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検査に伴う恐怖心や不安に配慮
専門家による大腸の内視鏡検査

にしな内科

(尼崎市/立花駅)

最終更新日:2025/10/08

にしな内科 検査に伴う恐怖心や不安に配慮 専門家による大腸の内視鏡検査 にしな内科 検査に伴う恐怖心や不安に配慮 専門家による大腸の内視鏡検査
  • 保険診療

大腸がんや胃がんの早期発見に役立つ内視鏡検査だが、ネガティブな印象を抱く人は多い。特に大腸内視鏡検査は肛門からスコープを挿入するため、不安や抵抗のある人も多いだろう。「大腸内視鏡検査は恥ずかしい、苦しそう、痛そうというイメージや、下剤の服用が心配という人が多いです」と話すのは、「にしな内科」で内視鏡検査を担当する鍋嶋克敏副院長。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医でもある鍋嶋副院長は、患者の苦痛や不安を軽減する工夫を重ねている。「検査が少しでも楽になるよう、細いスコープやおなかに優しい炭酸ガスを使い、リラックスできるように丁寧な声かけも心がけています。内視鏡検査を受けたことがない人も、当院の受診が検査のきっかけになればうれしいです。」と話す鍋嶋副院長に、同院の内視鏡検査について話を聞いた。

(取材日2025年10月1日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q大腸内視鏡検査はどのような人が受けると良いのでしょうか?
A

健康診断で便潜血を指摘された方、慢性的な腹痛・便秘・下痢、残便感や血便がある方、ご家族に大腸がんの既往がある方には、大腸内視鏡検査をお勧めします。特に40歳以上では大腸がんのリスクが高まるため、健診で異常を指摘された際には早めの検査が健康維持に大きな意味を持ちます。大腸内視鏡はポリープやがんの早期発見だけでなく、大腸のさまざまな病気の診断にも役立つ検査です。少し勇気のいる検査かもしれませんが、安心してご相談ください。

Q苦しい、怖いといったイメージがあります。実際はどうですか?
A

ネガティブなイメージを持っている方は非常に多いと思います。しかし、実際には検査技術や麻酔の進歩により、以前に比べて格段に楽に受けられるようになっています。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせて鎮静剤を使用。眠ったような状態で検査を行うことも可能です。また、「思ったより楽だった」「これなら続けられる」と思っていただけるように、内視鏡の挿入方法にも工夫を重ね、痛みを最小限に抑えることにも努めています。検査中もスタッフがこまめに声をかけ、不安や緊張を和らげながら進めます。特に不安な方が多い下剤の服用についても、院内での飲用も含め少しでも楽に飲めるようサポートしていますのでご安心ください。

Qこちらで内視鏡検査を受けるメリットを聞かせてください。
A

当院で内視鏡検査を受けていただくメリットは、まず精度の高い検査環境にあります。高性能の内視鏡システムを導入しているほか、全身撮影が可能なCTも備えていますので、万が一異常な所見があっても迅速な対応が可能です。また、大腸と胃の同日検査が可能です。大腸がんだけでなく胃がんも日本人に多いがんです。どちらも鎮静下で検査できますので、食事制限や下剤の服用が1回で済み、負担を最小限に抑えられることも大きなメリットだと思います。検査は消化器内視鏡専門医が担当しますので、検査から結果説明、必要に応じた治療までをワンストップで完結。大きな病院に行かずとも、気軽に安心して受けていただけるのが当院の強みです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診・事前説明
にしな内科 問診・事前説明

まずは問診で現在感じている症状や持病について確認。薬の作用が検査に影響する可能性があるため、服薬中の薬やお薬手帳、マイナンバーカードがあれば間違いもなくスムーズだ。事前診察で体調を確認し、検査可能となれば、検査前日までに必要な準備や注意事項、検査当日の流れについて説明を受ける。不安に思うことがあればなんでも聞いてほしいとのこと。問題がなければ大腸内視鏡検査の予約が確定する。

2下剤の服用
にしな内科 下剤の服用

検査前日は21時までに夕食を済ませ、検査後まで絶食。水やお茶、スポーツドリンクなどの水分補給は可能だが、ジュース、コーヒー、アルコールは控えること。常用薬については、医師の判断に従って服用する。検査当日は、自宅を出発する4時間前から下剤の服用を開始。短時間で一気に飲まず、2時間ほどかけてゆっくりと飲みきるのが負担を軽減するポイントだ。排便は回数として10回程度が目安となる。

3内視鏡検査
にしな内科 内視鏡検査

検査時の鎮静剤を希望する場合、自動車・バイク・自転車などの運転は禁止。公共交通機関を利用して来院したい。クリニック到着後は、当日の体調と便の状態を確認後、検査着に着替え、点滴により鎮静剤や鎮痛剤、腸蠕動抑制剤を投与して検査を行う。検査時間の目安は約15~30分だが、検査中に疑わしい病変や大腸ポリープが見つかった場合は、切除手術や生検のため、それより長くなることもある。

4検査後休憩
にしな内科 検査後休憩

検査で鎮静剤を使用した場合には、検査後にリカバリールームで休憩。リカバリールームはほかの人の目線が気にならないように配慮されているので、帰宅時の事故を防ぐためにもゆっくりと休憩しよう。

5検査結果説明
にしな内科 検査結果説明

回復したら診察室に移動し、担当医より検査結果の説明を受ける。病変や大腸ポリープが見つかった場合には、病気の可能性についてや今後の注意点について説明される。緊張や不安でうまく理解できなかった場合は、後日あらためて説明することも可能だそうだ。特に問題がない場合にも、検査間隔や健康維持のためのアドバイスをしているとのこと。帰宅後は飲酒や激しい運動を控え、十分な休息を取り体調の変化に注意しよう。

ドクターからのメッセージ

鍋嶋 克敏副院長

大腸カメラは、大腸がんやポリープを早期に発見し、必要に応じてその場で切除できる、とても有用な検査です。大腸がんは早期に見つければ治療の可能性が十分にあり、予防の観点からも大切な検査といえます。また、大腸のさまざまな病気の診断にも役立ちます。「つらそう」「恥ずかしい」といった不安を持たれる方も多いですが、当院ではできるだけ安心して受けていただけるように環境を整え、丁寧な対応を心がけています。健康を守るために欠かせない検査ですので、ぜひ気軽にご相談ください。

鍋嶋 克敏副院長 にしな内科
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