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低用量ピルやアフターピルの副作用への不安を解消
メリットを理解

レディクリニック名古屋伏見

(名古屋市中区/伏見駅)

最終更新日:2023/07/11

レディクリニック名古屋伏見 低用量ピルやアフターピルの副作用への不安を解消 メリットを理解 レディクリニック名古屋伏見 低用量ピルやアフターピルの副作用への不安を解消 メリットを理解
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腹痛や頭痛、おなかや乳房の張り、食べ過ぎ、強い眠気、気分の落ち込みといったPMS(月経前症候群)や、いらいらや不安感など精神状態の乱れが強く出るPMDD(月経前不快気分障害)など、生理開始前の期間に起こる不調や、生理期間中に病的な不調が起こる月経困難症など、生理に関して悩みを抱える女性は少なくない。その一方、悩みにさいなまれることなく日々を過ごしていくための手立てを知る機会は、現状では少ないといえる。この現状に対し「ピルを活用することで、女性特有の悩みの軽減を期待できます」と語るのは、「レディクリニック名古屋伏見」の月城沙美院長。ピルを専門的に取り扱う外来を設け、日々多くの患者にピルの有用性を発信する月城院長に、ピルの基礎知識や使用するメリットなどを聞いた。

(取材日2021年6月24日)

生理に伴う不快な症状の改善など、低用量ピルには多くのメリットが期待できる

Q低用量ピルを服用するメリットは何でしょうか?
A
レディクリニック名古屋伏見 ピルのメリットをたくさん教えてくれる院長

▲ピルのメリットをたくさん教えてくれる院長

月経困難症といった生理に伴う不調の改善に役立つのは、女性にとって大きなメリットといえると思います。一口に不調といっても、具体的な症状は非常にさまざま。症状が続く期間や度合いも人それぞれで、他人と比較しづらいものです。だからこそ、「これが当たり前だから」と我慢するのではなく、上手に付き合っていくといった考え方も、女性の社会進出が進む現代において大事になってくるのでは、と考えます。当院では生理の際に起こりやすい症状を軽減するのに用いる低用量ピルをはじめ、生理期間の移動を目的に用いる中用量ピル、アフターピル(緊急避妊用ピル)などを処方しています。

Q服用することで起こる副作用が気になります。
A
レディクリニック名古屋伏見 名前ではなく番号で案内呼び出しするシステムを導入

▲名前ではなく番号で案内呼び出しするシステムを導入

服用を開始して数日のうちは吐き気や軽度の頭痛、不正出血が見られることがありますが、だんだんと減退していきますのでご安心ください。もちろん、症状が強い場合には迷わず医療機関を受診しましょう。また、服用し続けることで心筋梗塞や静脈血栓塞栓症、子宮頸がんの発症リスクが、服用していない場合と比較してやや上がるとの指摘はあります。しかしその差は、未服用と比較してもほんのわずか。過度に心配する必要はないと言えるでしょう。中用量ピルやアフターピルを使用した際は、頭痛や胃のむかつき、倦怠感などが出るケースがありますが、これらも重篤な症状に陥ることは少ないとされています。

Q低用量ピルは継続して服用するのが望ましいのでしょうか?
A
レディクリニック名古屋伏見 同院では豊富な種類のピルから自分に合うものを選ぶことが可能

▲同院では豊富な種類のピルから自分に合うものを選ぶことが可能

中断と再開を繰り返すとかえって血栓症のリスクが上がりやすくなるため、妊娠を希望する場合を除いて、継続して服用することをお勧めします。また服用を継続していくことで、卵巣や子宮を休ませることにもつながり、ひいては女性に多い大腸がんや卵巣がん、子宮体がんなどのリスクを下げることも期待できるのではないかという研究結果が出ています。これらのがんは、初期段階での発見が難しく、見つかった段階でステージが進んでいるケースも珍しくありません。ピルの特徴や作用について正しく知ることは、健康を守る上でも大切かと思います。

Q服用することで将来妊娠しづらくなるのではと心配です。
A
レディクリニック名古屋伏見 カウンセリングをとても大切にしている

▲カウンセリングをとても大切にしている

低用量ピルによって妊娠しづらくなるといったことはありません。むしろ服用することで不快な諸症状の改善に加えて、不妊症への影響が考えられる子宮内膜症の症状の軽減も期待できます。初潮の低年齢化や初産の高年齢化、未産化により、現代の女性が経験する生理の回数は、昔と比べて「多すぎる」と言えるほどになったといわれています。生理が増えればそれだけ子宮や卵巣が働き続けることになる、というのは想像に難くありません。そして、これらの臓器が働き続けてしまうことで、子宮内膜症や子宮筋腫が起こりやすくなるとされているんです。特に卵巣を休ませる上でピルは有用と言えるというのは、ぜひ知っておいていただきたいですね。

Qこちらで低用量ピルを処方する際の流れについて教えてください。
A
レディクリニック名古屋伏見 女性の味方となってくれる院長

▲女性の味方となってくれる院長

初診の患者さんに対しては、受診のきっかけや気になる症状、これまでピルを使用したことがあるかなどを確認し、必要に応じて採血検査などを行います。ピルを使用するのは初めてであれば、ピルの基本知識を解説します。当院では国内で認可の下りているすべての種類の低用量ピルを扱っているので、それぞれの特徴を解説して、患者さん自身に希望に合うものをお選びいただいています。初潮を迎えた人であれば使用できるものなので、例えば重い生理痛で通学がつらい、といった学生さんも気軽にご相談いただければと思います。

ドクターからのメッセージ

月城 沙美院長

学校や職場、家庭など現代の女性は多くの場所で活躍しています。その活躍をより大きく輝くものとするため、毎月訪れる生理に関する悩みを減らしていければと思っています。妊娠を希望する人を除けば、低用量ピルを生活に取り入れることで多くのメリットが期待できます。服用すると妊娠しづらくなるのではと心配になりますが、そのようなことはまったくなく、中断すれば1〜3ヵ月程度で服用以前の状態に戻り、妊娠も望めるようになります。子どもをつくりたいという気持ちが芽生えるまでつらい症状とともに過ごす必要はなく、むしろその気持ちが芽生えるまでの日々を生き生きと過ごしていくために上手にピルを活用していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

低用量ピル:2500円~。中用量ピル:2500円。アフターピル(緊急避妊用ピル):8200円~

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