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痛みに配慮し、検査のハードルを下げることをめざした
内視鏡検査

はせがわ内科・内視鏡クリニック

(宇治市/大久保駅)

最終更新日:2022/01/05

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  • 保険診療

胃カメラや大腸カメラとも呼ばれる内視鏡検査。胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療に役立つことはもとより、大腸カメラは検査と併せてがんの前段階ともなる大腸ポリープの切除もできるため、大きな病院だけでなく町のクリニックでも気軽に受診できるほど普及してきている。しかし、まだ「つらい」「苦しい」といったマイナスイメージから検査を敬遠している人も少なくない。「がんのほかに、逆流性食道炎や腸炎などといった病気も発見でき、自分の体質を知る機会にもなる」と話すのは「はせがわ内科・内視鏡クリニック」の長谷川和範院長。20年以上消化器疾患に携わり、患者がリラックスして受診できる内視鏡検査を追求してきた。今回は、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医でもある長谷川院長に、胃と大腸の内視鏡検査について詳しく聞いた。

(取材日2021年12月1日)

麻酔や鎮静剤のほか、挿入方法や機器設備にもこだわり、痛みや不安をできる限り軽減した検査をめざす

Q内視鏡検査は、どのような時に受ければいいのでしょうか?
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▲内視鏡検査室

内視鏡検査は「胃が痛い」「胸やけがする」「便に血が混じる」など、気になる症状が現れた時にまず受診して検討していただきたいです。一般的に胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療に役立つとされる内視鏡検査ですが、がん以外にも逆流性食道炎や胃炎、胃・十二指腸潰瘍、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎やクローン病のような炎症性疾患の発見も可能です。また「家族の病歴」「ピロリ菌があった」「大腸がんのリスクが上がる40歳」というタイミングでも検討してみてください。検査して、逆流性食道炎や食道裂孔ヘルニアなどがあることがわかれば、食べてすぐに横になると胸やけを起こしやすいなど、今後の対処法が見つかるきっかけにもなります。

Q胃内視鏡検査では、痛み軽減のためにどんな工夫をしていますか?
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▲トイレを備えた前処置室

胃内視鏡検査は、喉をスコープが通ることで「おえっとなる」嘔吐反射が起こり、苦しいといったイメージがあると思います。当院では、細径の経口と経鼻両方の検査が可能ですが、一般的に経鼻のほうが楽に検査できるといわれていることから、経鼻での検査を中心に行っています。経鼻用カメラでは性能が落ちるのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、近年はその精度が大きく向上しており、治療を伴わない検査であればしっかり対応できます。また、検査の際には、喉や鼻に麻酔をして負担軽減に努めているほか、鼻炎があって経鼻検査ができない人、緊張しやすい人、嘔吐反射が強い人などには鎮静剤を用いた検査も行っています。

Q大腸内視鏡検査では、どんな工夫をしていますか?
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▲20年以上消化器疾患に携わってきた長谷川院長

大腸内視鏡検査は、スコープの操作や送気によって腸管の屈曲やしわを伸ばして観察するために腸管が伸びたり、張ったりすることで苦痛を感じるとされています。また、胃カメラに比べて生理的な順方向ではなく逆向きに挿入していくため、習熟した技術が必要で、検査時間も10~20分くらいかかります。当院では、スコープ挿入時に大腸の圧迫感や負担を軽減する軸保持短縮法を用いているほか、体内吸収が早い炭酸ガス送気システムを採用し、おなかの張りを極力抑えるよう努めています。ほかにも、検査中は声かけしながらリラックスできるようサポートし、やっぱり検査が不安という方には鎮静剤を用いた検査を受けられる体制も整えています。

Q鎮静剤を使うことのメリットは何でしょうか?
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▲鎮静剤を使うことで苦痛の軽減につながる

鎮静剤は、うとうとと眠ったような状態へと促すものです。そのような状態のうちに検査が終わるため、苦痛がかなり軽減されます。特に、胃カメラは5分程度と短時間ですが、大腸カメラの場合は、過去におなかの手術をした方や帝王切開の経験がある方などで腸の癒着があると、より慎重に挿入していく必要もあり、予定よりも時間がかかり、負担が強くなることがあります。また不安や緊張の強い方など、大腸への負担が予想される場合は鎮静剤を用いた検査が非常に有用です。一方で、検査後に仕事がある方、車など運転して帰りたいという方は、人によっては検査後も少し鎮静剤の影響が残る場合もあり、使用はできません。

Q内視鏡検査を受ける際に、気をつけることはありますか?
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▲検査後は寝たままリカバリールームに移動することが可能

鎮静剤を用いた検査では、リカバリールームで30分~1時間ほどお休みいただきますが、しっかりと目が覚めるには個人差がありますから、ご高齢の方はできるだけ付き添いの方に来てもらった方が安心でしょう。どうしても一人で受診される方は、タクシーなどでの帰宅をお勧めします。また、ご自宅で下剤を飲むのは不安だという場合はクリニックで行うこともできます。当院ではトイレを備えた前処置室をご用意しており、看護師に付き添ってもらいながら服用することができます。ほかに、前日の食事の時間や内容、服薬しているお薬など細かな注意点に関しては、事前カウンセリングで確認しています。

ドクターからのメッセージ

長谷川 和範院長

内視鏡検査にある「つらい」「苦しい」というイメージから進んで受けたいという方は少ないと思います。しかし「まだ若いから大丈夫」「症状がおさまったから平気」と自分で自分を納得させて検査を先延ばしするのもよくありません。「病気が見つかるのが怖い」「症状もなくなったし、検査しても何もないだろう」と思って敬遠する方もいますが、まずは検査をして安心を得ることも大切です。勇気を持って検査を受けることで、今の健康状態を知り今後の体のいたわり方や生活の改善にもなって、健康寿命を延ばすことにもつながります。迷っている方には、検査方法からその意義、必要性までお話しさせていただきます。いつでもご相談にお越しください。

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