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上運天 修 先生の独自取材記事

スマイリー矯正歯科

(島尻郡八重瀬町)

最終更新日:2021/10/12

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八重瀬町東風平にある「スマイリー矯正歯科」。矯正を担当する上運天修(かみうんてん・おさむ)先生は、琉球大学の法学部へ入ったものの、「人間や人間の体」に対する興味から、医療の道へ進みたいと鹿児島大学歯学部へ入り直した異色の経歴を持つ歯科医師。大学卒業後は鹿児島の矯正歯科医院で診療経験を積んだ後、沖縄に戻り2021年3月に開業。弟の上運天智先生と2人で診療を行っている。リラックスして相談してほしいという想いから、かりゆしウエアが診療着という、若々しく話し上手な修先生に、これまでの道のりやクリニックの特徴について語ってもらった。

(取材日2021年8月25日)

人間の体に興味が湧き、大学を入り直して歯学の道へ

先生は一度法学部へ入られ、その後歯学部に入り直したそうですね。その理由を教えてください。

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高校卒業後は琉球大学の法学部へ入学したのですが、勉強していくうちに、法律より人間や人間の体に興味が湧いてきたんですよね。教員免許や司書教諭の資格も取得しましたが、大学4年生頃からやっぱり自分が興味があるのは「人間」だなあと思い、医療系の学部に入り直すことを決意しました。医学部という選択肢も考えましたが、自分の性に合うのは歯科だと考えて鹿児島大学の歯学部へ行くことに決めました。やりたいことにチャレンジさせてくれた父には今でも感謝していますね。

卒業後、矯正専門のクリニックで経験を積まれたのですね?

そうですね。大学卒業後は開業医をめざす人もいましたが、当時の私はそういった思いはなく、鹿児島の田中矯正歯科に勤務医として入職し、矯正にまつわるさまざまな経験をさせていただきました。沖縄に戻るまで15年間お世話になりました。院長の田中巽先生からの勧めもあり、同院で働きながら、2002年に鹿児島大学大学院歯学研究科博士課程を修了しました。この時は鹿児島大学の社会人枠に院生として入って、朝7時頃から医局会に出て仕事をして、田中矯正歯科で13時から診療する毎日でした。これを4年間続けましたね。大変な日々でしたがとても良い経験でした。その後も田中先生のもとで診療するうちに矯正の奥深さや面白さに気づいていきましたね。2009年には、九州歯科大学でも博士号を取得しました。

沖縄に戻ってこられたのには何かきっかけがあったのでしょうか?

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2007年に田中矯正歯科の建て替え工事の話が持ち上がり、今後のことについてあらためて考えたんですね。私は大学を入り直しているから、その時すでに40代後半でした。地元の家族のことなど色々と考えた結果、勤務医を卒業するタイミングかなと思い、沖縄へ戻り開業することを決めました。その当時、沖縄で勤務医として働いていた弟とともに、2009年に生まれ育った地元の嘉手納町に開業することになりました。当初は鹿児島での経験を生かした矯正専門のクリニックとして考えていましたが、地域には一般歯科のニーズが強くあったため、主に弟が一般歯科を、私が矯正歯科を担当するかたちで診療を続けてきました。ゆくゆくは南部エリアにも矯正専門の歯科医院をつくりたいと思っていたので、今年初めに八重瀬町東風平に開業したという流れです。

矯正はなるべく早めに診てもらうのが理想的

開業するにあたり、八重瀬町を選んだ理由をお聞かせください。

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南部エリアでの開業を考えたとき、那覇市や浦添市はもともと歯科医院も多いので、そこから少し離れたエリアの患者さんが通いやすい場所にと考えました。八重瀬町は自然が多いのどかなエリアですが、最近は新しい住宅の増加に伴ってスーパーなどの商業施設や飲食店も増えており、新しいファミリー層などの流入も進んでいると聞いています。那覇市まで出るには少し遠いかなと感じる、八重瀬町にお住まいの方はもちろん、隣接している南城市や糸満市の方にも来ていただきたいと考えて、八重瀬町東風平に開業することにしました。

