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原田 敦 院長の独自取材記事

まつえ城下町レディースクリニック

(松江市/松江駅)

最終更新日:2021/10/12

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2021年5月、松江市に新たに、乳腺や痔など、女性にとってセンシティブな悩みに応える「まつえ城下町レディースクリニック」が開業した。松江城をバックにたたずむスタイリッシュな建物が印象的な同院は、中に入ると豊かな緑で心和らぐ中庭と、清潔感あるサロンのような空間が広がる。女性患者が気兼ねなく通えるよう、プライバシーの配慮はもちろん、受付から検査までをすべて女性スタッフが対応するなど、高いホスピタリティーも特徴だ。院長の原田敦先生は、県外内の基幹病院などで経験を積んできた乳腺や大腸肛門病を専門とする医師で、県内の乳がん検診の受診率向上に貢献したいと同院を開業した。乳がんの早期発見に熱い思いを持つ原田先生に、乳がん検診の大切さや展望についてなど、たっぷり語ってもらった。

(取材日2021年7月20日)

女性の居心地の良さを追求した施設とスタッフ

とてもおしゃれなクリニックですね。施設でこだわったポイントは何でしょうか?

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当クリニックは清潔感あふれるホワイトを基調に、患者さんがサロンに行くような感覚で通えるクリニックに仕上げました。検診や診療に行く際、不安な気持ちになる方も多いですよね。その気持ちを「安心感」に変えてもらいたいと、大きな窓から中庭を眺められるロビーや、圧迫感のない広い診察室、明るくきれいな検査室・オペ室など、患者さんに上質な空間で「特別感」を味わいながら心地良く過ごしていただけるような場所をめざしました。ほかにも、患者さんのプライバシーを守れるように完全個室の更衣室に加えて、診察から会計まで他の患者さんに会うことなく、すべて1室で済ませられる特別個室も備えているのが特徴です。

乳がん検診に力を入れていると伺いましたが、具体的な検査内容を教えてください。

私以外のスタッフは女性で、検査は女性の診療放射線技師が担当しています。そして、クリニックでは珍しいと思いますが、2Dと3Dのマンモグラフィ、乳房を自動でスキャンできるエコーを併用して、精度を追求した検査を提供しています。さらに専門的なスキルを持った診療放射線技師が検査を行うため、検査技術はもちろん、痛みが少ないのもポイント。お体の状態や持病によってマンモグラフィ検査を受けられない場合は、エコー検査にするなど、臨機応変に対応するので心配しないでくださいね。検査時間も受付から会計まで30分程度と、仕事や家事・育児で忙しい方も受診しやすいようにしています。さまざまな理由で乳がん検診を受けたことがない方も多いと思います。実は、乳がん検診の受診率は欧米が約80%に対して、日本は約40%、中でも島根県は全国的にも受診率が低いんです。当院で検診に注力することで島根県の受診率を引き上げていきたいですね。

そのような思いもあって、この地に開業されたのでしょうか?

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私はこれまでに島根、京都、大阪などの病院で研鑽を積みました。開業前に勤めていた松江の病院では、松江の医療事情について詳しく学び、この地域に必要な医療について考えるようになったのです。乳腺外科にスポットを当てて考えると、サポートする乳腺外科のクリニックが足りておらず、患者さんは大きな病院に受診するしか選択肢のない状態でした。「自分が開業してその立場を担うことで、松江市や島根県の皆さんが乳がん検査を受けやすい環境にしたい」という強い思いが、このたびの開業につながりました。

女性の悩みに幅広く対応できる乳腺外科と女性肛門外科

先生はなぜ医師を志したのですか?

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医師家系なので自然な流れで医学の道に進みました。医学部6年生で診療科を決める時に、人の命や救急救命について考えるきっかけがありました。「もしも目の前で苦しんでいる人がいれば、自信を持って真っ先に走っていけるような医師になりたい」と思い、専門性を究めるというよりも、全身を管理する診療科に魅力を感じて外科を選びました。外科の中でもさらに総合性の高い消化器・総合外科に進んだのですが、勤務する中で乳腺分野の担い手が少なくなっている反面、乳がんの罹患率は高くなっているという当時の乳腺医療の現状を知ったのです。それなら自分がしっかりやっていきたいと思い、乳腺外科の道に進みました。今はその専門性の高さにやりがいを感じています。また、肛門外科も選ぶ人が少なくなっており、大阪の病院で勤めた際に、痔の手術など肛門外科の手術に数多く携わった経験を生かして、日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医の資格も取得しました。

