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飯塚 奈緒 院長の独自取材記事

なおレディースクリニック

(文京区/後楽園駅)

最終更新日:2022/04/28

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ホルモンの影響を受け、ライフステージごとに変化する女性の心と体。多様な悩みと上手に付き合うには、信頼できる婦人科の存在が欠かせない。飯塚奈緒院長は、「相談できる婦人科が身近にない」「婦人科の受診に抵抗がある」といった声に応えるため、2021年に「なおレディースクリニック」を開業。設備やコミュニケーションに工夫を凝らし、あらゆる世代の女性が気兼ねなく受診できるような環境を整えた。物理学修士課程を修了後、医師への夢が再燃して医学部に入り直した飯塚院長は、女性の健康と美を守る仕事に静かな情熱を燃やす医師。こまやかな気配りと、優しく母性に満ちた物腰は、悩める患者の心の扉を静かに開いてくれるだろう。「患者さんとともに年を重ねていきたい」と話す飯塚院長に、診療にかける思いや治療について語ってもらった。

(取材日2021年12月10日)

なじみ深い文京区への地域貢献の意味も込めて開業

先生はもともと、文京区のお生まれだそうですね。

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はい。当院の最寄り駅である春日駅のお隣、白山駅の近くで生まれ育ちました。ですから、この辺りは昔から慣れ親しんできたエリアです。再開発で町並みは一新したものの、街そのものの温かさや住む人の雰囲気は変わりませんね。思い入れのある文京区の地域医療に貢献したいという思いもあって、この場所での開業を決めました。都営三田線・大江戸線のほか、東京メトロ丸ノ内線・南北線の後楽園駅からは雨に濡れずに来ていただけるので、周辺にお住まいの方はもちろん近隣の区の患者さんも多くいらっしゃいます。近くに婦人科が少なくて困っていた方も多いようなので、ここに開業して良かったなと思っています。

開業の理由、産婦人科医になった理由を教えてください。

患者さんとの距離が近い場所で、受診を迷うような小さな悩みにもお応えするために開業しました。産科・婦人科的な悩みは女医のほうが相談しやすいでしょうし、同じ女性だからこそ共感できたり、経験に照らして理解できる面もたくさんあります。例えば、月経にまつわることもその一つ。もちろんそれ以外のことも、違和感があるならためらわずにご相談くださいね。そしてもう一つ、私が産婦人科医になった理由をお話しすると、病気を治すだけでなく、新しい命の誕生に立ち会いたい気持ちが大きかったからです。命が生まれ落ちる瞬間は、何度経験しても感動してしまって。なので、大学卒業後は東京大学医学部附属病院産科に入局し、その後JCHO東京山手メディカルセンターに勤務して臨床経験を積んだんです。周産期を中心に腫瘍や不妊など幅広い領域に携わりながら、病院ならではの高度な治療も行い、とても有意義な期間を過ごせました。

開業前には、実際にクリニックに勤務して経験を積まれたと聞きました。

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病院とクリニックでは、同じ産婦人科領域でもカバー範囲が異なります。クリニックはより身近な存在なので、おりものや性器の違和感、妊娠のご相談、検査・検診などに広く対応するほか、月経に伴う苦痛を軽減するためのピルを処方したり、更年期のお悩みをお聞きして適した治療を一緒に考えたりもします。産科・婦人科への最初の足がかりのような存在ですね。一人ひとりの状態を丁寧に診て、詳しい検査や治療が必要だと判断した方を高次医療機関にご紹介するのも大切な役割です。クリニックならではのそうした立ち位置をしっかり把握し、適切な診断をするために、いくつかのクリニックで経験を積みました。

産科・婦人科に加え心身の健康に直結する美容にも着目

産科の対応範囲をお聞かせください。

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産科では、東京大学医学部附属病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、愛育病院、JCHO東京山手メディカルセンターの4院と連携し、セミオープンシステムによる妊婦健診を行っています。今後、東京医科歯科大学病院など順次提携病院を増やしていく予定ですし、他の病院でもご相談に応じて対応が可能です。3D/4D超音波でじっくり赤ちゃんの顔を見たり、マイナートラブルやお産・産後の不安を相談したりしながら妊娠期間を過ごし、設備の整った基幹病院でお産をしていただくことができますので、お気軽にお問い合わせください。里帰り出産にも対応しています。また、授乳のことや乳房のことなど産後のお悩みは、再び当院の助産師による産後ケアでご相談いただくことが可能です。気軽に相談できる場所が少なく、一人で抱え込んでしまう方が多いので、苦しくなる前にぜひご相談ください。

婦人科についてはいかがですか?

