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渡邉 佳恵 院長の独自取材記事

わたなべ皮膚科

(横浜市港北区/日吉駅)

最終更新日:2022/01/24

渡邉佳恵院長 わたなべ皮膚科 main

日吉5丁目にある「わたなべ皮膚科」。夫の渡邉修一事務長と二人三脚でクリニック運営を開始した渡邉佳恵院長。大学病院や総合病院で多様な皮膚科診療に携わり、前職では、小児科皮膚科のクリニックで、アトピー性皮膚炎をはじめ、乳幼児の皮膚科疾患やトラブルに対応してきた渡邉院長。その経験から小児科と連携した診療を行うのが特徴だ。またニキビ治療や美容皮膚科にも力を入れ、治療と生活コントロールで健康な肌を維持していくことを重視する。常にダーモスコープを携帯し「ほくろなどの小手術も好きなんですよ」と気さくに笑う。趣味の手芸を生かして美容皮膚科の診療室には手作りの編み物をあしらうなど、多彩な素顔も魅力的だ。そんな渡邊院長にクリニックの特徴や皮膚科診療への思いを聞いた。

(取材日2021年5月6日)

日吉で、小児科と連携した診療も行う皮膚科クリニック

まず、こちらのクリニックの特徴を教えてください。

渡邉佳恵院長 わたなべ皮膚科1

これまでの皮膚科医としての経験や知識を生かし、ニキビや、アトピー性皮膚炎、水虫、湿疹、帯状疱疹など皮膚科全般に対応しています。近隣の小児科と連携して、乳幼児の診療も多く行っているのも特徴です。また、ほくろやイボの外科治療、しわやしみの悩み、化粧品の相談や薄毛・抜け毛の悩みにも対応しています。まだ開業したばかりですが、このエリアには今まで皮膚科が少なかったことや、「さとう小児科クリニック」や、大学の先輩である小児科の安倍隆先生からも紹介があり、多くの患者さんが来てくださっています。小児科の経験のある看護師など、子どもさんの扱いに慣れたスタッフも在籍していますので、安心して来ていただきたいと思います。

先生のプロフィールを教えてください。

父が内科医で、その診療姿勢が素晴らしいと感じて、自分もそうなりたいと医師を志しました。皮膚科を選んだのは、きれいに回復した状態を見ることができ、患者さんが亡くなるような病気が少ないことに加えて、細かいことが好きな自分に向いているかなと思ったからでしょうか。秋田大学医学部を卒業後、皮膚科に入局し皮膚科診療に携わっていましたが、結婚を機に、こちらに来て東京や神奈川の市中病院などに勤務していました。ご縁があって「さとう小児科クリニック」の佐藤雅彦先生と知り合い、ここでの開業を勧めていただいたのです。ただ私は経営方面は苦手なので(笑)、夫が事務長として手伝ってくれることになりました。

開業の際、こだわったのはどのような点ですか。

渡邉佳恵院長 わたなべ皮膚科2

院内は、患者さんやご家族がゆったりくつろげるようなイメージで、リラックスできる雰囲気づくりをめざしました。赤ちゃん連れのお母さんにも気兼ねなく来ていただけるよう、授乳スペースも設けてあります。クリニックのロゴは、きれいな肌をイメージするピーチから。猫のモチーフがあちらこちらにあるのは、猫が好きだからです(笑)。一方、美容皮膚科のスペースは、日頃忙しい方にご自分へのご褒美として、日常生活とは違った贅沢な感覚を味わっていただきたいと考えて、一般の診療室とはまったく違うゴージャスな雰囲気にしました。

ニキビ治療に注力。ほくろなどの小手術にも対応

どんな症状の患者さんが多く来られますか。

渡邉佳恵院長 わたなべ皮膚科3

皮膚科が対応する疾患やトラブルはとても多様ですから、さまざまな症状の方が来られます。夏のあせもや水虫など季節的に多い症状もありますが、肌が弱く、慢性的にトラブルが出る方も多いですね。また季節の変わり目などには、帯状疱疹を発症する方が目立ちます。ほくろやイボなどの悩みで来られる方もいらっしゃいます。ほくろの除去術などの手術も多く手がけてきたので、当院でも、ダーモスコープという拡大鏡のような機器を使用してダーモスコピー検査を行い、ほくろの診断をつけます。ほくろが悪性のものでなければ、除去を図ります。また思春期のニキビから大人のニキビまで、ニキビを主訴とする患者さんも多いですね。