具体的な診療内容を教えてください。

乳腺外科の分野では、乳がん検診以外に胸の痛みや、授乳中の乳房痛など産後のおっぱいに関わるトラブルなど、さまざまな悩みを抱えた方がいらっしゃいます。女性肛門外科に関しては、痔の治療が中心ですね。女性の皆さんは、妊娠・出産・便通異常を機に痔になることが多く、女性にとって身近なトラブル。恥ずかしいと思わず、早めに受診してほしいです。痔の日帰り手術にも対応しており、症状によってにはなりますが、最近は注射で治療できる方法も出てきました。さらに、当クリニックでは乳腺外科と女性肛門外科を掲げているので、どちらの診察に訪れたのかがわかりにくいですし、プライバシーへの配慮もしっかり行うので、安心して受診してください。「最初から最後まで、他の患者さんとは会いたくない」という場合は、特別個室での対応も可能なので、気軽にご相談ください。

診療の際に心がけていることを、聞かせていただけますか。

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乳腺外科を初めて受診する患者さんは「症状はないけど、急に乳がんじゃないか心配になった」という方が結構いらっしゃいます。女性肛門外科は逆で、悩み抜いてようやく来たという方が多いですね。どちらもご自身のお体が気になって、一歩踏み出してくださったことには変わりません。そのため、精神的な部分でのこまやかな配慮を心がけています。男性の私と一対一にならないように女性スタッフをそばに配置するなど、患者さんが話しやすい雰囲気づくりも意識しています。さらに当院のスタッフは全員、乳がんに関する学びを深めており、専門的な知識を持っているので、患者さんがどのスタッフに質問をしても、すぐに答えられるのが強みですね。患者さんの受診のハードルが下げられるように、ソフト・ハード面の両方の整備にも注力しました。

乳がんの早期発見に向けて、検診の受診率向上を目標に

先生はどうして乳がん検診の受診率向上に注力されているのですか?

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現在、乳がんは日本女性の約9~10人に1人がかかるともいわれるほど、身近な病気です。しかし、早期発見で治療をすれば治すことをめざせる病気でもあります。そのため、まずは「乳がんは身近な病気だ」という自覚を持っていただき、定期的な検診はもちろん、何か異常を感じた際は速やかに専門の医療機関を受診してほしいです。特に母親や姉妹など近い家族に乳がん患者さんが複数いる方、出産を経験していない方などは注意が必要です。そして、一般的に40代~50代女性の罹患率が高いとされるので、20代くらいから年に1回は乳がん検診を受けて、ご自身の体の状況を把握しておくことが大切です。また、日々のセルフチェックで異常がないのか確認することも大切ですが、セルフチェックで見つかる時にはすでに進行している可能性も。異常を感じた際の速やかな受診が早期発見・治療につながることも多いので、些細なことでも気軽に相談してほしいです。

今後の展望について聞かせてください。

島根県における乳がん検診の受診率を上げて、乳がんで亡くなる方を減らすことが目標ですね。当院では乳がん治療にも注力しており、もしも検診で乳がんが見つかった場合は、大きな病院と連携を取り、患者さんのご希望に合わせて治療計画や手術を行う病院を決めていきます。そして、手術を受けて専門的な治療を終えた後は、当クリニックに戻ってきていただき、リラックスできる空間で一緒にホルモン療法を進めていきます。

読者へのメッセージをお願いします。

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当院は、乳腺や痔に関することはもちろん、月経困難症など婦人科分野も含めた女性の悩みをトータルに対応できるクリニックをめざしています。また、当院は完全予約制ですので、ウェブか電話でご都合の良い日時をご予約いただき、スムーズに受診できるようにしております。広い駐車場や、キッズスペースや授乳スペース、おむつ替えスペースなど、お子さん連れのママさんにも安心して通院していただけるようにしておりますので、気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

乳がん検診項目
プレミアム(マンモグラフィ検査(3D+2D) + 超音波(エコー)検査)/1万4800円、ベーシック(マンモグラフィ検査(2D) + 超音波(エコー)検査)/1万2800円、マンモグラフィ検査(3D+2D)/1万800円、マンモグラフィ検査(2D)/8000円、超音波(エコー)検査/6000円

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