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喜多 正和 院長の独自取材記事

堺MK歯科クリニック

(堺市西区/泉ヶ丘駅)

最終更新日:2022/08/01

喜多正和院長 堺MK歯科クリニック main

「堺MK歯科クリニック」は、堺市西区太平寺のショッピングモール、ベスピア堺インター2階にある。ショッピングモールの大型駐車場を利用でき、車でアクセスしやすいロケーションだ。また、土曜はもちろん日曜も診療しているので、仕事を持っている人も通いやすい。院長の喜多正和先生は、東京、大阪の歯科医院で経験を積んだ後、患者の幸せに貢献できる歯科医院をめざしてクリニックを開業した。患者との対話を何よりも大切にして、一人ひとりに丁寧な歯科治療やケアを提供することに努める。喜多院長に、患者を大切にする同院の診療ポリシーや治療についてのこだわり、地域の歯科診療にかける思いなどを語ってもらった。

(取材日2022年7月1日)

高校時代の夢に再チャレンジ

歯科医師になろうと決めたのはいつですか。

喜多正和院長 堺MK歯科クリニック1

高校生の時、進路を決める段階になって歯科医師が自分に合っていると気づきました。人と接することが好きでしたし、手先が器用で物を作るのが得意でした。歯科医師なら、自分の得意なことで人の役に立てると考えたのです。とはいえ、家が特別に裕福だったわけではなく、国公立大学の歯学部という条件で受験に臨んだのですが歯学部には合格できず、他の学部へと進みました。卒業してIT関連の企業に勤務したものの、やはり高校生の時に抱いた夢を諦めきれず、会社を辞めて勉強をやり直し、九州の大学の歯学部に入学しました。

開業までどのような経験を積んで来られたのですか。

大阪出身なので、卒業後は大阪の大学の歯学部で研修を受けました。その後、同じ大阪出身で東京の歯科医療法人で働いている友達から誘われて、研修を終えてすぐに東京の歯科医院に勤務しました。いずれ地元で開業するつもりでいたので、勤務医の間に東京で働くのも良い経験になると思ったからです。この歯科医療法人では、池袋の分院長、さらに大阪に分院を出す際にはその分院長を任されました。池袋の分院は一般歯科を始め幅広く診ていたのですが、大阪の分院は基本的にマウスピース型装置を用いた矯正に特化したクリニックで、マウスピース型装置を用いた矯正について本当に多くのことを学べました。

現在の場所で開業された理由は?

ご家族で通っていただけるショッピングモール内などに絞って開業場所を探しました。さまざまな物件を見た中で、自分の思い描く理想にぴったり合っていたのが現在の場所だったのです。患者さんにはゆったりとした空間、閉塞感のない空間で治療を受けていただきたかったので、診療台の間のスペースを広くとり、天井もできるだけ高くしました。開業の時期はちょうど新型コロナウイルス感染症の流行拡大時期と重なっていたのですが、ゆとりのある空間にしたことで「密」を避けることにもつながりました。

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

喜多正和院長 堺MK歯科クリニック2

研修医時代に「どれだけうまく治療ができても的確な診断ができないと意味がない」と言われた経験があり、今でも診断をすることを一番重視しています。また、その方のお口の中がどのような状態で、何が原因なのか、どのような治療が考えられるのかを、わかりやすく丁寧に説明することも心がけています。例えば、歯を削らなければならないようなケースでは、なぜ歯を削らなければならないかについて、最初にきちんと説明します。その上で、治療の選択肢や費用、治療期間についてもお伝えして、納得いただいてから治療をスタートさせます。痛みや悩みを抱えて来院される患者さんに対して、「今からどんなことをされるのか……」と不安を感じさせたり、いきなり麻酔をかけて治療を開始したりすることは絶対にありません。患者さんが少しでも疑問や不安を感じているなら無理に治療は進めません。

できる限り長く歯を残したい

「1本でも多く歯を残すこと」を大事にしておられます。

喜多正和院長 堺MK歯科クリニック3

虫歯や歯周病の感染源となっているなど問題のある歯は、やはり抜かなければならないケースがあります。しかし、それ以外の場合は、基本的に患者さんご自身の歯をできるだけ残せるようにしたいと考えています。「駄目だから抜いてしまおう」ではなく、自分が持てる限りの技術でさまざまな治療やケアを行い、できるだけ長くその歯を残せる方法を考えるのが当院のスタイルです。

特に力を入れている診療はありますか?

