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八上 公利 院長の独自取材記事

しぶや東 歯科・口腔外科クリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2022/07/14

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明治通りから入ってすぐ、オレンジ色の壁のビルが「しぶや東 歯科・口腔外科クリニック」だ。院長の八上公利先生は、大学病院に長年勤務し、口腔外科領域を中心に数多くの症例をこなしてきたベテラン歯科医師だ。診療ではしっかりと患者の話に耳を傾けることをより大切にしながら、最善の治療を探る。「大切なのは患者さんの気持ち」と語る八上院長の気持ちが、多くの患者を惹きつける。現在も大学病院に籍を置いて非常勤としての勤務を続けている。八上院長に、同院の診療内容や今後の展望など、幅広く話を聞いた。

(取材日2022年6月14日)

大学病院レベルの診療を、地域医療に取り入れたい

ここは以前も歯科医院だった場所だそうですね。

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はい、以前の歯科医院が都合で閉院することになり、開業してみないかと相談がありました。それまでは、松本歯科大学の教授として学生教育と診療を行っており、開業については考えたこともなかったんです。しかも新型コロナウイルス感染症が流行拡大の真っ只中で迷ったのですが、以前から、これまで自分が経験してきたことや培ってきたことを地域に貢献したいと思っていましたし、私を育ててくれた大学にも近く、そろそろ戻ってもいい頃かなと思い開業を決めました。前の歯科医院は3代続いた地域で長く親しまれてきたクリニックだっただけに、たくさんの患者さんが通われていて、閉院の際には皆さんに案内を出してくださり、電話番号も変わりませんでしたので、引き継ぎが非常にスムーズでした。前院の時代から引き続き通ってくださる患者さんもとても多いです。

大学病院とも密に連携をとっているのですね。

街のクリニックとしては、一次医療圏として最初に患者さんの診療を担当し、必要な場合は大学病院などの大きな医療機関に紹介することはとても大切な役割です。私は大学病院での勤務が長かったので、地域の歯科医院からご紹介いただいた患者さんをたくさん診てきました。そのため、大学病院側に、どのような症例やタイミングで紹介するべきかがわかります。これまで培ったスキルと街のクリニックでも大学病院レベルの診断ができるように準備した設備を生かして、当院でできる診療はしっかり行い、必要な場合には早急に見極めて大学病院へつないでいけたらと思っています。当院では、昭和大学病院や日赤医療センターなどと連携をとっています。

開業時にこだわって導入した設備はありますか?

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コンピューター断層撮影装置(CT)とマイクロスコープです。当院は医科・歯科共用のCTを導入しています。これはあまり知られていないのですが、虫歯は進行すると鼻腔にまで及ぶことがあり、しかも無症状なことも多くあります。歯科用CTだと8〜10センチの幅しか撮影ができないので、疾患を見逃さないために、歯や顎に加えて頭部も3Dで立体的に撮影ができる医科・歯科共用CTを導入しました。マイクロスコープは最大20倍の視野が確保でき、歯の根の先端にある嚢胞を切除したり、根管内の治療を行ったりする際に使用します。動画の撮影もできるので、ユニット前のモニターに映して患者さんにお見せしながら説明することもできます。言葉だけの説明と違い患者さんの理解も深まるので、治療を進める上で大事なことだと思っています。

どんな治療も、患者に寄り添うことが大事

口腔がんの診断も得意としていらっしゃるそうですね。

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口腔外科の治療で主体になるのは口腔がんです。大学では口腔外科に長く所属していたので、日々多くの口腔がんの患者さんを拝見しました。ここ数年では、有名なタレントさんが罹患したことで注目を浴びるようになり、発見される頻度が上がりました。私が所属している渋谷区の歯科医師会で、年に何回か行っている口腔がん検診にも、1日数多くの方が訪れ、皆さん、かなり気にしていらっしゃるのが伺えます。しかし口腔がんの前段階というのはちょっと特殊な状態なので、気がつくのが難しいことも多いです。早期にクリニックが診断できれば、多くの方が早く治療に取りかかることが可能なわけです。当院では、大学病院と同じように疑いのある時点で、組織を採取して顕微鏡で調べる病理検査を行うことが可能です。通常の歯科健診と併せて口腔がん検診を行うこともできるので、気になる方は積極的にご相談ください。

インプラントも進歩が著しいのでしょうか?

