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三浦 徹也 院長の独自取材記事

みうら泌尿器科クリニック

(神戸市中央区/元町駅)

最終更新日:2021/10/12

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元町駅から徒歩1分にあるクリニックビル1階という通院に便利な立地に、2021年6月開院の「みうら泌尿器科クリニック」。院長の三浦徹也先生は、神戸市長田区で生まれ育ち、地元の中学、高校、大学に通った生粋の神戸っ子。兵庫県内の複数の総合病院で手術を中心に研鑽を積んだ後、「病気ではなく人を診る医療」に正面から取り組むべく開業を決意した。豊富な経験を生かした泌尿器がんの治療前後のケアはもちろん、尿漏れや性感染症など生活に密着した病気やトラブルの診療、情報提供に力を入れ、生活の質の向上に貢献するクリニックをめざす。「人が好き」という三浦先生に診療の特徴や地域医療にかける思いなどを聞いた。

(取材日2021年5月19日)

感染症対策徹底の新築空間。プライバシー配慮にも注力

元町駅前の好立地に、さまざまなこだわりが詰まった新築の施設ですね。

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もともとは先輩のお父さんが医院を運営されていた場所です。その場所で先輩から誰か開業する人はいないかと相談を受けたことがきっかけで、開業を決心しました。新型コロナウイルス感染症対策も念頭において天井の高い開放的な設計となっているほか、24時間換気システムに加え、天候に左右されずいつでも換気できるよう高所に窓を設置したのも特徴です。また来院・ウェブの両方に対応した受診予約システムを導入し、ご自身の番号が近くなるまで院外でお待ちいただけます。待合室の密を回避するのはもちろん、お買い物やカフェでのんびりできるので、時間を有効活用していただけます。院内は白木目調をベースに、絵画を飾るなど「クリニックらしくない」内装にこだわりました。

プライバシーへの配慮にも力を入れていると伺いました。

泌尿器科の患者さんは、男性・女性ともにデリケートな主訴でご来院される方が多いため、プライバシーへの配慮は欠かせません。当院ではご自宅でパソコン・スマホ、あるいは受付で2次元コードを読み込みご自身のスマホで問診票に入力していただくウェブ問診をご用意しています。問診情報はそのまま私のカルテに反映されますし、受付で来院理由をお聞きすることもないのでご安心ください。ご高齢など問診票記入にサポートが必要な患者さんは、別途設けた問診スペースにご案内し、他の患者さんに聞こえないよう配慮いたします。問診での接触機会減、距離の確保という感染症対策にもなっています。ナイーブな主訴の場合、男性患者さんであれば診察室は私と2人だけにし、処方薬は私から直接お渡しするなど周囲の目になるべく触れないようにします。女性の患者さんであれば、女性専用の診療時間を設け、ご希望に応じて女性看護師が別室にてお話を伺います。

女性は泌尿器科を受診しづらいイメージがあります。

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そうですね。例えば、産後や加齢に伴う尿漏れで悩んでおられる女性は多いのに、気恥ずかしさからクリニックに行くのをためらったり控えたりしている方がたくさんおられます。受診してくだされば生活の質を上げることにつながると思うので、ぜひ週に1日設けている女性専用の診療時間にお越しください。過活動膀胱治療用の磁気刺激装置を導入し、最近保険適用となったボツリヌス毒素の膀胱壁内注入療法など、女性の尿漏れ治療には力を入れています。また、信頼できる看護師もそろっていますし、診療面以外ではヨガのインストラクターに筋肉を鍛えるヨガを教えてもらうなど、楽しみながら行えるような尿漏れ対策の新しい試みにも積極的に取り組んでいます。

患者と長く付き合える診療科を選んだ

泌尿器科を選んだのはなぜですか?

