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富永 隆史 院長の独自取材記事

糖尿病・甲状腺 とみなが内科

(名古屋市千種区/今池駅)

最終更新日:2021/10/12

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今池駅から徒歩10分、千種駅からも徒歩圏内の場所に、2021年10月1日に開業する「糖尿病・甲状腺 とみなが内科」。環状線沿いで、アクセスも便利な立地だ。糖尿病・内分泌内科で豊富な経験を積んできた院長の富永隆史先生が、糖尿病、高血圧症、脂質異常症を中心に甲状腺疾患、一般内科診療など幅広く対応する。朗らかな雰囲気で和やかに話す富永院長がめざしているのは「なんでも相談できる町のお医者さん」。患者の人生に寄り添い支えていく姿勢を信条とする。開業に向けて、意気込みや地域医療に対する思いなどを聞いた。

(取材日2021年9月14日)

糖尿病と甲状腺疾患を中心に幅広い症状を診療

開業を決めたきっかけとこの場所を開業地として選んだ理由を教えてください。

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勤務医時代は多くの経験を積ませていただいた上、一緒に仕事をしていてなんて素晴らしい先生だろうと思う方にもたくさん出会うことができて、何よりも楽しかったです。ただ、自分の責任でやりたいことをかたちにできる空間をつくりたいという思いが強くなり、開業を決意しました。開業地は名古屋市内を中心にいろいろ探す中、仲の良い知り合いから紹介してもらったのがこの場所でした。自宅近くでなじみがあり、しかも、大通りに面していて1階が大型薬局ということでほぼ即決しました。1階の店舗は野菜や冷凍食品などもそろうスーパーマーケットのような雰囲気で、止めやすい駐車場もあります。幅広い世代の方が買い物ついでに気軽に立ち寄っていただくことができ、患者さんにとって便利というのが一番の決め手ですね。

クリニックの造りや内装などにこだわられたとのことですが、どのような雰囲気ですか?

大型薬局の2階フロアすべてを使った、ゆったりとした空間です。そこに待合室、キッズスペース、複数の診療室、栄養相談室などを動線が入り組まないよう配置しています。内装には私が好きな和風のデザインを取り入れました。全体的にナチュラルカラーを採用し、ホテルのような落ち着いた和モダンの空間で、細部にもこだわり統一感を持たせています。院内に飾った茶器や切子のグラス、トイレ洗面台のハンドソープホルダー、椅子などの家具類まで、私自身がイメージに合うものを探しました。クリニックというより友達の家やカフェに遊びに来たような空気感を大切にしています。患者さんには少しでも緊張感を解いて、リラックスしていただけるといいなと思っています。

待ち時間の対策についても教えてください。

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なるべくストレスなくお待ちいただけるよう、待合室に世界各地の風景を映し出すデジタルサイネージを設置しています。通院患者さんも窓から外を眺めているような気分で、毎回違う映像を楽しんでいただけます。また、先進の検査機器をそろえて検査結果が出るまでの時間短縮を図り、受付ではキャッシュレス決済やSNS予約を採用して、システム的にもスピードアップを狙っています。もちろん、電話予約を希望する患者さんもいるので、併用していきながら、混雑緩和に努めたいと考えています。

患者さんはどのような層を考えておられますか?

今池駅周辺には飲食店や商業施設が多いですし、当院のある辺りは昔ながらの住宅地で、さまざまな方が利用されたりお住まいになったりするエリアです。しかも1階が薬局ということで、若い方から近隣にお住まいのご高齢の方まで幅広い年齢層の方にお越しいただけるのではないかと考えています。糖尿病と甲状腺を専門にしていますので、糖尿病については治療を続けているご高齢の方や働き盛りの世代で糖尿病予備軍の方など、甲状腺の病気は女性に多いですから薬局に立ち寄る女性や子育て世代の方に、ご相談いただけたらうれしいですね。