ここ20〜30年の進歩は目まぐるしいものがあります。私が口腔外科の医師として働き出した頃は、まだインプラントは日本にあまり普及していませんでした。ちょうど一般化に向けた研究が始まった頃で、僕も昭和大学でアシスタントとして入っていました。当時のインプラントは、生体とのなじみが非常に悪く、僕自身もインプラントに対してあまり良い印象がありませんでした。しかし純チタンのインプラントが開発されると、今までのものよりも性能が良くなり世界中で使われるようになりました。実は松本歯科大学に勤務しているときに企業と共同でインプラントの開発に携わった経験もあり、僕自身のインプラント治療への印象も大きく変わりました。当院でもインプラント治療に対応していますので、治療の選択肢の一つとして、患者さんに合わせたかたちで提案したいと思っています。

患者さんと接する際に大切にしていることは何ですか?

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患者さんが治療に前向きになれるよう、手助けをさせていただければと思っています。例えば、がんになったとき、医療者側は「治すぞ!」という思いで治療に取り組みますが、患者さんにはつらい告知となり、すぐには受け入れにくい考えかもかもしれません。虫歯一つでも、「この歯はグラグラして持たない」状況になったとしても、患者さんが残したいと思えば、できる限り残す治療を行うのが大切だと思います。そのためには、患者さんに病気をよく理解してもらうことと、検査結果を明確に示してどのように治療をしたいのか話をよく聞き、患者さんに寄り添った治療をすることが大切なのではないでしょうか。「先生にお任せします」というご希望も、選択肢の一つなので、最適だと思われる治療をこちらから提案しています。

口腔外科を学ぶために歯科医師の道へ

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

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父は大学の内科医で、同じ大学の口腔外科の先生に、口腔外科は先端の医療だと勧められたのがきっかけです。実際、口腔外科は、下顎から頭蓋底までを診療範囲としており、症例によって鎖骨上のリンパ節を切除したり、背中の筋肉を移植したり、また、足の骨を顎に移植したり、腕の皮膚で舌や頬の内側を作ったり全身に及ぶわけです。手術後の血圧などの管理もすべて行うので、口腔外科の歯科医師になりたての頃はプレッシャーもありましたが、だからこそ、必要とされる診療科なのだという実感もありやりがいも大きくなりました。

日々、お忙しいでしょうが休日はどのように過ごしていますか?

最近はほとんど寝ています(笑)。学生の頃は休みがあれば、山やスキーに行くなどアウトドア派でしたね。アメリカに研究留学していた時はよくドライブをしていましたし、日本に帰ってきてからも仕事の合間を縫って映画鑑賞やクラッシック音楽を聴きに行くのが好きでした。クラシックについては妻から指揮者や曲目、作曲者に詳しいとよく言われます。妻は音楽大学出身で、よく一緒にコンサートに行ったりしていたのですが、新型コロナウイルス感染症の流行で次々に開催中止となって以降、ここ数年は行けていません。今は開催が再開してきているので、寝ているだけではなくまた一緒に行きたいですね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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超高齢社会で歯周病のリスクを抱える人が大幅に増えました。自分の歯をできるだけ長く保つために何をすればいいのか、皆さんにお伝えしていきたいですね。ただ歯の状態は個人差が大きく、一生懸命ケアをなさっていてもうまくいかない方も実際いらっしゃいます。その時でも、その方に合った治療で生涯にわたってしっかりと噛めるようにサポートしていきたいです。大学病院で培った知識やスキルを、皆さんの身近な診療で還元し、生かすことが私の役割だと思っていますので、お口のことで気になることがあったらなんでもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/32万円~、マウスピース型装置を用いた矯正(片顎)/30万円~ ※自由診療の費用は使用する材質や状況により異なります。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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