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山本 一博 院長の独自取材記事

山本耳鼻咽喉科

(町田市/町田駅)

最終更新日:2019/12/26

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JR横浜線や小田急線の町田駅から近い「山本耳鼻咽喉科」は、大学病院や地域の中核病院で経験を積んだ山本一博院長が2008年に開院。幅広い年齢や症状に対応する診療に加え、上咽頭炎の治療や舌下免疫療法などにも取り組み、多様化する地域ニーズに応えている。「患者さんへの丁寧な説明と、必要なときは病院などにすぐご紹介できる地域連携で、信頼される耳鼻咽喉科をめざしたい」と語る山本院長に、同院の診療の特色、患者への思いを聞いた。
(取材日2019年12月4日)

スタッフとの連携で医師が診療に専念できる体制に

こちらはどのような方が受診されていますか?

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患者さんは近隣の方が中心で、生後数週間のお子さんから高齢の方まで幅広くおみえになっています。私も町田市と隣接する相模原市にある北里大学医学部の出身で、町田市はたいへんなじみのある場所。そうした地域のニーズに根差した診療をモットーにしています。診療では私の専門であるアレルギー性鼻炎のほか、花粉症、中耳炎、副鼻腔炎、上咽頭炎をはじめ耳・鼻・喉・首のさまざまな症状に対応。難聴の相談、めまいの診療、睡眠時無呼吸症候群の治療なども行っています。耳鼻咽喉科の病気の多くは、患者さんが患部を見ることが難しいため、当院では丁寧な説明を心がけ、また必要に応じてファイバースコープなどで鼓膜や喉の奥をご覧いただきます。特にお子さんの中耳炎は、お母さん方に耳の中の様子を見ていただきますね。そうやって現状を知ると患者さんは安心され、納得して治療に取り組んでいただけるのです。

子どもはよく中耳炎になる印象がありますが?

中耳炎は3歳くらいまでのお子さんに多くみられ、繰り返しかかる子もいますから、常に中耳炎にかかっている印象を持たれると思います。お子さんの中耳炎の9割以上は、風邪などのウイルスや細菌が鼻や喉から耳に感染することが原因。お子さんの耳がウイルスや細菌が侵入しやすい構造で、体の抵抗力も弱くて風邪をひきやすいなどが影響しています。しかも耳の構造や抵抗力はお子さんによって異なるため、ある子は頻繁に中耳炎にかかるといった個人差も出てきます。薬や簡単な手術など痛みと炎症を抑えるための治療も可能ですが、根本的な改善は体が成長して感染しにくい耳の構造になることといえるでしょう。お母さん方は心配されますが、お子さんの耳の中を映像で見ていただき、「成長すれば大丈夫です」とお伝えして、安心していただけるよう努めています。

診療の際はどんな点に配慮されていますか?

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患者さんをなるべくお待たせしないで、医師が患者さんの診療に専念できるよう、2014年からスタッフと連携した診療システムをつくりました。まず看護師が患者さんに症状や今回受診された理由を詳しく伺った上で、私がその情報と所見をもとに診断・治療。電子カルテは同席した医療アシスタントが随時記入するため、画像診断の結果説明などのほかは、私は終始患者さんの顔を見ながらお話しできるんですよ。治療後の注意事項などは私がポイントをお伝えした後、看護師がさらに丁寧に説明するという流れです。また、今はインターネットやSNSに病気や治療法の情報があふれ、当院におみえになる患者さんもそれらを調べて受診されることも増えていますが、必ずしも正しい情報ばかりではありません。医学的に適切でないと考えられる治療は患者さんが希望されても行わず、その理由をきちんとご説明するようにしています。

上咽頭炎の治療、花粉症などの舌下免疫療法に注力

最近注目されている治療などを教えてください。

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鼻の奥の喉とつながった部分を上咽頭と呼ぶのですが、この部分が炎症を起こす慢性上咽頭炎の治療に力を入れています。上咽頭炎は上咽頭の痛みや違和感、鼻水が喉に落ちる後鼻漏(こうびろう)などに加え、頭痛、首こり・肩こり、めまいをはじめ多様な全身症状とも関連するといわれています。治療法は細長い医療用の綿棒を鼻または喉から上咽頭まで差し入れ、炎症を起こしている患部に抗炎症薬を塗る「上咽頭擦過療法」を用います。綿棒を入れる時の痛みを軽減するため、鼻に麻酔をした後で治療を行いますが、実際に薬を塗る時間は5分ほど。麻酔もさほど強くないので、治療後はすぐにお帰りいただけます。なおこの治療法は健康保険適用で、患者さんの負担もさほど大きくならないのも利点でしょう。