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外科医師に憧れて医学の道へ進みましたが、薬物治療や抗がん剤治療などの内科的な治療を学ぶ中でそちらにも興味を持ち、外科と内科どちらの要素もある診療科にしようと考えました。さまざまな科を検討した結果、泌尿器科は腎臓・膀胱・前立腺などの腎泌尿器系臓器の疾患において、手術や抗がん剤、薬物治療まですべてをこなせるエキスパート。がんの手術後再発しても抗がん剤、薬物治療も全部自ら治療でき、患者さんの一生を診ることのできる素晴らしい診療科だと感じ、泌尿器科に進みました。当時の泌尿器科は腹腔鏡など先進的な機器を用いた手術を取り入れ始めていて、興味をそそられたことも泌尿器科を選んだ理由の一つです。教授に勧めていただき進学した大学院では尿路感染症を研究し、たくさんの論文を読み、多くの発表を行い論文を書きました。その経験が学術的な観点から医療にアプローチできる礎をつくり、現在にも生きていると感じています。

長く総合病院に勤務してこられましたね。

総合病院の泌尿器科には、がんの患者さんが多く受診され、手術の技術や知識を身につけることができました。とりわけ、兵庫県立尼崎病院(現・兵庫県立尼崎総合医療センター)では、恩師と呼べる先生と出会えました。私は研修を修了してすぐに大学院に入ったため、この病院に入職した時は臨床経験が少なく、がん手術の経験もほとんどありませんでした。本当に患者さんが多い病院で、恩師からは手術のテクニックなどを一から教えてもらい、腹腔鏡手術なども経験できました。当時の腹腔鏡手術はまだ発達段階で、手術を行うためにはかなりの技術が必要とされましたが、経験を積んで技術を磨き、特に腹腔鏡手術については専門的に学びを深めてきました。また、神鋼記念病院や県立がんセンター時代には医療用手術支援ロボットを用いた手術も多数経験させていただきました。

どんなクリニックをめざしていますか?

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病院では泌尿器がんの手術を中心に診療してきたので、がんの治療を継続したいという思いはありますが、クリニックではそのような手術はできません。一方、勤務医時代に手術を担当させていただいた患者さんの中には、勤務先の病院が変わってもずっと私のもとに通ってくださる方がたくさんおられます。私はもともと人が好きで、病気ではなく人を診る医師をずっとめざしてきたので、自分のクリニックを持つことでそうした患者さんとより長いお付き合いができるようになると考えています。大好きな手術は諦めますが、近隣はもちろん幅広いエリアの病院に信頼できる先輩や後輩がたくさんいます。手術が必要になった場合でもスムーズに、私が信頼する医師を名指しでご紹介できるため、自信を持って「治療を頑張ってきてくださいね」と送り出したいと思います。

病気の正しい情報提供にも力を入れたい

泌尿器のがんについてアドバイスをお願いします。

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さまざまながんの中でも、膀胱がんは血尿が出るなどわかりやすい自覚症状があり、発見しやすいがんなので、もし血尿が出た場合はすぐに受診してください。一方、前立腺がんは非常に患者さんが増えています。PSA検査と呼ばれる検査を行うことで早期発見につなげることもできるのですが、健康診断にはこの検査が含まれていない場合があります。こうした場合はオプションを選択されるなどして、50歳以上の男性は検査を受けられることをお勧めします。

若い層を中心に性感染症が増えていると聞きます。

今はクラミジアはもちろんですが、特に梅毒の患者さんが増えてきているのが気になります。梅毒は男女ともほとんど自覚症状がないので、気づかないうちに広まっていくのが怖いところで、特に女性の場合はおなかの赤ちゃんにうつす危険性があります。私は性感染症について専門的な知識を持っていますし、元町という繁華街のクリニックでもあるので、性感染症の治療はもちろん、正しい知識を身につけてもらうための啓発活動にも力を入れていきたいと思います。

読者にメッセージをお願いします。

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泌尿器科はどちらかといえばメジャーな診療科ではありませんが、尿に関する悩みやトラブルは生活の質に直結しています。女性はもちろん、男性の方も受診しづらい診療科かもしれませんが、早めの受診がこの先の生活の質改善や、良い結果に結びつくはずです。何か気になることや心配なことがあるときは、どうぞお気軽にご相談ください。診察の結果、何も異常がなければそれで問題ありません。もし異常が見つかっても、早期に適切な治療を行うことができれば、その後の経過も悪いものにはならないでしょう。患者さんとのコミュニケーションを第一に考え診療を行い、ただ治すだけでなく治療の過程も不安を取り除けるような診療をご提供できればと考えています。開業医師として、泌尿器科領域外の病気や悩みも気軽にご相談いたけるような、地域のかかりつけ医になれるよう努めてまいります。

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