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大友 耕太郎 院長の独自取材記事

世田谷調布大友内科リウマチ科千歳烏山院

(世田谷区/千歳烏山駅)

最終更新日:2022/08/01

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バリアフリー化と駅施設の利便性向上のため、2010年に駅の改良工事を実施した京王線「千歳烏山駅」。その北口、商店街の道路を横断し線路沿いを30メートルほど歩いたところに、「世田谷調布大友内科リウマチ科千歳烏山院」がある。院長の大友耕太郎先生は、この路線にリウマチ専門クリニックがほとんどないことに着目し、通院のしやすさを重視して立地の選定を進めてきた。2021年、2年もの歳月をかけてようやく探し出したこの地に、バリアフリーのエントランスを備えた同院を開業。リウマチで悩む人に広く門戸を開いている。今回は、クリニックにかける思いと今後の展望などについて、大友院長に話を聞いた。

(取材日2022年6月29日)

リウマチ患者が通院しやすいクリニックに

なぜこの地をクリニックの場所に選ばれたのですか?

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自宅が京王線の沿線にあり、親しみはあったので、開業するならこの沿線が良いとの思いはありました。住まいに近い場所でクリニックの開業を検討していたところ、京王線の沿線にはリウマチを専門にしているクリニックが少ないということがわかったのです。例えば他の沿線、小田急線や田園都市線、中央線の世田谷エリアにはリウマチの病院はありますが、なぜか世田谷エリアの京王線沿線だけ抜けている。そこで京王線沿線で本格的にクリニック向け物件を探し始めました。このエリアは住宅街があって人口も多く、特急電車が停車するため交通の便が非常にいい。さらに駅のバリアフリー化が進んでいたこともあり、早くから候補に挙がっていたんです。

開業までどのくらいかかりましたか?

場所が決まって開業まで、2年ほどかかりました。千歳烏山にはアンテナを張っていたものの、テナントがまったく空かないという状況が続いたんです。リウマチは足腰が弱い方が多いので、1階にクリニックを開業したいという思いがあり、駅から近い場所という希望は譲れませんでした。患者さんが通えないような場所ではクリニックを開く意味がないので、場所選びが一番困難を極めましたね。ここのテナントが出た当日に手を挙げて物件を押さえたという感じです。

コロナ禍の開業に戸惑いはありませんでしたか?

たしかに、開業は1回目の新型コロナウイルス感染拡大期に入った頃でしたが、そもそもリウマチの専門診療をしようと思っていたので、それほど気にしてはいませんでした。リウマチの患者さんはコロナ禍であっても、専門診療にかからなければならないですから。もちろんコロナ禍を気にしていないと言ったらうそになりますが、コロナ禍だから開業をやめるということは考えませんでした。

感染症対策を意識した特別な設備などは用意しましたか?

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感染症対策という意味で導入したのは自動釣銭機ですね。お金の受け渡しが嫌な人もいると思いますので。人と接触をしないような形を考えていたので、最初からキャッシュレス化を進めていたのですが、現金で支払う来院者に向けて用意しました。そのほか、ウェブで予約を完全に取れる仕組みにしました。待合室で混まないようにという配慮の結果です。特に働く世代の方は、多忙で電話する時間も取れないという感じなので、スマートフォンで簡単に予約を取り来院するという方は意外に多く、導入して良かったと思っています。

早期発見・早期治療で寛解をめざし、患者に寄り添う

ご専門のリウマチについてお伺いします。患者さまの層としては、どういう方が多いですか?

