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大庵 さくら 院長の独自取材記事

さくら歯科

(紀の川市/下井阪駅)

最終更新日:2021/10/12

大庵さくら院長 さくら歯科 main

さくらモチーフのロゴが目を引く「さくら歯科」。花びらの中心にある「S」は、大庵(だいあん)さくら院長の名前と、「スマイル」にちなんでいるという。「地域のみんなを笑顔にしたい」と話す院長自身も、明るい笑顔が周囲を引きつける優しい先生だ。虫歯や歯周病をはじめ、小児歯科、小児矯正、成人矯正、セルフケアの指導、歯科衛生士によるクリーニングなど、どんな患者のどんな治療も受けられる歯科医院をめざしている。育児や家事もこなす忙しい日々だが、「患者さんと出会えるこの仕事が好き」と熱く語る院長に、同院の特徴や診療時に心がけていることなどについて、話を聞いた。

(取材日2021年7月13日)

患者の笑顔のために、オールラウンドな治療に対応

こちらの基本理念として、こだわっている点をお聞かせください。

大庵さくら院長 さくら歯科1

一番こだわっているのは、性別や年齢を問わず来ていただける歯科医院にすることです。0歳から100歳までの患者さんがいらっしゃっていて、4世代で来てくださるご家族も多いですね。中でも女性の患者さんが多いのは、女性院長の歯科医院ということもあるのかもしれません。治療についても、専門分野に特化するのではなく、お口に関して求められることは何でも診られる歯科医師をめざしています。心がけているのは、地元密着で地域の皆さんを笑顔にすること。歯科医院はあまり行きたくない場所かもしれませんが、私の治療を受けて、帰る頃には笑顔になってもらえたらと思っています。

幅広い層の患者さんがいらっしゃるんですね。

妊婦さんや、歯が生えてきたばかりの乳児も診ているんですよ。小さいうちから虫歯にならないように、親御さんには正しい情報を知ってもらうことを意識しています。妊娠中の方には、「お子さんの1本目の乳歯が生えてきたら連れてきてくださいね」とお声がけして、出産前から寄り添っています。実際に連れて来てくださったら、家での歯磨きの仕方をお母さんと一緒にやりながら教えています。なお、妊娠中のエックス線撮影は、週数によりますが基本的には問題ないですし、被ばくを心配される方にはきちんと説明しているので安心していただきたいですね。安定期であれば麻酔も可能なんですよ。出産前にきれいなお口にしておいたほうが安心ですし、私も妊娠中のつらさはわかるので、不安を取り除くように配慮して治療にあたっています。

問い合わせの電話に先生が直接出られることもあると伺いました。

大庵さくら院長 さくら歯科2

そうなんです。予約の電話でも私が出られる時は直接対応しますし、ホームページ経由の問い合わせにも、私から返信しています。治療や患者さんのことは私がよくわかっていますからね。初診時は、患者さんが私の顔を見られるよう、正面の位置に移動し、丁寧にお話しして、リラックスいただいてから治療に入るよう心がけています。歯科は外科的な治療もありますから、信頼関係を築いておくことが一番大事なんです。親近感が持てて、何でも聞きやすいと思ってもらえるような関係性が理想ですね。また、セカンドオピニオンとして、話だけでも聞いてみたいという方もぜひいらしてください。矯正や保険外の治療で、他の歯科医師の意見を聞きたいということはよくあります。お話しさせてもらう中で、もし私と波長が合って、ここだったらと思ってもらえるのであれば、当院でも対応させていただきますよとお伝えしています。

歯科衛生士の処置とセルフケアで健康な口腔環境を

虫歯を防ぐにはどんなことに気をつければ良いですか?

大庵さくら院長 さくら歯科3

実は、虫歯は菌に感染して起こる感染症の一つなんです。つまりお口の中に菌がたくさんいたり、活発に動いたりしない限りは、虫歯の進行を遅らせることが可能だと言えるでしょう。そこで重要になるのがセルフケア。日頃の歯磨きが大切であり、食生活などの生活習慣も大きく関わってきます。患者さんごとにお口の中の状態や生活習慣は違うので、その方に合った治療やアドバイスを行っています。例えばストレスが多いと生活が乱れて、口の中の状態に影響することもあるんです。そのために私が特に気を配っているのが、患者さんのプライベートまで含めてお話を伺うこと。家族構成やお仕事など、配慮しながら細かいところまで聞いた上で治療に生かしています。