当院には幅広い年齢層の患者さんが来られ、診療内容も本当に多岐にわたります。このため、特定の診療に特別力を入れるのではなく、患者さんごとに異なるニーズにしっかりと対応できるよう、虫歯治療から入れ歯治療、歯列矯正、審美面に配慮した治療までさまざまな診療を、できる限り高いレベルで提供したいと考えています。そのために、技術の研鑽にも励んでいます。その上で、もし得意な診療をひとつ挙げるとすれば、やはり開業前に専門的に関わってきたマウスピース型装置を用いた矯正でしょうか。

矯正について先生の考えを聞かせてください。

歯並びは生涯にわたって変化します。このため、矯正は若い人はもちろんご年配の方にもお勧めできると考えています。整った歯並びは毎日のお手入れがしやすいですし、虫歯や歯周病の予防という面からもメリットがあります。私がめざしている「できるだけ歯を残す」治療やケアを実践するために、矯正は有用な手段の一つなのです。ただし、あらゆるケースにマウスピース型装置を用いた矯正で対応しているわけではありません。マウスピース型装置を用いた矯正にもワイヤーを使った従来の矯正法にも、それぞれのメリットがあるので、患者さんの歯並びの状況や矯正に対するご希望、ライフスタイルやご予算、さらに矯正にかけられる日数などの条件によって使い分けるようにしています。

子どもの矯正にも対応されているのですか。

喜多正和院長 堺MK歯科クリニック4

小児矯正に強い歯科医師が月に2回来て診療しています。また、マウスピース型装置を用いた矯正の場合は私が対応しています。昼間に1時間以上と就寝中にマウスピース型装置を装着するという手法で、歯並びや全身の健康にも悪い影響を与えやすいとされる口呼吸や舌の位置についての癖を改善することが期待できます。お子さんの将来の口腔環境を考えると、早い段階からケアしていくことが大切ですね。

丁寧に一人ひとり診る

歯周病治療についてはどのような考えをお持ちですか。

喜多正和院長 堺MK歯科クリニック5

歯周病の治療は決して歯科医師だけで行えるものではありません。定期的に通院される方でも、それ以外の日々はご家庭で過ごされるので、やはり毎日のきちんとした歯磨きなど患者さんの協力が必要です。このため、歯科衛生士とも連携して、日頃のお手入れの大切さを、わかりやすくお伝えするようにしています。一方、ご家庭でのお手入れがどうしても行き届かない患者さんに対しては、歯の表面だけではなく、歯茎の中についている硬い歯石も取るSRPと呼ばれるケアを積極的に取り入れています。また、歯茎が痩せてしまった場合には、健康保険が適用される薬剤を使った歯周組織再生療法にも対応しています。

歯ぎしりや食いしばりにも注目されているそうですね。

当院では、歯ぎしりや食いしばりのご相談も積極的にお受けしています。歯ぎしりや食いしばりなどがあると、気づかないうちにどうしても歯に大きな負担がかかってしまい、大切な歯を残すことが難しくなってしまいますからね。

クリニックの目標を教えてください。

診療台と歯科医師を増やして、より多くの患者さんに来ていただけるクリニック、地域に密着したクリニックになることが目標です。開業から約1年、この場所での診療を経験して、患者さんの紹介で新しい患者さんが来院されるケースが多いと気づきました。また、丁寧にきっちりと対応すると、次に何か問題が発生した際は当院に来ていただけることがわかりました。このため、これからも一人ひとりの患者さんに丁寧な診療を実践してきたいと考えています。

地域の方にメッセージをお願いします。

喜多正和院長 堺MK歯科クリニック6

お口のことで悩みや不安があるときは、どうぞ気軽にご相談ください。お話を聞かせていただき、現在の状況や選択できる治療法について丁寧に説明させていただきます。歯を削るのが怖い、注射の痛みが嫌という方もおられると思いますが、当院では歯茎の表面に麻酔を行い、細い注射針を使うなど、痛みを和らげるための取り組みを実践しています。どうぞ、勇気をもって一歩踏み出してください。抱えておられる不安や緊張を解きほぐしながら、一緒に解決法を考えさせていただければと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/77万円~、ワイヤー矯正/77万円~、マウスピース型装置を用いた小児矯正/33万円~、小児矯正/33万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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