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鬼木 秀幸 院長の独自取材記事

おにき内科クリニック

(福岡市西区/姪浜駅)

最終更新日:2026/07/29

鬼木秀幸院長 おにき内科クリニック main

福岡市地下鉄空港線の姪浜駅から西鉄バスに乗り、石丸三丁目停留所にて下車。そこから徒歩5分ほどの場所にあるのが「おにき内科クリニック」だ。クリニック周辺には大型ディスカウントストアやホームセンターなどがあり、人の往来や車通りも多い。院長を務める鬼木秀幸先生は、久留米大学を卒業後、ゼネラリストをめざして福岡県内のさまざまな病院で多くの患者に接してきた。主に循環器の疾患や生活習慣病、内科全般の治療を行いながら研鑽を積み、急性期病院での勤務時代に在宅医療で患者を支えたいと思うようになり、開業に至ったという。今回はそんな鬼木院長に、これまでの経歴やクリニックの診療内容、患者と地域への想いについて話を聞いた。

(取材日2026年6月19日)

ゼネラリストとして健康への不安を解消する

まずは先生のご経歴をお伺いします。

鬼木秀幸院長 おにき内科クリニック1

1999年に久留米大学医学部を卒業後、九州大学第二内科に入局しました。それからは九州大学病院、九州医療センター、九州中央病院、産業医科大学若松病院で主に生活習慣病の治療が必要な患者さんをたくさん診てきました。生活習慣病は狭心症や心筋梗塞、心不全、不整脈など循環器の疾患を引き起こすことが多いので、総合的な診療を行うスキルを身につけることができたと思っています。また、急性期病院では、心疾患などの基礎疾患が原因で退院できず困っている患者さんも数多く診てきました。そこで、そういった患者さんをサポートするには在宅医療の知識が必要だと感じ、2017年から訪問診療をメインとするクリニックに勤務しました。循環器疾患を中心に、在宅医療に関わる医療従事者と連携して病気とうまく付き合いながら生活していく「支える医療」を学ぶことができました。

医師を志したきっかけと内科を専門にされた理由をお聞かせください。

祖父と父が医師だったので、子どもの頃から憧れていました。特に、北九州で開業医をしていた祖父の影響が大きかったですね。その姿を見て医師になったわけですが、循環器内科を専門にしようと思った理由は、外科に近い内科だったからです。救急の患者さんの治療にあたることが多く、とてもやりがいを感じました。また、祖父が患者さんの不調をなんでも聞いて対応していたのを見ていたので、窓口になるのは内科なんだと思っていました。私が医師になりたてだったこともあり、祖父のクリニックは継がずに新たにこの場所での開業を決めました。このエリアには循環器を診る医師が少なかったことに加え、高速道路や主要道路が近く、車で通いやすいという理由もあり、患者さんのお役に立てているのではないかと思っています。

クリニックの設備やシステム面で、患者さんが通いやすいように工夫されていることはありますか?

鬼木秀幸院長 おにき内科クリニック2

自動精算機を導入しており、クレジットカードや電子マネー、QR決済にも対応していますので、患者さんにとって便利だと思います。また、予約をしていただくと番号が発行され、待ち時間の確認ができます。診察時間の目安に合わせて来院いただくことで、時間を有効に使っていただけますね。さらに、初診の方は要相談となりますが、オンライン診療も実施しています。感染症対策としては、発熱症状のある方には発熱者専用の外来として別ルートでご案内するなど、基本的な対応を引き続き行っています。

患者の立場に立った診療にこだわる

患者さんの主訴で多いのはどのような内容でしょうか?

鬼木秀幸院長 おにき内科クリニック3

狭心症や心不全、高血圧症などの生活習慣病の患者さんが多いですね。一般内科の患者さんも多いので、割合としては循環器と内科は半々ぐらいでしょうか。内科では主に風邪や腹痛、不定愁訴など、本当にいろいろな患者さんが来られますね。あとは漢方薬の処方を希望して来られる方もいらっしゃいます。近郊の患者さんは高齢者が多く、少し離れた地域からの患者さんは中高年の方が多いですね。遠いところでは六本松や糸島方面からも来られています。クチコミで興味を持って受診される方やホームページを見て来られる方、きっかけはさまざまですね。健康診断で血圧やコレステロール値、血糖値などに異常を指摘された方は、自覚症状がないからとそのままにせず、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

漢方による治療や予防医療などが目的の患者さんも多いのでしょうか?

