機能性だけでなく
横顔の美しさも重視した歯列矯正
表参道AK歯科・矯正歯科
(渋谷区/表参道駅)
最終更新日:2025/09/11
- 自由診療
あの芸能人のようなきれいな横顔になりたい、自分はいわゆる「口ゴボ」ではないだろうか、などと横顔を気にしている人も増えているようだ。「口ゴボ」は、唇を閉じた状態で横から見たときに口元がポコッと盛り上がっている状態のことで、最近SNSによって急速に広まってきた言葉だ。その影響もあり「表参道AK歯科・矯正歯科」に横顔を意識した矯正の相談に来る患者も増えているという。小室敦院長は「横顔を意識した矯正では、さまざまな精密検査を行い、組織の位置関係を数値化し、それに基づいて適切な診断を下すことが最も重要です」と話す。具体的にどのような点を重視しているのか、検査や分析方法、治療の流れなどについて小室院長に聞いた。
(取材日2025年8月22日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q横顔の美しさを重視した矯正とはどのような矯正なのですか。
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A
人間の顔を横から見たときに、鼻先と下顎の先を結ぶ線はEラインと呼ばれ、理想的とされるラインがあります。横顔の美しさを意識した矯正は、その理想的なEラインに近づけるための矯正です。当院では、精密な検査によって、歯と骨との位置関係や骨格のずれ、前歯の角度、唇や顎の位置、唇の厚さ、上唇の角度などさまざまな組織の位置関係をすべて数値化して分析します。どのように矯正していけば理想的な横顔をめざせるか、骨格や歯列の変化を予測した上で、一人ひとりの骨格や歯列、顔貌に合わせたオーダーメイドの治療計画を立てていきます。また、当院では単に横顔の美しさだけでなく、噛み合わせも重視しています。
- Q一般的な矯正とはどこが違うのでしょうか。
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A
一般的な歯列矯正では、審美面に着目するあまり機能性や噛み合わせがおろそかになってしまうことも。本来の正しい噛み合わせになるよう矯正することが重要ですので、当院ではフェイスボウと咬合器を活用して適切な噛み合わせを確認しています。また、骨格に対して本来並ばないはずなのに、単に歯列だけを考えて無理をして並べたために、前歯の位置がずれたり前に出たりしてしまうなど、顔全体のバランスが崩れる、口元の印象が変わってしまうといったことも考えられます。当院の横顔を意識した矯正では、精密な検査、数値分析によって横顔の美しさや顔全体のバランス、噛み合わせまで総合的に考慮しています。
- Q費用の目安はどのくらいを考えれば良いでしょうか。
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A
症例や治療内容によってさまざまです。例えば上下左右の第一小臼歯を抜歯し、アンカースクリューを用いて表側矯正した場合と、同様の方法で裏側矯正した場合では費用が異なります。抜歯の有無やアンカースクリューの数や打ち方などにもよって変わってきますので、診査診断を行った上で治療計画をお話しする際、正確な費用などをお話ししています。期間についても症例によって異なりますが3~4年くらいかかると考えて良いでしょう。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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口腔内写真と顔貌写真を撮影した後、カウンセリングルームで悩みや気になること、要望などを細かく話そう。同時に撮影写真をもとに横顔や笑顔の印象を歯科医師が確認。憧れている芸能人の横顔の写真などを持参すると、考えているイメージがより伝わりやすいだろう。その後の検査の流れや検査内容、治療の流れなどについても説明を受ける。
- 2精密検査
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パノラマエックス線写真、頭部エックス線規格写真、CT、口腔内スキャン、フェイスボウなどの検査を受ける。それらのデータから歯と骨との位置関係、骨格のずれ、前歯の角度、唇や顎の位置、唇の厚さ、上唇の角度など組織の位置関係をすべて数値化し、理想の横顔をめざすために前歯をどれくらい後ろに下げられるか、歯を全体的にどのくらい後ろに下げられるかなどを分析。
- 3診療計画の説明
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数値化されたデータに基づいて治療後の骨格や歯列を予測して作成した横顔の変化をシミュレーション画像で確認しながら、具体的な治療計画、費用、治療期間などについて説明を受ける。その人のもともとの顔つきによってはあまり変化が出ないケースもあり、その場合、同院では歯科医師がその旨をはっきり伝えている。患者自身が横顔の変化や治療内容に納得した上で、最終的に判断し、契約を結ぶ。
- 4治療開始
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同院では必要に応じて、抜歯してから矯正装置を装着するという流れで治療を進める。最初の段階である抜歯の時期1~2ヵ月間はひと月に2~3回通院、矯正装置の装着後は1ヵ月に1回の頻度で通院。期間は症例によって異なるが3~4年が目安。矯正期間中は、毎回の通院時に顔貌写真を撮影、横顔の変化を患者自身が確認できるので、期間中のモチベーション維持にもつながる。
- 5保定装置の装着とメンテナンス
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後戻りを防ぐために保定装置を装着する。装着期間は2年間が目安。その間、定期的に通院して歯の位置や噛み合わせ、後戻りの有無、保定装置の調整、虫歯や歯周病のチェック、クリーニングなどを受ける。保定装置を外した後も定期検診に通うことが、きれいな歯列と横顔を維持するために重要だという。
自由診療費用の目安
自由診療とは表側矯正/88万円~、裏側矯正/110万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