めまいで悩んでいる人も多いと聞きます。

ええ、めまいは誰にでも起こる症状で、その原因も多種多様です。疲れや寝不足、ストレスといった心身の不調が影響しているケースのほか、内耳の耳石の位置に問題がある良性発作性頭位めまい症、めまいとともに聞こえも悪くなっていくメニエール病などが原因のこともあります。また、年間数例ですが脳卒中などの脳血管障害によるめまいという患者さんもおられます。めまいから原因を特定するには専門的な検査と診断が必要ですから、一人で悩まず早めに受診していただければと思います。

これから力を入れたい分野などはありますか?

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花粉症やアレルギー性鼻炎の治療法の一つである舌下免疫療法を、もっと多くの方に利用いただきたいと考えています。現在までにスギ花粉による花粉症、ハウスダスト(ダニ)によるアレルギー性鼻炎が健康保険適用となり、子どもでも始められるようになりました。治療の適応の有無は血液検査で診断できますので、悩んでいる方は当院を受診されてはいかがでしょうか。ただし1日1回の服薬を毎日続け、3年以上の継続が推奨されるなど注意事項もあり、お子さんの治療には保護者の協力が欠かせません。当院ではそうした点も事前に丁寧にご説明しています。

丁寧な説明と思いやりで信頼される医院をめざす

医師をめざされたきっかけを教えてください。

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私の父が耳鼻咽喉科の開業医で、自宅と医院が一緒だったので、物心ついたときは医療が身近な世界にいました。それに父の仕事ぶりからも「たくさんの人の役に立てる仕事」だと感じ、医学部を選んだんです。大学の時や研修医の頃は外科や麻酔科に興味を持ったものの、尊敬する父から「耳鼻咽喉科はいいぞ」と再三勧められ、結局は父と同じ道に進みました(笑)。大学病院などで経験を積み、当初は父の医院を継ごうと思っていたのですが、「気持ちはうれしいが、それぞれが個別に頑張ったほうがいいだろう」とアドバイスを受け、大学時代からなじみのあった町田市の中心部に当院を開院しました。確かに父の医院に来院される患者さんは、父に診てもらいたくて受診されるわけで、私が後を継いでも難しかったかもしれない。自分で院長になって診療を始めてからは、改めてそう実感しますね。

リラックスする時間はどう過ごされていますか?

高校時代に航空会社や飛行場が舞台になったテレビドラマを見て、航空管制官に憧れたことがあったんです。開院して少し落ち着いた頃からその時の気持ちが戻ってきて、飛行場に飛行機の写真を撮りに行ったり、模型飛行機を集めたりするようになりました。撮影するのは主に羽田空港ですが、学会などで地方空港に行くと各地の独自路線の機体も見られるので、時間があればしっかり撮影してきます(笑)。最近は本物の飛行機のほか、集めた模型飛行機を飛行場のように並べて写した写真などもSNSにアップして、みんなに見てもらうのも楽しみの一つになっています。

地域の皆さんにメッセージをお願いします。

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ご自分の不調が耳鼻咽喉科に行くほどのものなのか、受診を迷われる方も多いでしょう。しかし同じような症状に見えても原因はさまざまで、中にはすぐに病院で手術が必要なケースもあります。ですから何か気になることがあれば、気兼ねなく受診してください。当院で適切な検査と診断を行うのはもちろん、より専門的な検査や違う分野の治療が必要なときは、地域の総合病院や他の診療科との連携によるご紹介も行っています。また「金属の棒を鼻や耳に入れられるのが嫌だ」など、耳鼻咽喉科が怖いと感じている方もおられるかもしれません。当院は看護師による問診の際、「これはやめてほしい」というご希望があれば伺い、できる限り対応していきます。これからも「山本耳鼻咽喉科なら通いたい」と思っていただけるよう、皆さまに信頼される医院をめざして努力を続けますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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