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仁科 周平 院長の独自取材記事

にしな内科・糖尿病内分泌クリニック

(尼崎市/立花駅)

最終更新日:2021/11/26

仁科周平院長 にしな内科・糖尿病内分泌クリニック main

JR神戸線・立花駅の南側、駅直結のビル3階に「にしな内科・糖尿病内分泌クリニック」がある。開業は2021年10月1日。「患者さんにリラックスしてほしい」と話す仁科周平院長の言葉どおり、院内に入ると、ぬくもりある木目調にグリーンをアクセントにした爽やかな空間が広がっている。仁科院長は、数々の大学病院や総合病院で糖尿病内科、内分泌内科を専門に研鑽を積んだスペシャリスト。関西労災病院では内科医長を務めた経歴も持つ。「病気だけを診ずに、人を診ることを大切にしている」と語る仁科院長に、開業までの経緯や今後の展望について熱い想いを聞いた。

(取材日2021年10月27日)

患者を身近で支える、診療の流れをつくる医師に

とても爽やかでリラックスできる空間ですね。グリーンのアクセントが効いています。

仁科周平院長 にしな内科・糖尿病内分泌クリニック1

そう言っていただけて、うれしいです。病院は白を基調としているところも多いですが、少し緊張感のある色だなと思い、グリーンと木目を意識的に取り入れてもらいました。床は、芝生をイメージしてグリーンを配色してもらっています。本当は床全体に人工芝を取り入れたいと思ったのですが……、それは設計を依頼した私の叔父に止められました(笑)。診察室の壁にもグリーンを取り入れて、患者さんが話しやすい空間にしています。糖尿病の患者さんは5年、10年と長く通われる方も多いので、少しでもリラックスして通院してもらえたらうれしいですね。新型コロナウイルスが流行しているさなかのオープンということもあり、エントランス横には隔離室も設けて、感染症対策にも配慮するよう心がけました。

開業までにはどのような経緯があったのでしょうか?

内科の中でも特に「診断」が難しい免疫・呼吸器・内分泌を専門に診る日本生命病院での勤務が内科医としての礎です。そこで感じたことは、「最初に診る先生の診断・見立てが正確であるほど、より早い段階で適切な治療を受けられる」ということです。そのような研鑽を積む中で、患者さんと「最前線で」向き合って治療の流れをつくる医師になりたいと思うようになり、開業しようと決めました。私は糖尿病内科と内分泌内科を専門にしているのですが、常に「内科医」であることを意識して治療に取り組んでいます。開業医として一人の患者さんを主治医として診るには、その人が持つ特有の病気だけでなく体全体や家族のことも把握して、時には優先順位をつけて治療を行うことが重要です。適切な治療はもちろん、適切な診療科を紹介していくことも私の役割だと考えています。それぞれの患者さんに適した治療へと導く、扇の要のような存在の主治医になっていきたいです。

この地域を選んだ理由についても教えてください。

仁科周平院長 にしな内科・糖尿病内分泌クリニック2

もともと阪神間で生まれ育ったこともありましたが、特に関西労災病院で約5年間勤務し、大阪とはまた少し違う尼崎という土地が持つ独特の人情味があふれた雰囲気が好きになり、この地域を選びました。またJR立花駅は利用される方も多く、周辺には長くこの地域に住まれている方もたくさんいらっしゃいます。さまざまな世代の方々がいらっしゃる地域ですので、これまで幅広い診療に携わってきた経験が生かせると思い選びました。糖尿病をはじめ、多くの疾患は日進月歩で治療法が進歩していますので、上手に取り入れながら一人ひとりに合った治療を提案していきたいと思っています。

通院負担を減らすことで、無理なく治療を続ける

クリニックではどのような診療に力を入れていますか?

