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上田 康祐 院長の独自取材記事

うつぼや町クリニック

(京都市上京区/今出川駅)

最終更新日:2022/06/01

上田康祐院長 うつぼや町クリニック main

堀川今出川の南東に広がる住宅地で、ひときわ目を引くスタイリッシュな建物が「うつぼや町クリニック」。2021年に開業し、内科疾患や消化器疾患、消化器内視鏡検査に力を入れている。地元出身の上田康祐院長は各地の病院で長らく診療に携わる中で、仕事の都合でなかなか受診できない、検査が受けにくいという患者を診てきた。そこで開業にあたっては「他とは違うクリニックにして、これまで受診が難しかった患者さんを受け入れたい」とのコンセプトを掲げ、日曜診療など新しい試みにも挑戦している。また得意とする内視鏡検査では独自の工夫も加えて苦痛の少ない検査をめざしている。培ってきた診療技術を踏まえて患者目線に基づいた診療に取り組む上田院長に、詳しい診療内容や開業医となった現在の思いを聞いた。

(取材日2022年4月26日)

誰もが受診しやすいように日曜日も診療

こちらのコンセプトを教えてください。

上田康祐院長 うつぼや町クリニック1

大学を卒業して初期研修を終えた後は、大学病院や滋賀県立総合病院の消化器内科で勤務してきました。大きな病院では、診療内容や設備は充実していますが、待ち時間が長かったり、緊急性のない場合には基本的に初診とは別の日に検査を予約することになります。しかし、その中には終わってみると、当日に検査をする体制があれば1回の受診で済ますことができる方も多くおられます。多くの患者さんはわざわざ休みを取って大きな病院へ来ているのに、見合わないと思うことが多々ありました。この場所は私の地元ではありますが、これまで診察をしてきた地域からは離れていますし、市内にはクリニックがすでに多数あります。今から開業するのであれば、他にはない取り組みをしよう、受診したいのにできなかった方が気軽に受診できるクリニックにしたい、と思いました。

だから日曜日も診療をされているのですね。

そうです。胃や大腸の内視鏡検査を受ける方は働き盛り世代の方も多く、土日に診療があれば休みを取らずに検査を受けられます。また、週末にちょっと症状があるけれどクリニックは休みなので救急の窓口を受診せざるを得なかったという方にも、気兼ねなく受診してもらえると思います。私自身は他の日に休みが取れればよく、日曜日に休みたいというこだわりはないので、土日は普通に診療して、月曜日と木曜日を休みにしています。また、診察は12時半まで、そして13~15時は検査優先で診察も行って、それで診療は終わりにしています。夕方の診療がないので、子育て世代のスタッフにとっても働きやすい環境になっていますし、私自身も共働きの妻と子どもの送り迎えなどを分担することができています。

設備面でこだわった点はありますか?

上田康祐院長 うつぼや町クリニック2

クリニックでは、院内で検査できる項目が少なかったり、血液検査の結果も後日、下手をすると1~2ヵ月後に聞くといったことがよくあります。健診に近い採血であればそれで構いませんが、今調子が悪いという方に後日改めて検査結果を聞きに来てもらうのは、われわれにも患者さんにも大きなマイナスです。そこで、血液検査の分析機器は救急で使われるような項目はその場で測定可能な検査機器を導入しています。急を要する症状であれば、20分程度で肝機能や腎機能などまで検査できますので、こちらとしても判定できる病態がかなり広がります。腹痛があって炎症反応があるというのと、肝臓の数値や膵臓の数値が高いというところまでわかるというのはまったく異なります。これまでの経験から、CTやMRIがなくてもできることはそれなりに多く、腹部エコーや検尿、レントゲンや心電図と合わせると十分患者さんのお役に立てると考えています。

径の細い内視鏡を使って口から胃内視鏡検査を実施

診療内容を教えてください。

上田康祐院長 うつぼや町クリニック3

消化器や内科の病気を中心に、どんな症状にも幅広く対応しています。今なら、新型コロナウイルスのワクチン接種や発熱患者さんの診療も可能な範囲で行っています。日常生活の中で病院に行こうかと思う動機として、おなかが痛い、吐き気がするなどの消化器症状は主要な原因の一つだと思います。ただ、消化器症状と一言で言っても、ストレスなど心の問題から腹痛が起きることも多いですし、さらに消化器疾患では食道から大腸まで、肝臓、胆嚢、膵臓など原因となる臓器がとても多いんですね。そして、ご高齢の方では高血圧症や糖尿病などが合併していることも多々あります。自分の患者さんに起こる症状にはなるべく幅広く対応したいと思っています。ジェネラリストという言葉は近年のキーワードの一つですが、専門家に勝ることはありませんので、必要に応じて適切な紹介先をご案内していますので、まずは診せていただきたいですね。

内視鏡検査で、こちらならではの特徴はありますか?

