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菅波 絵理 理事長の独自取材記事

江古田コスモ眼科

(練馬区/江古田駅)

最終更新日:2021/04/28

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西武池袋線の江古田駅南口に降り立ってすぐ目の前、モダンなたたずまいのビルの4階にある「江古田コスモ眼科」を訪ねた。院名にちなんで星をあしらったかわいらしいロゴマークが目印で、院内に入ると白を基調にやわらかな暖色系のインテリアが映え、ほっと心が和らぐ。板橋区の「板橋すばる眼科」の分院として開設された同院は、眼精疲労の原因や程度を調べる調節機能解析装置をはじめ、光干渉断層計(OCT)、両眼視簡易測定器など多様な検査機器を備え、視機能をトータルで見守る診療環境が整っている。理事長の菅波絵理先生に、同院を含め3つの眼科医院を展開する法人のコンセプトや、眼科医の道を志したきっかけ、地域医療への思いなど、じっくり話を聞いた。
(取材日2021年4月21日)

より多くの人に地域に根差した眼科医療を届けたい

こちらでの開業の経緯からお聞かせください。

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私が院長を務める本院の「板橋すばる眼科」が今年で14年目に入り、より多くの方に地域に根差した眼科医療を届けたいという思いで、このたび江古田と新宿で分院を開業しました。分院の開設は数年前から考えていて、本院のある中板橋と近いエリアで互いに連携して診療にあたっていきたいと思い、患者さんが通院しやすい駅前にある物件を中心に開業場所を探していました。このビルには今後、皮膚科や内科など他の診療科のクリニックも順次開設される予定なので、ビル内で他科との連携も図りつつ、地域の皆さんに気軽に足を運んでいただけるようなクリニックをめざしたいと思っています。

3院を展開されていますが、共通するコンセプトはありますか?

まずは患者さんの訴えをよくお聞きして、適切に診断し、楽になってお帰りいただきたいということが基本ですね。目の病気には初期の段階で自覚症状がないものも多く、例えば花粉症による結膜炎で来院されたとしても検査で緑内障が発見されたり、糖尿病網膜症の経過観察中の患者さんの検査をしたら網膜剥離の兆候が発見されたりといったこともあります。患者さんにとって一番身近な地域の眼科医として、患者さんが今訴えている不調はもちろん、自覚症状が現れにくい疾患の可能性も含めてトータルで視機能を診ることを心がけています。また患者さんの中には、手術の可能性について少し言及しただけで恐怖を感じてしまう方も少なくありません。だからこそ、患者さんを不安にさせないようにその方の性格や心情を推し量りながら、わかりやすい言葉で病状を丁寧に説明するプロセスを特に大切にしています。

検査機器などの設備面も充実しているようですね。

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多様な疾患の早期発見につなげたいと、無散瞳眼底カメラや網膜を診る光干渉断層計(OCT)、視野計のほか、両眼視簡易測定器や、近年メディアでも話題になった調節機能解析装置も導入しました。中でも調節機能解析装置は毛様体筋の状態から眼精疲労の原因や程度を調べるもので、本院でも2年ほど前からさまざまな場面で活用してきました。加えて、視能訓練士や眼鏡の専門知識を持つスタッフが常駐していますから、眼鏡やコンタクトレンズのユーザーに対するサポートはもちろん、質の高い検査を安心して受けていただけることも強みの一つだと思っています。

屈折矯正や網膜疾患など幅広い診療を経験

先生が眼科医を志したきっかけは?

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医学部進学を考え始めたのは高校生の頃です。地域医療をテーマにしたテレビドラマを見たことがきっかけで、地域に根差したドクターの姿に憧れ、迷わず医学部を選びました。眼科以外にも興味のある分野はいくつかあったのですが、実は私自身、中学生の時に近視になった経験があり、眼科で初めて眼鏡を作ってかけた瞬間の驚きと喜びがずっと心に残っていました。また眼科の実習中にも、長期の治療を乗り越え、笑顔を見せてくれる患者さんたちと接する中で、外科的な要素も含めてやりがいを感じて、眼科を専門に選ぶことに決めました。

勤務医時代のご経験も少し聞かせていただけますか?