ニキビの治療について詳しく教えてください。

ニキビにも顔にできるもののほかに、デコルテや、肩甲骨から肩口の背中のニキビといろいろなものがあります。女の子で早い場合は、9歳ぐらいから思春期のニキビが始まることもありますので、患者さんに合わせてしっかり診ていきたいと考えています。今は、良い治療薬があり、きれいな状態をキープすることがめざせるようになってきていますし、放置すると、悪化して傷跡が残ることもありますので、早いうちから治療を始めることをお勧めしています。また、継続することが重要な薬なので、諦めず、辛抱強く続けることも大切だとお伝えしています。

ニキビについて、日常生活で気をつけることはありますか。

渡邉佳恵院長 わたなべ皮膚科4

ニキビは、摩擦の影響も大きいので、新型コロナウイルス感染症流行を受けてのマスク生活でニキビが悪化したという方も目立ちます。また、シャンプーや洗顔料のすすぎ残しにも注意が必要です。学校生活や仕事のストレス、不規則な生活なども悪化させる原因となります。特に、思春期後のニキビ、いわゆる大人ニキビは、仕事が忙しくなって悪化するという方が多いと感じます。忙しくなると、生活が不規則になり、お肌のお手入れもおろそかになりがちですよね。なかなか難しいと思いますが、ニキビで悩んでいる方は、生活のコントロールから、ニキビの治療は始まると考えていただきたいですね。

先生の診療方針について聞かせてください。

皮膚科疾患というのは、個人により症状やその原因はさまざまです。お肌のちょっとした異常が意外な病気につながることもありますから、患部を診る視診と、問診により現状を把握し、お一人お一人に合わせた治療を提供できれば、と考えています。そのために、まずは患者さんのお話をよく聞いて、しっかり向き合ことを心がけています。また皮膚科は時間のかかる治療がほとんどですから、患者さんやご家族が続けやすいシンブルな治療を選択し、提案することも重視しています。薬も、最低限、必要なものに絞り、足りないところを追加していく形を心がけています。保湿などスキンケアの大切さや、外用剤の正しい塗り方をお伝えすることも重視しています。ニキビでも湿疹でも、適切な量の外用剤をしっかり塗るのが治療の基本ですからね。待合室のモニターでも、外用剤の正しい塗り方の動画など、患者さんの参考になるものを流しています。

通院しやすい皮膚科のかかりつけ医をめざして

ところで、プライベートについても少し教えてください。

渡邉佳恵院長 わたなべ皮膚科5

趣味は、ハワイアンキルトや編み物なんです。開業してからは忙しくて時間がないですが、勤務医時代は空いている時間によく作っていました。美容皮膚科コーナーのベッドカバーは私の手作りのモチーフ編みです。夫は、医療とは関係のない職業だったのですが、事務長として、私の苦手な分野をしっかりサポートしてくれていますので感謝しています。今のところはまだ、意見が食い違うこともないですね(笑)。横浜は都会なので住みやすいですし、何をするのにも便利だと感じています。私は宮崎県出身で、大学は秋田県ですが、関東がいちばん住みやすいですね。ゴキブリを見ないという点では東北は良かったのですが(笑)。

今後の展望について聞かせてください。

皮膚科は治療に時間がかかることも多いので、患者さんが通院しやすい、そして治療を続けやすいクリニックをめざしたいと思っています。特に小さいお子さんの場合、アトピー性皮膚炎や湿疹、あせもなどが出にくくなる年齢になるまで通院が必要になることも多いので、お子さんやお母さん方が少しでも通院しやすい環境にしたいと思っています。できるだけ待ち時間を短くするために予約システムを導入して、今のところ、うまく稼働していると思います。また、子育てに頑張られているお母さん方に、ご自分へのご褒美としての美容面でのお手伝いしたいもしたいと思っていますので、気になるしみやしわについても気軽にご相談いただきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

渡邉佳恵院長 わたなべ皮膚科6

皮膚の病気やトラブルはとても多様で、赤ちゃんからお年寄りまで、さまざまな症状に悩まれることがあると思います。当院は、皮膚のことならなんでも相談できる皮膚科のかかりつけ医として、息長くこの地域のお役に立ちたいと思っていますので、湿疹やかゆみ、肌荒れなどちょっとしたことでも気軽にご相談ください。また、近隣の小児科と連携した診療も行っており、上階には病児保育施設もオープンするそうです。小さいお子さん連れのご家族も通いやすいクリニックをめざしていますので遠慮なく来ていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ケミカルピーリング 4950円+診察料

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