全国のドクター8,903人の想いを取材
クリニック・病院 160,933件の情報を掲載(2021年10月22日現在)

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 福岡市博多区
  4. 博多駅
  5. もりはら内科クリニック
  6. 森原 大輔 院長

森原 大輔 院長の独自取材記事

もりはら内科クリニック

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2021/10/12

20210824 197805 top

博多駅から徒歩20分ほど、筑紫通り沿いの医療モール内にある「もりはら内科クリニック」。清潔感あふれる院内には、緑をテーマカラーにした落ち着いた空間が広がる。柔和で親しみやすい森原大輔院長は、主に福岡大学病院で肝臓疾患を中心に長年にわたり診療・研究を行ってきた経験豊富なドクター。同院では専門とする肝臓疾患以外に、生活習慣病の治療にも力を入れている。生活習慣病や肝臓疾患などは進行するまで症状が現れにくいため、「症状が現れていなくても検査を受けていただくことが大切です」と語る森原院長。各種検査機器を整え、病気の早期発見・早期治療をめざす。患者一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を大切にする森原院長に、得意とする治療や診療の際の心がけ、今後の展望など幅広く聞いた。

(取材日2021年7月26日)

充実した検査体制で、早期発見・早期治療をサポート

今年の5月に開業されたばかりなのですね。

1

開業から約2ヵ月が経過し、徐々に患者さんも増えてきています。若い方からご高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんが受診されています。ここはオフィスビルの多い地域。また近隣にはマンションも立ち並んでいることから、会社員やファミリー層の患者さんが多くいらっしゃっています。ここでの開業を決めた理由は、この場所に魅力を感じたから。また、私は肝臓疾患を専門としているのですが、博多区の南部エリアには肝臓疾患を専門とするクリニックが比較的少ないんです。そうした理由もあって、ここでの開業を決意しました。開業にあたっては、患者さんに安心してご来院いただけるよう、一般外来とは別に、専用の入り口や待合室がある「発熱患者専用の外来」を設けるなど、院内の設計にこだわりました。

専門とされる肝臓疾患の診療について教えていただけますか?

開業前は、主に福岡大学病院消化器内科で、B型肝炎やC型肝炎などウイルス性肝炎を中心に診療に従事。さらに、お酒を飲まないのに肝硬変や肝がんになる恐れのある、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)という疾患も多く診ていました。近年、C型肝炎の患者さんの数は減少傾向にありますが、NASHの患者さんについては増加傾向にあり、早期発見の必要性が叫ばれています。NASH患者さんの多くは、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を合併しています。当院では、生活習慣病を中心に診ながら、そうした疾患を見つけることもめざしています。肝臓は「沈黙の臓器」といわれるように、悪くなっても症状が現れにくいため、早期発見のためには検査が不可欠と考えています。このため当院では、血液検査機器はもちろん、肝臓の硬さや脂肪の量など測るエコー、動脈硬化検査装置など、各種検査機器を整えています。

検査機器にこだわられていらっしゃるのですね。

2

糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病に加えて、脂肪肝などの肝臓疾患、胃がん、大腸がんも、多くの場合病気がかなり進行するまで自覚症状が現れません。病気が進行してしまう前に早めに発見するためには、症状が現れていなくても検査を受けていただくことが大切。それで、お一人お一人の状況に応じて、血液検査、ピロリ菌の検査、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査、エコー検査、骨密度検査などをお受けになることをお勧めしています。加えて、早期発見・早期治療の大切さについて、自分で作成したリーフレットなどを用いて、患者さんにわかりやすくお話しするようにも心がけていますね。また普段の診療の際に、「健診を受けていますか?」とお尋ねするなど、検査の大切さを意識していただけるようにも努めています。

一人ひとりに寄り添い、わかりやすい説明を心がける

検査の重要性についてさらに教えていただけますか?