初潮が始まる小学生くらいの生理やおりもののことから、月経困難症などへのピルの処方、不妊や妊活のご相談、更年期障害の方への漢方処方やホルモン補充療法、膀胱炎や性器脱の治療まで、幅広い年代のあらゆるお悩みに対応しています。女性の心身にはホルモンの変化とともにさまざまなトラブルが起こりますから、一緒に年を重ねながら長くサポートしていけるといいですね。また、病気の早期発見・早期治療のための検診にも注力しています。若年層に増えてきている子宮頸がんについては、性交渉の経験がある方には定期的に検診を受けていただきたいですね。自治体などの検診で異常が認められた場合に行う、コルポスコピー検査と組織診にも対応し、精度の高い検査に努めています。

美容皮膚科も標榜しておられますね。

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新型コロナウイルスの流行でしばらく巣ごもり生活をしていて、しばらくぶりに美容院で髪を切った時、何とも言えない満足感がありました。女性にとって、外見がきれいであることは自信につながり、心身の健康に寄与するとあらためて気づいたのです。健康と美は表裏一体なんですね。特に更年期障害に苦しんでいる方などは、気になるしみや毛穴などのケアをすることによって気持ちをリフレッシュされるのも良いのではないでしょうか。婦人科のお悩みをご相談いただく際に、美容面についても気軽にご相談いただき、当院で少しでも改善のお手伝いができたらと考えて、レーザーを使った医療脱毛をメインとして、しみに対するレーザーなどのケアを行うほか、ホームケア用品もご紹介しています。

じっくり話を聞いて、一緒に治療方針を決めていく

婦人科に恐怖心や抵抗感がある方でも受診しやすいような取り組みがあればお聞かせください。

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最も気を使っているのは内診です。内診に怖いイメージをお持ちの方や、実際に他院で嫌な思いをされた方、小さいお子さんの中には、痛みへの恐怖からスムーズに検査ができない方もいらっしゃいます。当院では、小さめの器具で患者さんの負担を減らしつつ、声をかけながらゆっくり行うことで、痛みを感じさせない工夫をしています。香りが緊張を呼ぶこともあると思うので、病院独特のにおいはなるべくなくし、森林を思わせるアロマをたくなどしてリラックスできる環境をつくっています。また、包み込むようなフォルムで動きがコンパクトな内診台も、不安と羞恥心を和らげるのに一役買っています。スタッフが全員女性であることも、受診しやすさ、検査の受けやすさにつながっているかもしれません。

患者さんと接する時に心がけていらっしゃることはありますか?

私自身、婦人科の疾患で治療をした経験や、下の子どもの出産時に切迫早産で3ヵ月入院した経験があり、患者さんの不安が自分のことのようによくわかります。自分がつらい時、どんなふうに声をかけてほしかったか、何をしてほしかったかを思い出しながら、一緒に治療方針を決めていくようにしています。産後の不安や、美容についてのお悩みについても同じですね。「こうしたらいいのでは」「こういう方法があります」という提案はしますが、患者さんの意思を尊重することを第一に考えて、じっくりお話をする時間をつくっています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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産科・婦人科については今までどおり幅広く、どんな世代のつらさにも対応できる環境を維持していきたいと思っています。美容皮膚科については、もう少し深いしみまで対応できるようなレーザーを導入するなどさらに深掘りしていきたいですね。患者さんには、主訴である痛みや違和感と併せて、「実は肌の悩みがあって」といったように気軽に相談していただけたらと思います。これまでの経験と知見を生かして、患者さん一人ひとりに合った検査や治療をご提案してまいりますので、安心していらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア(レーザー)/1万円~、脱毛/5000円~
※金額は目安となりますので、詳しくはクリニックへ直接お問合せください。

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