歯周病の予防についても教えてください。

歯周病は日頃のセルフケアが大事ですが、丁寧に歯磨きしていても、自分できれいにするのにはどうしても限界があるもの。患者さんには歯科衛生士によるケアも大事だと知っていただきたいですね。うちの衛生士はとてもレベルが高いと思います。セルフケアと比べ、歯茎が見違えるようにきれいになるように心がけてくれています。私が患者さんによくお話しするのは、歯科医師が行う治療の前に、何より歯の土台が大切だということです。歯を支える骨や歯茎という土台が良くないと、どんなに良い治療をしても、時間がたつとまたやり直しという繰り返しです。私の治療は、工程の最後の部分だけ。患者さんのセルフケアと衛生士によるプロの処置が組み合わされば、健康な歯を長持ちさせやすくなります。さらに定期検診をしっかり受けることも重要ですね。

小児歯科にも注力されているそうですね。

大庵さくら院長 さくら歯科4

さくら歯科では子どもさんの治療は、トレーニングや治療を成功させるために、基本的には子どもさんだけで入室してもらっています。まずは子どもさんと私の信頼関係を構築するためです。3歳以上であれば、たいていの場合は一人で治療できるようになります。だからこそ、親御さんとも信頼関係構築から始め、「子どものことが本当に大好きなので、安心して任せてほしい」とお話しします。また、他院で、泣いて暴れて治療が受けられなかったという子も、どうぞ連れて来てくださいと伝えているんです。発達的な問題がある子や障害児でも、個人差があるだけで日々成長しています。お母さんとは、できるようになったことを一緒に喜び、時には一緒に泣くことも。どんな子どもさんにも寄り添う姿勢を大切にしています。

美しさと健康の両方に寄与できるのが歯科医師の魅力

小児矯正について教えてください。

大庵さくら院長 さくら歯科5

小児矯正にはさまざまな方法がありますが、登山と一緒で、ゴールは同じでも道のりがたくさんあると考えてもらえばいいと思います。子どもの矯正は「咬合誘導」といって、ただ歯をきれいに並べるのではなくて、噛み合わせも一緒に整えていくもの。歯の生え替わりや随時変化する体の成長に合わせて行います。当院には矯正専門の歯科医師が在籍していて、無料相談も行っています。同じく女性の歯科医師で、10年来の友人でもあるので、うまく連携を取りながら進めています。

そもそも先生が歯科医師をめざされたのはなぜですか?

思春期の頃の私はコンプレックスの塊だったんです。かわいくなりたくて雑誌を読んだり、おしゃれを頑張ったりしていたのですが、その過程で気がついたのが「口元は大事なんだ」ということ。それが歯科医師に興味を持ったきっかけなんです。身内に歯科関係者がいなかったので、進学時は他の職業と迷ったこともありましたし、「どうしてもなりたい」というスタートではなかったかもしれません。でも今は「歯科医師になって本当に良かった!」と思います。口元の美しさという見た目から、体の健康という内面まで、患者さんをきれいに導けるとても楽しい仕事ですからね。またスタッフに対しても、楽しく働ける環境づくりは重視しているんです。「みんなが私には何でも聞ける」をモットーに公私ともに良い関係を育んでいますし、そうした雰囲気は必ず患者さんにも伝わるものと思っています。

最後に読者へのメッセージや今後の展望についてお聞かせください。

大庵さくら院長 さくら歯科6

丁寧な治療や患者さんに対する気遣いなど、女性の歯科医師はその特性を生かせる面があると思っています。もちろん男性の先生の良いところもたくさんありますが、見た目に関するアドバイスなどは女性からのほうが受け入れやすいかもしれませんね。ただ、歯学部の同級生でばりばり頑張っている女性歯科医師は少ないので、子どもがいても、自分の歯科医院で患者さんのために頑張れるということをもっと発信できたらと思っています。私はこの仕事がとにかく大好きで、患者さんと出会えることも大きな喜びなんです。だからこそ、もっとここを広げていけたらうれしいですね。将来的には往診や障害児歯科など、「あったらいいな」という皆さんの言葉にできるだけ応えていけるように体制を整えていきますので、ぜひご期待いただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正 I期/38万5000円(税込) 
成人矯正 II期/93万5000円(税込)
マウスピース型装置を用いた矯正/93万5000円 (税込)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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