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水野 史人 院長の独自取材記事

みずの内科・外科クリニック

(岐阜市/細畑駅)

最終更新日:2022/03/03

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名鉄各務原線・細畑駅から徒歩約10分の所にある「みずの内科・外科クリニック」。風邪から切り傷、生活習慣病、心疾患、さらには心臓血管外科の術後患者のケアまで、幅広い診療内容が特徴だ。院長の水野史人先生は、18年間、主に大学病院で、心臓血管外科を専門に診療にあたってきた。重症心不全などの患者を診る中で、根本原因となり得る生活習慣病の早期発見・早期治療に努めたいと思うようになり、2021年に開業。どんな些細なことでも、気軽に相談に来られるようなクリニックをめざしているという。「人と人とのつながりを大切にし、クリニックに関わるすべての人が笑顔になれる場所でありたい」と話す水野先生に、診療方針や今後の展望などを聞いた。

(取材日2022年2月15日)

心疾患、生活習慣病、けがなど何でも気軽に相談できる

開業したきっかけは何ですか。

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これまで病院で、重症心不全など病状の重い患者さんをたくさん診てきて、「こんなふうになってほしくない」と感じたことがきっかけです。心臓血管系の疾患の主な原因は、生活習慣病であることも多いんですよ。生活習慣病の早期発見・早期治療ができれば、患者さんが手術でつらい思いをしなくても済むんじゃないか。そんな想いで開業しました。それから、個人的な話にはなりますが、一人娘に何かを残したいとも思ったんです。病院に勤務していた頃は、医師としての私を娘に見せることはできませんでした。今ならクリニックで診療している姿を見せられます。娘が医師として働く私の姿から何かを感じて、同じ道を歩みたいと思ってくれたらうれしいですね。

静岡のご出身なんですね。岐阜で開業したのはなぜでしょうか。

静岡と同じ東海地方なので親しみやすかったことと、居心地が良かったからです。実は岐阜には、少しなじみがあったんですよ。初めて岐阜を訪れたのは、2005年くらいのことです。金沢医科大学で研修医として勤務していたのですが、所属していた心臓血管外科の医局から、岐阜の垂井にある病院に出向になったんです。日本外科学会外科専門医資格を取得するために、一般外科や甲状腺外科、乳腺外科など、さまざまな分野を勉強させてもらいました。その後、金沢に戻りましたが、2016年に岐阜に戻り、当時と同じ病院に勤めることになったんです。きっと、この土地にご縁があったんでしょうね。

クリニックの特徴は何でしょうか。

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内科、循環器内科、外科、心臓血管外科と、幅広い診療に対応していることが特徴です。来院のきっかけは、どんな些細なことでも構いません。転んでしまったとか、包丁で指を切ってしまったとか。外科医師ですから、縫合などをはじめとする外科的処置はもちろん対応しています。さらに、これまでの病院勤務の経験を生かして、重症心不全やその原因となる高血圧、糖尿病、脂質異常症など、生活習慣病の早期治療にもあたっています。もし何か少しでも気になることがあれば、何でも気軽に相談に来ていただけるとうれしいです。「あそこなら、何とかしてくれるんじゃないか」と思ってもらえるようなクリニックをめざしています。

自分の家族が診てほしいと思うような医師でありたい

診療の際に心がけていることは何ですか。

自分自身や自分の家族が、診てほしいと思えるような医師であることを大切にしています。例えば、患者さんが何を望んでいるのかを常に考えていますね。すぐに検査をするのではなく、話をもっと聞いてほしい人もいれば、いきなり投薬をせずに、もう少し様子を見てほしいという人もいるかもしれません。ですから、患者さん一人ひとりのニーズをくみ取って、できるだけそれに応えたいと思っています。それから、あまりすぐに薬を出さないようにもしていますね。場合によっては、薬を飲まずに生活習慣を少し変えるだけで、病状が良くなることも考えられますから。まずは薬に頼らずに、患者さんの努力で症状を改善できる方法を考えます。

地域の基幹病院とも、しっかり連携しているそうですね。

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はい。必要があれば病院と連携しながら、患者さんが適切な治療を受けられるように努めています。それがクリニックの使命だと思っていますから。病院での処置が必要だと判断すれば、検査や薬の処方をせず、すぐに基幹病院を紹介することもありますよ。ここで検査をしても病院でまた検査をするでしょうから、患者さんの負担が大きくなります。ただ、当クリニックでの対処が難しいからといって、一律に病院を紹介するというわけではありません。まずは、患者さんが何を望んでいるのかをしっかり聞いてから、今後について話すようにしています。大規模病院へいきなり行くのではなく、少し様子を見たいという患者さんもいらっしゃいますから。

印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか。

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ある糖尿病患者さんのことが印象に残っていますね。糖尿病が気になるとおっしゃったので、検査を行ったところ、確かに糖尿病疑いや脂質異常症などの生活習慣病が見つかりました。ご本人と相談の上、まずは薬を出さずに、生活習慣を頑張って変えてもらうことにしました。私も頑張って減量した経験などをお話ししてね。その患者さんは一念発起して努力を積み重ね、糖尿病克服のために減量に励んでおられました。その頑張りもあって薬を使わずにサポートができ、うれしかったですね。

クリニックに関わるすべての人が笑顔になれる場所に

生活習慣病を予防するために、心がけておくと良いことはありますか。

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日頃から健康意識を高めておくことが大切ですね。高血圧や脂質異常症、糖尿病などの患者さんはたくさんいますが、かかっていても気づかない人が多く、放置しがちなんです。その結果、症状を自覚する頃には、病状がかなり進行してしまっていることもあるんですよ。早い段階で手を打てれば大事に至らずに済みますから、健康意識を高めるための啓発活動も行っていきたいと思っています。これまで心臓外科の手術に携わってきて、大変な思いをしているのだろうな、という患者さんをたくさん見てきました。皆さんには、そういう思いをしてほしくありませんから。それに私自身も、注射でさえ痛くて嫌いなんです。患者さんの痛みに、同じ目線で寄り添いたいと思っています。

医師をめざしたきっかけを教えてください。

父が歯科医師だったので、子ども心に、将来は歯科医師になろうかなと思っていました。ところが、10歳くらいの時に、母方の祖父が不慮の事故に遭ったことがきっかけで、外科医師をめざすようになったんです。植物状態になり亡くなった祖父を見て、子どもながらに「歯科医師では治せない」と感じてしまい、こうした経緯から、医学の道に進みました。ただ、一筋縄ではいきませんでしたね。反抗期もありましたし、勉強は得意ではありませんでしたし。医師をめざしたものの、実は理系は大の苦手でしたから。

読者へのメッセージや今後の展望をお聞かせください。

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「こんなことで、訪ねてもいいのかな」というような些細なことでも構いません。どうぞ気兼ねなく相談にいらしてください。優しい受付スタッフや看護師さんに会いに来たという患者さんがいてもいいと思っています。それくらい、肩ひじ張らずに来られるクリニックでありたいですね。数年前までは、病院は集いの場だった気がします。当クリニックが、そのような場所になるのもいいなと思っているんですよ。これからも人と人とのつながりを大切にしながら、このクリニックに関わるすべての人が笑顔になれる場所をめざしていきます。

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