そうですね。特に風邪の患者さんに漢方薬を処方することが多いです。ひどい風邪をひいている患者さんには西洋薬を出しますが、西洋薬を飲むことによって反対に風邪が長引くこともあるんですね。体がウイルスを出したがっているのに薬のせいで出ていかないこともあるので、お子さんでも漢方薬を飲めそうな年齢であれば処方しています。漢方薬は更年期障害や冷え性の患者さんの他、「疾患はないけれども症状がある」という人にお勧めすることが多いですが、すでに何かしらの病気がある人にも処方することは可能で、当院ではしっかり検査をした上で西洋薬のメリットも生かしながら漢方薬も併用するといった感じですね。あと、予防に関しては予防接種や健康診断、検診を受けに来られる人も多いです。

患者さんとのコミュニケーションではどんなことに気をつけていますか?

鬼木秀幸院長 おにき内科クリニック4

基本的には、患者さんの話をどんなことでも聞くようにしています。話しやすい雰囲気をつくり、できるだけ打ち解けていただけるように努力していますね。患者さんは緊張や不安を抱えて来られることが多いので、それらを和らげる意味でも雰囲気づくりは大事だと思っています。また、最初から病気を特定するのではなく、患者さんから主訴を聞いた上でベストな提案をしたいですね。とにかく話を聞いてほしいご高齢の方や薬を飲みたくない方など、患者さんの要望はさまざまですが、一人ひとりの話を聞いて、できるだけご意向に沿って治療を進めるようにしています。また、ご家族がいらっしゃらないご高齢の方も多いので、何らかのサポートやケアができないか、現在検討しているところです。

患者のニーズに応え、地域に貢献していく

患者さんに通ってもらうために心がけていることはありますか?

鬼木秀幸院長 おにき内科クリニック5

まずは患者さんがどんな治療を希望しているのかを聞いたり、何に抵抗があるのかを確認したりして、無理のない範囲で治療を進めるようにしています。薬を飲みたくない患者さんがいれば、採血や血圧の検査をするために何ヵ月に1回は必ず来てくださいと伝えています。そして実際の数値を見て、現状を把握していただくようにしています。患者さんご自身に納得していただけなければ、治療にも薬にも抵抗があるままです。徹底的に話をして、ご自身の現状を把握してもらうことが、治療への第一歩だと考えています。

今後の展望や取り組みたいことがあれば教えてください。

現在訪問診療は、通ってくれている患者さんからの要望があった場合にのみ対応しています。今後さらにニーズが増えてきたら、スタッフを増員して本格的に取り組みたいと思っています。ただ、もともと外来診療に重きを置いているので、積極的に高齢者施設に訪問したりといったことは考えておらず、あくまでも個人の患者さんを対象に、自宅でも外来と変わらず安心して医療を受けられるようサポートしていきたいです。また、地域の方たちを集めて勉強会なども開いてみたいですね。病気のことについてはもちろん、ざっくばらんに話せる場を設けて患者さんとコミュニケーションを深めていきたいです。患者さんには病気になる前にできることをやってほしいので、情報提供の場として、私の知識を役立てていければいいなと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

鬼木秀幸院長 おにき内科クリニック6

当院は地域に根づいた医療をめざし、患者さんの健康をサポートしています。生活習慣病や循環器疾患でお悩みの方はもちろん、漢方治療をご希望の方や、なんとなく体調が優れないといった不定愁訴的な不安をお持ちの方もお気軽にご相談ください。当院で対応が難しい場合は、大きな病院への橋渡し役も担っていますので、まずは何でもご相談いただければと思います。普段から通えるかかりつけ医を持っておくと、何かあったときにすぐに受診でき、病気の早期発見につながることもあります。予約されるとよりスムーズに診療ができますが、飛び込みでも大丈夫なので何かあればお電話ください。スタッフもみんな優しいので、初めての方も気軽にいらしてくださいね。