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リウマチの患者さんは高齢者というイメージがあると思うのですが、実際に発症する年齢は30代以上の働き盛りの世代。女性も多いのも特徴です。皆さんがイメージされているよりは、かなり若い世代の方が来院しています。家族の中にリウマチの罹患歴があるという方もいらっしゃいますし、あとは手のこわばり症状で来院する方も。インターネットで調べて、当院に来院されるようなケースも結構多いですね。手のこわばりというのは、更年期の女性にも多いため、ちょうど世代が重なるんです。ですから、なかなかご自身で判断するのは難しいケースもあります。そのような場合は来院していただき、リウマチのスクリーニング検査を受けていただければと思います。血液、エコー、エックス線などの検査でリウマチかどうかの判断ができます。かなり迅速にわかりますので、症状で不安のある方は一度来院していただきたいですね。

受診のタイミングを教えてください。

今までにない手のこわばりや手指の痛みなどを感じたら、受診のタイミングと言えます。痛みの症状は朝が多く、持続性の痛みが特徴です。しばらくしたら痛みが和らいでくるというのは、逆にリウマチらしからぬ症状になります。ただ、痛みの出方でリウマチかどうかを判断するのはかなり難しいので、やはり心配な段階で来院していただくのが一番良いと思います。

関節リウマチはそのほかに特徴はありますか?

リウマチの特徴は腫れです。関節の周辺が見た目で膨らんでくる感じですね。盛り上がってくる、腫れてくるような症状が出てくると、リウマチを疑った方が良いです。指輪をなさっている方は、指輪が抜き差しできないということもあります。むくみと言うといろいろな要因がありますが、痛みに腫れがあったらリウマチの可能性がかなり高いです。患部に熱感がある方もいれば、そうでない方もいる。症状の出方は個人差によるので、自己判断がしにくいのも厄介な点です。

重症化する前に来院すべきなのですね。

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基本的には、リウマチの今のトレンドは早期発見、早期治療になります。したがって、今までにない手のこわばりや持続する痛みなどを感じた段階で来院していただき、早い段階で診断を受けることが治療の近道です。一人で悩むより、迅速に来院していただいて、リウマチであるかどうか確認するだけでもいいのではないかと思います。判定の結果、リウマチではなかったとなれば、皆さん安心してお帰りになれますよね。それはそれで良かったと思いますし、逆に早期に発見できれば、治療の結果にも影響してきますから、メリットは大きいと思います。

地域のリウマチ専門医師として一人でも多く救済したい

クリニックの強みはどの点にありますか?

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当院の強みは気軽に来ていただいて、すべての検査を含めても1時間以内で終わるという点です。結果の説明は検査から3日後程度なので、診断までに2回の来院は必要ですが、初日が1時間ぐらい、2回目は説明だけなので30分以内で済みます。これが大規模病院だと、診察するまでに何時間もかかり、その後の検査のためにまた別の日に行くことになるなど、手続きも含めて非常に面倒だと思います。結果までに1~2週間かかることも。そうしたわずらわしさを解消するべく、できるだけスピーディーな診断を心がけています。どんな人にとっても、時間はとても大切。診察や検査に時間がとれない方も多いので、時間を大切にしたいという方のニーズには応えたいと思っています。

先生ご自身についてお伺いします。医師をめざされたきっかけは何ですか。

父も祖父も医師なので、医師の家系といったらそうなのでしょう。内科の開業医である父の背中を見て育ちましたから、自然と医師をめざしました。むしろ、なるものだと思っていたというのが近いですね。人助けになる仕事はやはりやりがいを感じますし、この職業を選んで良かったと思っています。

リウマチの専門医師として印象深い出来事などはありますか?

患者さんが、病気が発症してから治療を諦めずに継続してきて、感謝の思いを伝えてくれたときでしょうか。それまで生きることに絶望していた方が、希望に満ちて歩けるようになっている姿を見ると、職業冥利に尽きますね。

読者や患者さまに向けてメッセージをいただけますか?

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リウマチは、現段階でも完治させることが難しい病気です。ただ、治療をしながら快適に過ごす、これを「寛解」というのですが、寛解状態をめざせるようになってきています。寛解が長期間続けば、もしかしたら薬をもっと減らせるかもしれません。寛解状態をめざすゴールとして設定し、治療をしていきたいと考えています。リウマチを疑っている段階の方は、一人で悩まないことが大切。早めにクリニックに来ていただいて、しっかりとした診察、診断を受けていただきたいです。すでにリウマチを患っている方は、情報過多の中、誤った情報に翻弄されることのないよう、専門の医師のもとでしっかりと治療を受けていただきたいですね。

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