こちらの矯正の特徴を教えてください。

当院ではマウスピース型装置を使った矯正を提供しています。この矯正のメリットは矯正をしていることが見た目でわかりにくく、装置が取り外し可能なので、歯磨きなどのケアがしやすいという点です。ただ、取り外し可能な分、患者さん本人の強い意思が必要となります。1日に装着する時間が決まっていますし、2週間ごとに新しいマウスピース型装置に替えていただく必要があります。きちんと続けていただくために、矯正始めは2週間ごとに当院へお越しいただき、計画どおりに矯正を進めるためのレクチャーを行います。使用に慣れてくるとマウスピース型装置を3〜4組お渡ししています。患者さんにモチベーションを保ってもらうためには、やはりコミュニケーションが大切だと考えています。マウスピース型装置を使った矯正がうまくいかなかった場合、ワイヤー矯正に切り替える歯科医院もありますが、当院ではあえて行っていません。

マウスピース型装置を使った矯正に年齢制限はありますか?

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メリットがある一方で、装置を長時間装着するこの矯正は歯周病のリスクが高くなるデメリットもあります。特に、歯茎に疾患のある人は注意が必要です。50〜60代くらいになると歯周病になる方が増えてきますので、そういった面から考えると、なるべく若いうちに始めるのが理想的ですね。とはいえ、歯茎に問題がなければ年齢に関係なく始めていただけます。小さい子どもだと、噛み合わせのトレーニングとして3歳から市販のマウスピース型装置を使うこともあります。子どもの患者さんの場合でもしっかりとコミュニケーションをとり、「噛み方を良くするために夜寝る時にこれを入れてね」などと伝えて渡していますよ。幅広い世代の方に対応できるのがマウスピース型装置を用いた矯正ですね。

専門性を生かし、地域の患者の役に立ちたい

先生は矯正歯科医師として多くの症例を診てきたそうですね。

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そうですね。鹿児島時代から含めると29年間矯正を専門に診療してきました。沖縄で開業してからは12年です。矯正は期間も長いため、患者さんとのコミュニケーションを密に取る必要があるのですが、患者さんと話すのはいつも楽しいですね。お子さんと話すのも好きです。法学部の時に感じた、人に興味があるというところにつながっているかなと思いますね。当院では、皆さんが通いやすいように日曜も診療を行っています。これは私の弟である智先生の協力があってこそだと思っています。デジタル化が進んだことで、マウスピース型装置を用いる矯正は専用ソフトがあればどこでも仕事ができます。嘉手納の歯科医院でも当院でも、ソフトさえあれば診断や矯正計画を立てることが可能なので、智先生とシフトを組んで分業することができています。

これから地域でどのような役目を果たしていきたいとお考えですか?

矯正はかなり専門的な分野になるので、地域で一般歯科と矯正で専門領域をきちんと分けられる存在になれればといいなと思いますね。それぞれの専門分野を生かすことが、結果的に地域の患者さんのためにもなるのではないかなと考えています。矯正は期間も長く、費用も高額になるので、信頼できる歯科医院で受けたいですよね。ただ単に、家の近くにあったからという理由で選ばれるのではなく、この先生だから診てもらいたいと思ってもらえるような歯科医院、そして歯科医師でありたいです。

今後の展望を教えてください。

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虫歯治療などを行う一般歯科のクリニックで、「この人には矯正が必要だ」という時に、真っ先に患者さんを紹介してもらえるような、この地域で信頼される矯正クリニックをめざしています。ですので、皆さんにはまず、かかりつけの歯科医院を持ってもらい、先生としっかりコミュニケーションを取って歯の健康管理を行っていただきたいです。もちろん、お困りの際は、当院に直接おいでくださっても構いません。少しでも気になることがありましたらお気軽にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正相談/1100円、マウスピース型装置を使った矯正/44万円~、マウスピース型装置を使った小児の咬合誘導/8万6500円

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