最初に所属した奈良県立医科大学の医局では、屈折矯正を専門とする教授のもとで学び、その後、京都大学医学部に移って、糖尿病網膜症の血管新生に関する研究や臨床にも携わってきました。上京してからはレーシックの専門医院で、再び屈折矯正の分野を手がける中で、ご自身の目の状態に合っていない眼鏡やコンタクトレンズを使っている人が想像以上に多いということを知りました。若いうちであれば、眼鏡やコンタクトレンズの度数が合わなくなってもうまく調節することができますが、老眼の年代にさしかかるにつれて調節がうまくいかなくなった結果、目の疲れを感じやすくなり、やがて肩こりや頭痛など全身に影響があらわれるようになります。そこで、もし将来自分が開業するなら、そうした誰にでも起こり得る不調を改善しつつ、身近なところから目の健康を守るための啓発をしていきたいと考えるようになりました。

度数の合わないコンタクトレンズや眼鏡を使い続けることも、不調の原因になるんですね。

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最近はインターネットでコンタクトレンズを購入される方も増えています。眼鏡も、眼科で検査せずに眼鏡屋さんに直接出向いて、数年前に測ったときの度数を伝えて新しいものを作ったという話をよくお聞きします。インターネット通販など便利な時代ではありますが、やはり眼鏡やコンタクトレンズといった矯正器具は、眼科できちんと検査をして目の現状に合うものを購入していただきたいです。また、コンタクトレンズユーザーの中には強度近視の方も多いですから、正常な方に比べて緑内障や網膜に関わる疾患のリスクが高くなります。コンタクトレンズをお使いであれば、3ヵ月に1回は眼科で定期検診を受けるようにしてください。

目の専門家としてライフスタイルに応じたアドバイスも

将来にわたって目の健康を守るために、どういった機会に眼科を利用すればよいでしょうか?

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視力が良い状態を保っている方であれば、眼科に定期的に通院することはイメージしづらいかもしれません。しかし40歳を過ぎた頃から、少しずつ見えにくさを感じたり、ご本人も気づかないうちに緑内障が進行するなど、目の疾患のリスクが急激に高まってきます。ですから何も不調を感じていなくても、40歳を過ぎたら一度眼科を訪れて検査することをお勧めします。また、近年は世代を問わず、花粉症にお悩みの方が増え、内科や耳鼻科でついでに点眼薬も処方してもらうケースも多いようです。花粉症による炎症や目をこすることによって角膜に傷がついていることも多く、その状態でコンタクトレンズをつけるとさらに傷が悪化してしまう可能性もあります。眼科では目の専門家としての観点から、花粉症の時期のコンタクトレンズの使い方や早いうちから予防的に抗アレルギー剤を点眼するなどの適切なアドバイスができますから、気軽にご相談いただきたいと思います。

特に不調を感じていなくても、目は年齢とともに変化し続けているのですね。

そうですね。目の状態は日々変化しています。そこで、調節機能が働きにくくなる老眼が始まってきた方は特に、眼鏡やコンタクトレンズといった矯正器具を場面に応じて使い分けることによって、より目に負担をかけずに楽に過ごしていただきたいと考えています。例えば仕事柄パソコンに向かう時間が長い方であれば、必ずしも遠くまでよく見えるような度数の矯正器具を使う必要はありませんから、度数を弱めにする。一方、休日はゴルフやテニスを楽しみたい、裁縫が趣味といった場合はそれぞれの用途に応じた別の度数のレンズを選ぶというように、ライフスタイルに応じたさまざまなご提案が可能です。

最後に今後の展望と、読者に向けて一言メッセージをお願いします。

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手術や長期間の治療を要するような疾患だけでなく、最近では世代を問わずスマートフォンやタブレットといったデジタルデバイスを使う場面が増え、子どもの近視を心配されている保護者の方も多いと思います。当院は目に関することなら何でもご相談いただけるように、ドクターをはじめとする専門スタッフが丁寧に対応させていただきます。これまでの経験で、目のささいな症状をきっかけに来院した方を検査する過程で、脳や全身に関わる疾患の発見につながったケースもありました。地域に根差して医療を提供するクリニックとして、できる限りのサポートをさせていただきたいと思っています。女性スタッフが中心で話しやすい雰囲気のクリニックですので、検診を兼ねてぜひ一度足を運んでみてください。

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