杉山 靖史 院長の独自取材記事
ワイズデンタルオフィス
(町田市/町田駅)
最終更新日:2026/01/06
小田急線の町田駅から徒歩3分。駅前のにぎわいを抜けたビルの2階に、「ワイズデンタルオフィス」はある。2002年の開業以来、この場所で数多くの患者を迎えてきた同院。2025年9月には院内をリフォームし、さらにじっくりと診療できる環境を整えた。患者とのコミュニケーションを大切にする杉山靖史院長が得意とするのは、歯周病治療と根管治療。先進の機器も取りそろえたクリニックで診療を続ける杉山院長に、歯科医師としての思いや同院の特徴について聞いた。
(取材日2025年11月28日)
進捗を共有し、患者の納得を得ながら治療を進める
2025年9月に内装をリニューアルされたんですね。

はい、診療室の造りや内装も含めて、一新しました。どのようにリフォームするかはスタッフの歯科衛生士に一任していたのですが、患者さんにリラックスして診療を受けてもらえるように、こだわってくれました。以前は診療室からスタッフや他の患者さんが行き来するのが見えて、なんとなく落ち着かない雰囲気があったのですが、個室に近い形に造り変えることで、よりゆったりとお過ごしいただけるようになりました。リニューアル後、患者さんからも好意的な反応をいただいています。
さらにじっくりと患者さんと向き合うことができそうですね。
そうですね。私が患者さんと向き合う時に何よりも大切にしていることは、お口の中の状況や治療法について理解してもらうことです。患者さんご自身が納得してから治療に移らないと、結局続きませんし根本の原因にアプローチすることもできません。自宅でのケアにも影響してくるでしょう。患者さんが何を希望していて、最終的にどうなりたいのか……じっくり語り合うことが大切だと思っています。「先生にお任せします」という言葉で引き受けてしまっては、トラブルのもとにもなりかねないと思います。
患者さんの理解と納得を得るために、何かしていることはありますか。

治療の方針と進捗を記したレポートをお渡しするようにしています。治療を実施した日づけを書き込みながら「今、ここまで終わりました」「次はこれをやりますよ」というふうに、状況をお伝えしています。同時に、よりわかりやすく状況を共有できるように工夫もしています。こうすると全体像が見えやすくなりますし、お互いに進捗を確認し合う意味でも役立ちます。お口の中の絵を描いて、説明することもありますよ。また、歯科衛生士にも主体的に診療に関わってもらっています。患者さんの状況は一人ひとり違いますので、歯周病や噛み合わせについて、メンテナンスの時にはしっかり把握してもらうようにお願いしています。私一人が請け負うのではなく、スタッフ全員で見て、お話をしていくということですね。
精密機器で把握・記録し根本原因にアプローチ
得意としている治療はありますか?

以前から変わらず、歯周病治療と根管治療に力を入れています。いくら歯周病のケアをしていても、根っこの部分が病気になれば抜く必要が出てきてしまいます。そういう意味で根管治療は非常に重要です。ただし、根管治療だけでなくて、口腔内の環境や心身の状況を見ることも大切です。また、噛み合わせもあらゆることに影響してくるので、重要視しています。噛み合わせが悪いと、歯周病の悪化や虫歯の発生につながる他、場合によっては歯が割れてしまうことも考えられます。症状を繰り返さないためにも、噛み合わせの改善は肝なんですね。そのために、矯正まで組み合わせたトータルのアプローチをご提案することもありますし、患者さんからご相談を受けることも少なくありません。
医療機器にもこだわられているそうですね。
安全性を重視しつつ専門性の高い治療を提供するためには、それを可能にする環境や道具が不可欠だと考えます。そのために、当院では先進の機器を積極的に取り入れているのですが、例えば、肉眼では見えない部分を2~24倍に拡大して確認できるマイクロスコープがあります。撮影したデータをパソコンに送ることができるので、診療にも技工にも役立っています。あとは、口腔内を撮影するためのデジタルカメラが計4台あります。それぞれに用途や得意分野が違っていて、かぶせ物などを作る時により自然な色味を記録するのに長けたカメラも備えています。これらを活用して、患者さんの記録を頻繁に残すようにしています。
記録を重視しているのはどうしてですか?

治療が進んだ時に、比較ができるからです。「以前はこういう状態でしたね」や「こんな治療が必要でしたけれど、やってみた結果、このように変わってきましたね」など。それによって患者さんのモチベーションも上がると思いますし、治療の必要性も実感していただけると考えています。特に、口腔内スキャナーの3Dデータを見ていただければ、「こんなところまでわかるのか」と、驚いていただけるはずです。なかなか目視では見えづらい部分まで、虫歯やすり減り、詰め物の不適合までわかりますから、詳細な状況把握につながるんですね。こうしたことは、ご自宅でのケアにも生きてくると思います。こういったところからご自身の口腔環境に興味を持ってもらえたらうれしいですね。
院内で設計・製作した精密な技工物を迅速に提供
技工も、杉山院長自らが行われているんですね。

はい。自分で作ることも多いですね。技工物はとても繊細で、使う素材によっては熱や時間経過によって大きく変化してしまうものもあります。院内で作ることで外注による時間のロスも削減できますし、精密な技工物を速やかに患者さんへご提供することができます。当院では、3Dカメラでスキャンしたデータをもとに設計、作製できるシステムを導入しています。患者さんの細かなご要望にも、スピーディーかつ柔軟に対応できるのも強みですね。もともとプラモデル作りが好きで、歯科技工士をめざそうと思ったこともありましたが、父に勧められたことがきっかけで、この道に進みました。
高校時代は卓球をされていたそうですね。スポーツの経験は、今の仕事に生きていると感じますか?
高校生の時、学校では野球部と、青卓会という卓球のクラブチームにも所属し、日本代表に選ばれたこともあります。この経験から学んだことは、やはり諦めないことの大切さですね。難しい症例だったとしても、どうしたら良いか考えて、作戦を立て、実行する。そのプロセスはスポーツに似ているとも感じます。技術や知識といった戦術があってこそ、どんなふうに治療を進め、仕上げていくかという戦略が立てられます。スポーツから学んだことが、歯科医師としての自分を支えてくれていると感じますね。私自身、これからも歯科医療を学び続けて、より良い治療ができるよう研鑽を積んでいきたいと思っています。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

同じ症状を繰り返して悩んでおられる方は、根本的な原因を考えた治療を受けることをお勧めします。どうして今の状態になっているのか、歯科医師とも話し合いながら考えていただけると良いのかなと思います。当院は、治療する意志のある方にはとことん向き合います。せっかく治療をしても、また同じ症状が出た時に落胆するのは患者さんだけではなく、われわれ歯科医師や歯科衛生士も同じです。じっくりお話をして、患者さんにも納得いただいた上で治療を進めてまいります。お困りのことがございましたら、ぜひご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/38万5000円~ ※詳しくはクリニックへご確認ください。