なんでも相談できる地域のクリニックをめざして

クリニックのコンセプトをお聞かせください。

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糖尿病や甲状腺の病気の患者さんの中には、専門の病院にかかっているけれどももっと細々としたことを相談したいという方が少なくありません。近年、昔ながらの町のお医者さんが減って、専門性に特化した医療機関が増えていますが、そういった所では聞きづらいこともあると思うのです。そんな中で私がめざすのは「なんでも相談できる町のお医者さん」です。私はもともと人と話すことが好きで、中でもお一人お一人の人生の物語に興味があり、心や体だけでなく人格や社会的立場も含めて患者さんを捉える医療、いわゆる「総合診療」を意識しながら勉強し、力を蓄えたら総合診療が実現できる空間をつくりたいと思ってきたのです。

「ナラティブ・ベースド・メディスン」という視点も大事にされているそうですね。

ナラティブには物語という意味があり、ナラティブ・ベースド・メディスンは「物語と対話に基づく医療」と訳されます。簡単に言うと、患者さんの生活環境や人生などにしっかり耳を傾けて診るということです。本来、医師の本分ともいえる部分のはずなのですが、今の医療はその意識が薄れてきているように感じます。例えば、糖尿病治療では良い薬や機器が登場していますけれども、根本的な解決に至らないケースが少なくありません。食事をはじめとした生活が大きく関連しますから、患者さんの生い立ちや癖、好みなども把握していないと表面的な治療になってしまうのです。「ストレスがたまると食べてしまう」「仕事の都合でコンビニ弁当に頼るしかない」など、日々の詳しい状況などは信頼関係ができて初めて教えていただけることでしょう。私はそういったことも聞かせていただきながら、改善策を一緒に考えていく診療をしたいと思っています。

糖尿病治療については、どのような方針をお持ちですか?

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糖尿病治療の3本柱である食事、運動、薬物療法のうち、特に食事指導を重視し、当院では栄養相談室を設けています。栄養相談は一度話を聞けば終わりではなく、定期的に受けていただいたほうが無理なく続けられます。また、栄養士と話をする中でご自身の口に出して初めて気づくこともありますし、コミュニケーションを取りながら効果につながるように進めたいと考えています。将来的には、糖尿病予防・対策のイベントの開催や、料理人とコラボして、楽しみながら改善できる食事の提案も行っていきたいですね。

コミュニケーションを大切に、きめ細かなケアを

甲状腺の病気の治療については、どのように考えておられますか?

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甲状腺の病気を発症すると、甲状腺が腫れる、疲れやすいなどの症状が現われますが、適切な治療を受けることで、健康な方と同じように生活することも、妊娠・出産を迎えることも可能です。甲状腺疾患は症状があいまいで、そもそも病気なのかどうか、病気を抱えたまま妊娠・出産してもいいのかなどと心配される方が少なくありません。私は勤務医時代から多くの甲状腺の患者さんを診てきましたので、そのあたりのわかりづらいところをどうしたらいいのか、具体的にお示ししてきめ細かくケアすることには自信を持っています。甲状腺の病気かもしれない、甲状腺疾患について詳しく知りたいという方は、ぜひご相談いただければと思います。

先生が内科を選ばれた理由を教えてください。

医学部1年生の時にたまたま糖尿病教室に配属されて、学んでいて楽しいと感じたんです。もともとは医師になりたいという強い思いがあったわけではないのですが、入学して半年足らずで「医師になる道を選んで良かった」と思いました。糖尿病治療への思いは6年間変わらず、卒業後は、内科全般を軸にしながら、糖尿病、甲状腺疾患に重きを置いて経験を積んできました。やはり人と話すことが好きなので、患者さんのお話にじっくり耳を傾け、長い期間向き合う内科の仕事は性格的にも合っているのかもしれませんね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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糖尿病や甲状腺の病気は特に通院していただくことが大切です。受診に対するストレスを少しでも緩和できるように、楽しんでいただけるような空間づくりができたので、ぜひ一度足をお運びいただければと思います。「友達感覚」は言い過ぎかもしれませんが、それぐらい病気だけでなく人生やご家族のことも含めてご相談いただけるクリニックをめざしています。看護師や栄養士、受付スタッフとも順調にチームづくりを進め、患者さんをお迎えする準備をしています。患者さんのお話をしっかり聞くというマインドを持ち、つながりを大切にできるようなメンバーがそろっています。スタッフとともに、クリニックの強みを存分に生かし、地域の皆さんに末永く愛されるクリニックをつくっていきたいと思います。

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