20210824 3

高血圧、高血糖、脂質異常といった状態が続くと、動脈硬化が進行しやすくなります。また動脈硬化が進行すると、心疾患や脳卒中といった重篤な病気を引き起こしかねません。肝がんや肝硬変といった肝臓疾患も、エコー検査などを行わないと発見しにくい病気。血液検査の数値が正常でも、そうした疾患が隠れていることあります。実際、5センチくらいの肝臓がんがあるにもかかわらず、何の症状もない方もいらっしゃるのです。また、B型肝炎などでもそうですが、時代とともに疾患について多くのことが解明され、診断基準や疾患の考え方も変化してきています。ですから、過去に「この数値なら大丈夫です」と言われたからといって、今でも大丈夫とは限りません。患者さん自身が、そういったことに常にアンテナを立てておくことは難しいので、早期発見・早期治療のためにも年に1回は各種検査を受けていただきたいですね。

胃内視鏡検査にも対応していらっしゃるのですね。

当院では、鼻から内視鏡を挿入する経鼻内視鏡を使用しています。経鼻内視鏡の太さは、ボールペンよりも細い太さです。内視鏡は細ければ細いほど患者さんの負担が少なくなります。一方、太ければ太いほど画像解像度は上がるものの、患者さんの負担も大きくなります。クリニックでの検査の主な目的は、病変があるかどうかを見つけること。「できるだけ患者さんに負担のない仕方で検査を受けていただい」という思いから、経鼻内視鏡を採用しました。一般的に経鼻内視鏡では鎮静剤を使わないことが多いのですが、当院では希望があれば鎮静剤を使用させていただきます。特に初めて内視鏡検査を受ける方の場合、こちらから鎮静剤の使用をお勧めすることもありますね。苦痛を感じられて、検査に対してネガティブな気持ちを抱いてほしくないからです。

診療の際にはどんなことを大切にされていますか?

20210824 4

当院は、「ここに来て良かった」と思っていただけるクリニックをめざしています。そのためにも、治療内容などについてわかりやすく丁寧に説明することを大切にしています。口頭で説明するだけでは十分に伝わらない可能性もあるため、自分で作成したリーフレットを使ったり、紙に書いたりして丁寧に説明するように心がけてます。エコー検査の際も、患者さんに画像をお見せしながら説明させていただきます。特に初診の患者さんにはしっかりと説明するよう心がけていますね。お一人お一人時間をかけて診療し、信頼関係を築くようにも努めています。一方で、予約システムを導入し、なるべくお待たせしないように工夫をしています。患者さんのお気持ちに寄り添うことはもちろん、目をしっかり見てお話しすることを意識してます。電子カルテに情報を入力する際にも、患者さんのお顔を見られるように診察机の形にもこだわりました。

内科疾患全般を幅広く診療。気軽に来院してほしい

先生はなぜ医師をめざされたのですか?

20210824 5

父が歯科医師でしたので、最初は歯学部への進学を考えていたのですが、高3の時点で医学部への推薦基準を満たしていて、父も勧めてくれたことから医学部に進むことに。内科から外科まで幅広い診療科目の中から専門分野を選択できるところが医科の魅力だと思います。消化器内科を専門にしたのは、手技や検査に興味があったから。また、将来の開業を見据えて長く続けられる科を考えていたことや、大学医局に尊敬できる先輩医師が在籍されていたことも、消化器内科を選ぶ決め手になりました。

今後の展望についてお聞かせください。

病気の早期発見・早期治療のためにも、各種健診や検査に力を入れていきたいですね。健康診断を受けられて、肝機能や脂質、血圧、血糖などの数値に異常が見つかる方も多くいらっしゃいます。健康を保つには、軽微な異常を早期に発見し、早期に治療に結びつけていくことが大切。当院では、福岡市が実施する「よかドック」などの健診にも対応しています。そうした制度なども積極的に活用して、気軽に検査を受けていただければ幸いです。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

6

若い皆さんも、30歳、35歳、40歳、45歳など節目の年に検査を受けていただきたいですね。50歳を過ぎた方の場合、生活習慣病のリスクも高まりますので、年に1回は各種検査をお受けになることをお勧めします。また、健康診断で再検査が必要になった場合には、放置せずに検査を受けていただければ幸いです。当院では、必要に応じて医療モール内の耳鼻咽喉科や婦人科とも連携して対応。専門的な治療が必要になる場合は、福岡赤十字病院や福岡徳洲会病院、福岡市民病院、九州がんセンターなどに速やかに紹介させていただきます。地域のかかりつけ医として内科疾患全般を幅広く診療していますので、気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

Access