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木原 崇博 院長の独自取材記事

登美ヶ丘木原歯科医院

(奈良市/学研奈良登美ヶ丘駅)

最終更新日:2022/05/10

木原崇博院長 登美ヶ丘木原歯科医院 main

奈良市東登美ケ丘のならやま大通り沿いに、2021年10月4日に開業した「登美ヶ丘木原歯科医院」。診療スペースは完全個室と半個室でプライバシーに配慮された造りになっており、人目を気にせず治療に集中できる。院長である木原崇博先生は、セラミックを使った補綴治療やインプラント治療などの経験が豊富な歯科医師だ。治療前に患者としっかり話し合い、患者が治療方法を理解できるまで説明してから治療を開始するスタンスで、患者が満足できる治療を提供することを大切にしている。木原先生に、歯科治療にかける思いについて話を聞いた。

(取材日2021年10月29日)

常に先進の知識と技術を提供したい

まずは、登美ケ丘に開院した理由についてお聞かせください。

木原崇博院長 登美ヶ丘木原歯科医院1

歯科医師になって10年なんですが、この10年で僕が身につけてきた技術や知識は、補綴治療や根管治療などが中心です。これらの治療を必要とするのは、50代~60代くらいの方が多いのではないかと思い、その年代の方が多い地域として、登美ケ丘を選びました。僕は37歳なので、この辺りの方からすると若造となりますが、僕もこれから一層、知識や技術を身につけ、この地域に住んでいる方々と同じステージに立てるようになりたいと考えています。そういった自分自身の成長を願う意味も込めて、こちらに開院しました。

地域の人々に追いつき、成長していきたいという考え方はとてもすてきですね。

普通のお店は、最新のものを置いて、最新の技術や知識を身につけていないとお客さんが来ないと思うのです。ところが歯科は特殊で、そういった工夫をしなくてもお客さんが来て経営できてしまう。経験した年数だけがたっていき、患者さんさえ来れば、昔から変わらない治療をしていてもできてしまうと思うのです。けれど、僕は先進の知識・技術を学んで身につけて、患者さんに常に新しくて良いものを提供したいと考えています。ですから、できるだけセミナーを受講し新しい知識や技術を取り入れていますし、今後もそうありたいです。

歯科用デジタルカメラの使用にこだわって治療されていると伺いました。

木原崇博院長 登美ヶ丘木原歯科医院2

はい。口の中の写真を歯科用デジタルカメラやアナログカメラで撮影して、それをもとに診断して治療をするという方法は、以前からありました。僕としてもこの方法で治療をするのは当たり前のことなのですが、あまり普及していないと感じています。実際のところ、全国に数多くある歯科医院のうち、歯科用デジタルカメラを導入している歯科医院は1万件もないのではないかと聞いています。当院では歯科用デジタルカメラを使用し、すべての患者さんのエックス線写真と口腔内写真を撮影しています。それだけでなくCTやマイクロスコープも導入し、治療に役立てています。

じっくり時間をかけて治療内容を説明

診療の際、心がけていることがあれば教えてください。

木原崇博院長 登美ヶ丘木原歯科医院3

治療内容を理解していただくために資料を見ていただきます。こういう資料がないと、自分が受ける治療がどういう内容なのかわからなくて怖いと感じると思うのです。僕が病院に行って治療を説明された時も、治療がイメージできないと怖いです。特に口の中の治療は自分で見えませんから、もっと怖いですよね。当院では初診の方には治療の説明だけでも1時間以上かけています。もちろん治療を急がれている方の場合はできるだけ短時間で済ませますが、状況を把握していただき、どのような治療が必要かという点については細かくご説明しています。1回目の来院で写真を撮り、2回目の来院で説明をして、3回目の来院から治療をスタートするというイメージです。

患者さんが安心して治療を受けられるように、設備にもこだわっているとか。

これまで補綴治療を多く手がけてきた経験から、治療の精度を高めるためCTやマイクロスコープを導入しました。こういった設備を整えてきたことで、患者さんには安心して治療を受けていただけると思います。

診療スペースは個室と半個室を用意しているのですね。

木原崇博院長 登美ヶ丘木原歯科医院4

患者さんのプライバシーを守るためです。自分の歯の状況は他の人に聞かれたくないですよね。入れ歯の方は特に知られたくないと思います。患者さんのプライバシーには最大限の配慮をしたいと考え、完全個室と半個室の設計にしました。同時に、患者さん一人ひとりにしっかり向き合って治療をしていくには個室診療でなければ難しいと感じた部分もあります。もちろんこのご時世ですから、感染症対策という意味でも個室は喜んでいただけるのではないでしょうか。自分しかいない空間で治療が受けられるのは、そういう意味でも安心できるでしょう。診療スペースには大型のモニターを設置してあり、ご自身のお口の中の状態を映像でご確認いただけます。大きな画面で視覚的に確認することで悪いところがはっきりわかりますし、歯の色など、ご自分でも今まで気づかなかった部分に気づくこともあると思います。

患者それぞれの虫歯リスクに合ったアドバイスを実施

ご自身の歯の健康のためにしていることはありますか。

木原崇博院長 登美ヶ丘木原歯科医院5

僕は虫歯ゼロで、受けたことがある歯科治療は親知らずの抜歯だけなんです。口の中は健康なので、年単位でエックス線写真を撮って、虫歯がないか確認しています。日常のケアも、普通に歯磨きをしているだけです。やはり人によって虫歯になりやすいリスクが違います。そのため、患者さんに対しても、虫歯リスクが低い方には歯ブラシや歯磨き粉をいくつもご紹介することはありませんが、虫歯リスクが高い方には歯間ブラシの使用を勧めたり、歯磨きのやり方をアドバイスしたりします。患者さんごとに何を注意すべきかが違うため、それぞれの患者さんに合ったアドバイスをし、皆さんがお口の中を良い状態に保てるようにと配慮しています。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

木原崇博院長 登美ヶ丘木原歯科医院6

歯科医院というのは、歯が痛いときに行って治療をしたらおしまいではなく、自分の体の一部である「口」のメンテナンスをする機会をつくるための施設だと捉えていただきたいです。車に車検があり定期的にメンテナンスするのと同じように、自分の歯にもメンテナンスが必要です。50代は人生の前半戦が終わったくらいの年齢ですから、そこで一度、歯の状態をよく確認して「口の中の改装が必要か検討するタイミング」と考えると良いかもしれません。歯科医院を、ご自身の歯を管理する場所としてご利用いただき、末永くお付き合いできればうれしいです。

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