仁科周平院長 にしな内科・糖尿病内分泌クリニック3

当院では、糖尿病内科、内分泌内科を中心に、一般内科の診療も行っています。糖尿病の治療は、合併症予防が第一に挙げられていますが、血糖値を診るだけでは実は不十分なのです。血糖値ばかりに目を向けてしまうと、肺がんなどの疾患を見落としにつながる可能性があるため、その人に合った全身の健康管理が行えるよう診療にあたっています。例えば血圧やコレステロールの数値、体重の変動、喫煙者ならば禁煙についても一緒に診ていくようにしていますね。また、糖尿病患者さんは骨折が多いので、正確な骨密度が測定できる機器を導入して、骨折予防にも注力しています。ホルモンの減少から骨折に至ることがありますので、折れる前に検査をして予防していくことが大切です。この他、管理栄養士が勤務しておりますので、食事指導を受けていただけます。

オンライン診療やウェブ問診も積極的に取り入れられているそうですね。

患者さんにとってプラスになるものは、柔軟に取り入れていく姿勢です。当院には、糖尿病など継続的な治療が必要な患者さんも多く訪れます。ですので、「通院負担を軽くする努力を惜しまないこと」を理念に掲げました。症状が安定していて、通院回数を減らしたい糖尿病患者さんには、オンライン診療なども活用しながら無理なく治療を続けてもらっています。もちろん、定期的な通院を希望する患者さんの負担も減らせるよう、さまざまな工夫も行っていますよ。ウェブ問診もその一つで、患者さんはご自身のスマートフォンなどからチャット形式の質問に答えれば、紙の問診票に記入せずに済みます。書く手間も省けますし、感染症対策にもなりますね。診療も効率化され、患者さんとの対話に多くの時間をかけられるようになりました。

先生が診療を行う上で大切にしていることを教えてください。

仁科周平院長 にしな内科・糖尿病内分泌クリニック4

私の恩師、下村伊一郎教授から「良い主治医になりなさい、自分の母を診るように診療にあたるように。それは60~70点ではなく、いつでも90~100点をめざす治療を行うことだよ」という言葉を頂戴しました。その言葉が特別に今でも心に残っています。その教えもあるのか、日頃から病気だけを診ずに、人を診ること、患者さん一人ひとりに寄り添っていくことを大切に考えています。実は糖尿病の治療では、病気に関係のない会話から、治療の糸口が見つかることも少なくありません。また、一人ひとりの患者さんに寄り添う姿勢は、スタッフとも共有しています。受付で予約の一括管理や、残薬調整などチームで連携することで、患者さんにとってより良い医療が提供できるよう努めています。あとは、「自分や自分の家族だったらどんな治療をしてほしいか」も大切にしている基準です。

ライフスタイルごとに適した診療を行えるクリニックに

先生が医師になったきっかけや印象に残っている患者さんとのエピソードを教えてください。

仁科周平院長 にしな内科・糖尿病内分泌クリニック5

私の父も医師でしたので、小さい頃から医療が身近にありました。医師をめざすことは自然な流れでしたね。特にその意思が固まったのは、父が介護の事業を始めた時です。医師という仕事の幅の広さを感じて、より本腰を入れるようになりました。父は整形外科が専門でしたが、私は内科の研修で感じた、1対1で話し合いながら正しい治療につなげていくプロセスにやりがいを感じてこの道に進みました。印象に残っている患者さんとのエピソードは、研修医時代に出会った、肺がんのターミナル期の患者さんですね。その方は、これまで何冊にもわたって日記をつけられていて。ある日ふと病室で「きっと、最後のページは先生との思い出になるわ」とおっしゃったのです。ぐっとくるものがありました。今でも思い出すと涙が出てくるのですが……、私たちの仕事の重みを感じさせていただいた瞬間です。

今後の展望についてはどのようにお考えでしょうか?

まずは、たくさんの方に当院を知ってもらい、困り事があれば気軽にご相談いただきたいと思っています。「ここに来て良かった」と思っていただけるような診療を提供していきたいです。また、少しずつ在宅医療に対応できる体制も整えていこうと考えています。当面は、当院に受診いただいていた方が通院できない場合のサポートをメインに始めていこうと思っています。これから世の中もがらりと変わっていくことが多いと思いますので、時代に柔軟に対応できるクリニックになっていきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

仁科周平院長 にしな内科・糖尿病内分泌クリニック6

先進システムなども活用しながら、短時間でもしっかりと診療が行える体制を整えていますので、困っていることがあればお気軽にご相談いただきたいです。毎週金曜は夜20時まで診療を行っていますので、仕事帰りでも受診いただけます。立花駅を利用される方々の中には、私と同世代の方も多いと思いますので、働き世代の健康サポートにも尽力していきたいです。また、60歳以降の女性で骨密度を一度も計測したことがない方は、検査をしておくと安心です。当院には、健康診断を行える体制も整っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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