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沖 貴士 院長の独自取材記事

おき泌尿器科クリニック

(富田林市/金剛駅)

最終更新日:2022/09/07

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南海高野線・金剛駅、近鉄長野線・富田林駅を最寄りとし、近鉄バスの中央センター前停留所下車すぐの「おき泌尿器科クリニック」。同エリア内にある大学病院などで一般的な泌尿器疾患の治療から先進的な医療まで経験を積んだ沖貴士院長が「より患者さんの人生に寄り添える医師になりたい」と考え、2021年5月に開業した。「診察室に入ってくる瞬間から診察です」と患者に真摯に向き合う沖院長は、女性専用待合スペースを設け、男女看護師が配置するなど、すべての患者への配慮も欠かさない。泌尿器科疾患の解説や受診目安といった情報発信にも力を入れる沖院長に、これまでの経歴や開業の経緯、患者に接する際に心がけていること、泌尿器科にかかるべき症状、同院でできる検査、開業理由の一つになった在宅医療にかける思いなどを聞いた。

(取材日2022年8月22日)

誰かの役に立つために、患者と向き合う地域医療へ

これまでのご経歴と、開業の経緯を教えてください。

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大学卒業後は、近畿大学医学部附属病院(現・近畿大学病院)や同大学医学部堺病院、NTT西日本大阪病院、耳原総合病院に勤務しました。日々の診療の中で「より患者さんの人生に寄り添える医師になりたい」と考えるようになり、キャリアのほとんどを過ごしてきた当エリアで2021年5月に開業しました。泌尿器科を選んだのは、もともと外科系に進みたかったこと、内科的な要素もあり一人の患者さんを一貫して診られることなどが理由です。膀胱炎や頻尿といった一般的な泌尿器科治療から先進的な医療まで幅広く経験を積み、開業直前は特に尿路結石の手術を多く手がけていました。当院の基本理念は「誰かのために役に立つ」。「人は誰かのために役立っていると実感できたときに、周囲との調和を意識できる」という考えのもと、地域に貢献できるクリニックをめざしています。

訪問診療も行っていると伺いました。

実は在宅医療に取り組みたいと考えたのも、開業した理由の一つです。病院勤務時代に地域から紹介されて来られる患者さんに接し、もっと前の段階から診療も含め一つ一つのことにきちんと向き合いたいという思いも開業へとつながりました。現在は、内科を中心に総合的な診療を行うかかりつけ医として、泌尿器科領域外の患者さんにも対応しています。なるべく住み慣れたご自宅で最期を迎えていただけるよう、最後までしっかりとお付き合いしていきたいと考えています。

患者さんに接する際に心がけていること、工夫していることはありますか?

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特に大切にしているのが、目を見てお話しすること、できる限りわかりやすくご説明することです。目を見ればその方がどれくらい話を理解できているのかを判断する材料になりますし、何度もお会いしている通院中の患者さんであれば目でその日の体調なども推し量ることができます。説明の際にはパンフレットを用いたり、絵を描いたり、資料に書き込みをしたりとわかりやすさを重視し、形に残してお持ち帰りいただけるようにしています。もし話が長くなってしまったら最後にもう一度「まとめ」をするなどの工夫も。診療ガイドラインはタブレットを活用してお見せしています。また診察室に入ってくる瞬間から「診察」です。前回はスタスタと歩いてきたけれど、今回はつえをついていたなど、患者さんの変化をしっかりと見るようにしています。

女性待合スペース、男女看護師在籍など患者への配慮も

どんな症状があったとき、泌尿器科を受診すべきですか?

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男性・女性ともに「おしっこ」とそれに関連する痛みやかゆみなどの異常や気になること、男性であれば性器の問題などがあれば泌尿器科にお越しください。また近年広く知られるようになった「男性更年期」の診療も泌尿器科領域です。40代くらいから始まる男性更年期は、勃起不全など男性特有のもののほか、倦怠感や多量の発汗、うつ症状、意欲低下など女性の更年期障害と同じような症状があります。当院では男性ホルモンの補充療法や漢方薬などの治療を行っていますのでご相談ください。お子さんの場合は亀頭包皮炎や夜尿症でお越しいただいています。夜尿症は身体的なものだけでなく社会的背景なども関わってくるため、小児科やメンタルヘルスの先生方のお力が必要なことも多いですね。

泌尿器科への受診を「恥ずかしい」と思う人もいますが、どんな配慮をされていますか?

