょう。肉体的にはもちろん、精神的にも健康になれるよう内装のみならずBGMにも配慮しています。

今後の展望を教えてください。

大規模病院には、そこでの医療が必要な患者さんが多く来院されています。超高齢社会が進むにつれ、大規模病院の患者さんはさらに増えると予想されます。もし大規模病院での対処能力を越えてしまったら、医療自体の危機にもつながりかねません。元気な方や軽症の方が、大規模病院での医療が必要な状態に至らないように対策していく「先制医療」は、これからの地域医療で特に重要になると思います。「先制医療」を積極的に展開していくことで、大げさかもしれませんが、未来の社会のために少しでも役立ちたいのです。

読者にメッセージをお願いします。

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病院に行くべきかどうか、行くのならどの診療科に行くべきかを迷ったら、ぜひ一度当院にいらしてください。内科のクリニックでは内科全般をフォローするというイメージがあると思いますが、必ずしもそれが患者さんにとってベストであるとは限りません。お話を聞いた上で循環器領域であれば当院でフォローさせていただきますが、それ以外の領域と判断されば、それぞれ専門の近隣クリニックを紹介させていただきます。大規模病院での精密検査や入院が必要と判断した場合は、提携する病院に速やかにご紹介するのも私の役目です。すでに循環器疾患で病院に通院されているものの、自宅近くの循環器クリニックでのフォローを希望される方も、歓迎します。また、循環器疾患の診断・治療について「ほかの医師の意見を聞きたい」というセカンドオピニオンや、「いつまでも元気で長寿を享受したい」とお考えの方も、お気軽にご相談ください。

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