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古森 紘基 院長の独自取材記事

こもり矯正歯科

(明石市/大久保駅)

最終更新日:2023/02/03

古森紘基院長 こもり矯正歯科 main

「こもり矯正歯科」は、JR神戸線大久保駅北口を降りてすぐのビルの4階にある。院長の古森紘基先生は、これまでに培った矯正歯科の経験を生かして、子どもから大人まで幅広い患者の歯に日々向き合い続けている。穏やかで心に響く語り口が魅力の古森院長は、「矯正のメリットとデメリットをしっかり理解している歯科医師として、適切で安全な診療を提供したい」と語る。歯並びがきれいになって終わりではなく、その後も続いていく患者の人生に寄り添うことをモットーに、地域に根差したクリニックをめざしている。今回の取材では、一人ひとりの患者に寄り添いながら、誰もが安心できる治療をめざす古森院長に、医師になったきっかけや診療への想いをたっぷりと話してもらった。

(取材日2022年1月11日)

患者の人生に寄り添うクリニックをめざして開業

2021年に開業されたそうですね。

古森紘基院長 こもり矯正歯科1

はい。私は岡山大学病院矯正歯科で研鑽を積んだ後、同じビルの3階の「竹内こども歯科クリニック」で矯正歯科を担当していました。お世話になった院長は、この場所で20年以上地域の患者さんを診てきた方です。当院は、「子どもの時に診た患者さんたちが、数年、十数年たった時に頼れる場所をつくっておきたい」いう想いから、分院のようなかたちで開業しました。歯の健康を保つためには、一過性の治療だけではなく、長期的なメンテナンスが必要です。長い時間をかけて患者さんの歯の健康に寄り添えるクリニックをめざして、日々責任感とやりがいをもって診療にあたっています。

子どもの患者さんが多いのでしょうか?

以前より私が診ていた患者さんやそのご兄弟などを含めて、お子さんが多い傾向にあります。しかし、今では地域の方々をはじめとした幅広い年齢層の方が来てくださるようになりました。また私は、当院の傍らで神戸大学医学部附属病院でも歯科矯正の外来を担当しているのですが、そのご縁で来院される患者さんもおられます。なので、年齢に関係なく歯並びにお困りのことやお悩みがあれば、気軽にご相談していただければと思っています。

患者さんに接するスタッフさんについて教えてください。

古森紘基院長 こもり矯正歯科2

当院には、受付から歯科衛生士まで、経験が豊富にあり信頼できるスタッフがそろっています。特に患者さんに接する機会の多い歯科衛生士には、患者さんがリラックスして診療を受けられるようなコミュニケーションをお願いしていますね。患者さんには、まだ歯科に通うことに不慣れなお子さんや、歯並びにお悩みを持つ方など、さまざまな方がいます。スタッフが患者さんそれぞれに合わせた接し方をすることが、「ここだったら通い続けたいな」と思える雰囲気づくりにつながっていると思います。

矯正のゴールは、きれいに並んだ歯を長く保つこと

矯正歯科専門のクリニックの強みとは?

古森紘基院長 こもり矯正歯科3

当院の強みは、矯正歯科の経験を積んだ歯科医師がしっかりとした診断と分析を行い、矯正歯科全般において幅広く診療を行うことです。当院は、小さなお子さんから大人まで、年齢を問わずお一人お一人の歯並びに向き合います。矯正に使用する装置にはさまざまな種類がありますが、たとえ「透明で取り外しのできる装置が良い」と思っていても、歯の状態によっては向いていない場合もあります。そのため、当院では矯正装置の種類を限定せず、患者さんのお口の状態とご希望に合わせた装置を技工室で一つ一つ手作りしています。お口の状態の変化や使用感に合わせて装置を切り替えるなど、柔軟に対応を切り替えながら「安全で安心できる」治療の提供をめざしています。

外科的な治療にも注力されているんですね。

当院では、顎変形症などの保険適用の矯正治療にも対応しています。この治療は大学病院と連携して行いますが、私が外来を担当していることもあり、神戸大学付属病院との連携がしっかり取れています。またその関係を生かして、矯正治療に関する抜歯や親知らずの抜歯など、外科的な治療を当院で行うことも可能です。