当院ではお待ちいただく間の配慮として、女性専用の待合スペースを設けています。また男性と女性の看護師が在籍しており、男性患者さんにはできる限り男性看護師が、女性の患者さんには女性看護師がつくように配置しています。困っている方を見つけたらすぐに声をかけ、解決するまできちんと対応する優しいスタッフばかりですよ。当院の患者さんの男女比率は6対4ほどで、男性のほうが少し多いですね。

どのような診療に注力していますか?

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特定の疾患に力を入れているということはなく、泌尿器科領域全般の診療・検査を行っています。また尿に血が混じる尿潜血を指摘された、前立腺がんの腫瘍マーカー・PSAが引っかかったなど、健康診断後の受診・再検査でもご来院いただくことが多いですね。当院では膀胱がんや尿道狭窄といった膀胱・尿道の病変がわかる膀胱内視鏡検査を行っています。検査中でも心に余裕がある患者さんでしたら、膀胱カメラのライブ映像をお見せしながらご説明することもありますよ。また腎結石や腎がんなど腎臓に関係する病気、前立腺肥大症の大きさなどがわかる超音波機器、残尿量測定装置、尿化学分析装置ほか、トイレで用を足すとセンサーで尿の勢いなどを測れる尿流量測定装置なども導入しています。エックス線やCTのご用意はありませんが、ご紹介する連携病院の検査予約は当院で可能です。

院内で手術などの外科的処置はしているのですか?

院内では手術などは一切行っておらず、必要がある場合はすべて連携病院にお任せしています。膀胱内視鏡も観察のみで、それで治療をすることはありません。術中に血が止まらなくなるなど大きなトラブルが起きてからでは遅いため、安全第一で診療を行っていますね。ただ現在も週1回、前勤務先の耳原総合病院で手術を行っており、クリニックの患者さんからご希望があれば私が執刀することもできます。

泌尿器のことならなんでも相談を。情報発信にも注力

ウェブ予約・問診など患者さんが通いやすい工夫もされていますね。

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検尿の結果が出るまでに15分程度はかかってしまいますが、ウェブ予約を導入し検尿以外のお待たせ時間を極力少なくするよう努めています。またウェブ問診はご自宅・院内でもご入力いただくことが可能です。このほかにもボタンやタッチパネルに触れずに投影された像を空中操作する自動受付精算機、オゾン発生装置の設置など感染症対策もしっかり行っています。

情報発信にも力を入れていらっしゃると伺いました。

今はスマートフォンなどで、気になることはすべて調べられる時代です。たとえ当院にご来院いただかなくとも、多くの人の目に触れて「この症状は泌尿器科が専門なんだ」とご理解いただけたらなという思いで、当院ホームページや院長ブログにてさまざまな情報発信を行っています。今後も定期的に更新していくのはもちろん、患者さんのご要望などがあればセミナーというかたちでの情報提供もあり得るかもしれません。またホームページでは質問に答えて関連する病気と受診の目安が確認できる「症状診断」もありますので、ぜひチェックいただいてご自身の体の健康を考える機会にしていただけたら、うれしいですね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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「おしっこ」で困ったことがあっても、あそこに行けば大丈夫、と思っていただけるクリニックになれるよう、毎日一生懸命取り組んでいくだけです。泌尿器の悩みは家族にも言いづらい部分があるかもしれないですが、もっと気軽に話せるような時代になってほしいと思うのと同時に、そんなときはインターネットで調べてもらうのがいいのではないかと考えています。例えば当院のホーページにある「症状相談」では受診の目安などもパッと確認できますので、気になることがあればぜひご活用いただきたいですね。「おしっこ」の悩みは言いにくいこともあるかとは思いますが、まずは一度ご来院いただき、どんなことでも気軽にご相談ください。

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