胃と大腸、両方の内視鏡検査を行っています。胃内視鏡は口から入れる際に使う通常の太さのものと、鼻から入れる細い径のものを導入していますが、今は画像技術が向上して、画質はまったく変わりません。そして鼻からの内視鏡は苦痛が少ないといわれますが、やはり鼻の麻酔は必要で、自分で試してみると薬液がしみたりしてそれなりに苦痛もあるんですね。鼻の穴が狭い方では、痛みがあったり鼻血が出たりします。ですので私は、患者さんに特別なこだわりがなければ、細径の内視鏡を口から入れて検査をすることをお勧めしています。また、鎮静剤は患者さんのご希望に合わせて、安全性に配慮しながら使用しています。なお、胃内視鏡検査は血液を固まりにくくするための薬や糖尿病の薬を使用していたりがなければ、ウェブ予約で初診当日に受けることも可能です。

大腸内視鏡検査はいかがでしょうか。

上田康祐院長 うつぼや町クリニック4

拡大観察機能や受動湾曲機能がついた、ハイビジョン対応の内視鏡を使っています。ポリープを詳しく観察することができますし、ご希望があれば、ある程度までの大きさのポリープであればその場で切除することも可能です。カメラにも種類がありますが、前任地でも使用していた高性能なタイプのものを導入して、質も高く、痛みや不快感もなるべく少ない検査をめざしています。それでも苦痛があることもありますが、鎮静剤も希望に応じて使用することで苦痛を和らげるよう努めています。それから当院では、大腸内視鏡検査は13時以降に行っていますので、下剤は基本はご自宅で飲んでいただいて、院内での待ち時間が短いように配慮しています。

患者の事情に応じて便利に受診できるクリニックに

日々の診察で大事にされていることは?

上田康祐院長 うつぼや町クリニック5

当たり前のことですが、患者さんの話をよく聞くことですね。なぜ受診したのか、経過や症状をお聞きしますが、よく聞くとご本人が思い込んでいる病気とまったく違う場合もありますから。そして、原則としては患者さんの希望に沿った検査や治療を行いたいと考えています。患者さんは受診される際に、こういう検査がきっと必要だろうと思ったり、これはいらない、と思ったりしながら来られています。それをよくお聞きして、もちろん医学的に問題がある場合には止めますが、必要な選択肢をお示ししてその中からどこまで行うのか、患者さんに選んでもらえるようにしています。患者さんには時間や費用など、それぞれに事情があります。その時点で必要な検査や治療はきちんと行いますが、それ以外はご希望を聞いて相談しながら進めたいと考えています。

開業されてやりがいを感じることはありますか。

決して交通の便が良い場所ではないので、「日曜日に診察しているクリニックを探して来ました」という患者さんのお声が聞けると、良かったなと思います。また急な体調不良で来られたとしても、お話を伺って検査から診断、治療まで1日で当院だけで完結できるように体制を整えていますので、そういったところでもお役に立てるとうれしいです。

地域の方や読者へのメッセージをお願いします。

上田康祐院長 うつぼや町クリニック6

コロナ禍が続いて検査を先延ばしにしている方が多いと思いますし、それを言い訳に先延ばしにされている方もおられるかもしれません。すでに2年以上が経過しており、症状があるのに感染のリスクがあるから検査しないというのは絶対に良くありません。胃や大腸の内視鏡検査の良さは、命に関わるがんという病気をほとんど症状がない段階で見つけて治療することをめざせるということです。少しでも気になる症状があれば、まずは1回、特に大腸内視鏡検査は40歳を過ぎたら受けてほしいと思います。当院は、診療時間や診察内容など幅広く柔軟に対応したいと思っています。今まで受診をわずらわしいと感じてきた方にも、ぜひ気軽に都合に合わせて利用してもらいたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

内視鏡検査/胃:1万5000円、大腸:2万5000円

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