先生のモットーを教えてください。

古森紘基院長 こもり矯正歯科4

診療を通してお伝えしたいのは、「歯がきれいに並ぶことが矯正のゴールではない」ということです。きれいな歯並びと健康を保つためには、矯正終了後も定期的なメンテナンスが必要です。当院の患者さんには、歯並びを整えて終わりではなく、きれいに並んだ歯を長く保つことを目標にしていただきたいと考えています。矯正は、良いことばかりではなくリスクも伴います。どの矯正装置を使用しても口の中が汚れやすくなりますし、虫歯や歯周病が進んだり、顎の骨や歯の組織に影響を及ぼす可能性があったりします。そのように矯正を通して思いがけない症状が出た際には、その都度適切な対応をこまめにしていくことが大切です。矯正のリスク面も理解しているからこそ、当院では適切な治療に努めています。ですので、患者さんには矯正後も長く通い続けていただき、健やかな歯を保つためのお手伝いをさせていただけたらと思っています。

患者さんと接する上で大切にしていることはありますか?

患者さんに接する時に大切にしているのは、私自身の理想を押しつけるのではなく、患者さんの理想の歯並びやご希望をしっかりヒアリングして、目の前の方に合わせた治療を提案することです。歯並びやお悩みは人それぞれですし、矯正の治療法は一つしか選択肢がないわけではありません。治療法や装置の種類をはじめ、提案と相談を繰り返していきながら、患者さんのご希望を極力かなえられるよう力になりたいです。あとは、矯正歯科には回を重ねていくことで、患者さんとコミュニケーションを取りながらケアが行えるという特徴があります。お子さんだったらおもちゃでリラックスしてもらうなど、時間をかけて患者さんと向き合うことを心がけています。小さな頃から診ていたお子さんが成長していく様子を見守っていくのも、やりがいの一つですね。矯正歯科を通して、患者さんの人生に寄り添うところに楽しみを見出しています。

地域に根差した、長く通い続けたいと思えるクリニック

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

古森紘基院長 こもり矯正歯科5

やはり、両親がともに歯科医師だったことが大きく影響していると思います。診療の様子を見せてもらっていましたし、私の歯科治療も両親がしてくれていましたので、幼い頃から自然と歯科医師の仕事にふれていたんです。将来の職業としてはっきりと歯科医師を意識するようになったのは、高校生の時でしょうか。数学や物理への関心を生かせる仕事は何だろうと考えた時に、幼い頃から身近な存在だった歯科医師が思い浮かび、その中でも矯正歯科が合ってるのではないかと思いました。岡山で学んだ後、ここ兵庫の地で働くことを決めた際にも、父がこの地で長らく歯科医師をしていて親しみがあったことが背中を押してくれました。

今後の展望はありますか?

歯並びはたくさんの方が悩んでいらっしゃいますし、歯の健康は生涯を通じて大切なものなので、年齢を問わずご相談いただけるクリニックをめざしたいと考えています。歯のお悩みやお口の状態が人それぞれ異なるように、矯正歯科もクリニックごとに方針が違います。この地域の方が矯正を考えた時に「こもり矯正歯科で相談してみよう」と思っていただけるようになりたいですね。そのためにも、日々の診療を通して患者さんに向き合い、コツコツと信頼と成果を積み重ねていきながら、「矯正をして良かった」と思っていただけるように励みたいと思います。

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

古森紘基院長 こもり矯正歯科6

今、矯正歯科はとても普及していて、親しみのあるものになってきました。歯並びを矯正することで、噛み合わせや見た目の印象だけでなく、生活の質が大きく向上します。しかし、矯正歯科は良い面ばかりではありません。メリットとデメリットを理解した上で、ご自身の歯の状態や治療について最初にしっかりと検討していただきたいと考えています。矯正は、人生で何度も受ける治療ではありません。だからこそ、経験や技術、人柄も含めて「長い時間をかけて付き合っていける歯のパートナー」を探していただくことが大事です。当院では、初診では30分から1時間ほどかけて、丁寧にヒアリングを行います。お一人お一人に合わせた治療をご提案しますので、「矯正にちょっと興味がある」「矯正したらどんな変化があるんだろう?」といった小さな疑問から、まずはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/1期(小児):45万円~、2期(成人):90万円~

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