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出田 聡志 院長の独自取材記事

いでた整形外科クリニック

(島原市/島原港駅)

最終更新日:2023/10/04

出田聡志院長 いでた整形外科クリニック main

腰痛や肩・膝などの関節痛からスポーツによる外傷まで、地域住民のさまざまなニーズに応えるため幅広い診療を行っているのが、2020年に開業した「いでた整形外科クリニック」だ。島原エリアでは数少ないリハビリテーションを提供しており、日常生活やスポーツへの復帰をめざした運動指導にも注力している。一方、クリニック内には無料のカフェスペースを設けるなど居心地の良い雰囲気づくりにも取り組んでいる。「充実した検査機器で早期診断を行い、早期に治療へと介入することをモットーに皆さんに対応していきたい」と意気込む出田聡志院長に、これまでのキャリアや開業のきっかけ、クリニックの特徴などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年8月31日)

離島医療を経て地元に貢献するためクリニックを開業

まずは医療の道をめざしたきっかけについて聞かせください。

出田聡志院長 いでた整形外科クリニック1

物心がついた頃から医師になることを決めていたようです。特に家族に医療関係者がいるわけではないのですが、人の役に立ちたいという想いが強かったことを覚えています。どちらかというと勉強も得意なほうでしたから、自然と医療の道を意識するようになったのだと思います。大学時代にはラグビー部に所属し練習や試合で頻繁にけがをしていたので、整形外科の先生にお世話になることが多かったんです。自分自身、プラモデルを作るなど手を動かすことが好きだったので、手術があり、また全身を診ることができる整形外科を選びました。診断から薬物療法や外科的な治療、そしてリハビリまで、患者さんにさまざまなアプローチができる領域ですから、常にレベルアップをめざせる領域だと感じています。

先生は離島医療に携わっていたそうですね。

自治医科大学は卒業後に出身地に戻り、一定の期間、へき地などの医療に取り組む必要があります。そのため長崎県の五島列島や対馬で離島医療に従事しました。医師は20人ほどいたのですが、やはり島全体の人口をカバーするのは難しく、非常に慌ただしい毎日でした。当直の際には内科や小児科、婦人科など専門外の診療科もすべて診ないといけませんからね。けれどそれが自分の医療のスタンダードになりましたし、何より専門外の診療経験は私の医療の幅を広げてくれたのではないかと思っています。

大変な毎日だったと思いますが、開業を意識されたのはいつ頃なのでしょうか?

出田聡志院長 いでた整形外科クリニック2

離島医療に携わっている時から漠然と開業したいという気持ちはありました。ただし自分にクリニックを運営していく素養があるのかはわかりませんでしたから、福岡の新規開業のクリニックで1年間働かせてもらったんです。手術や処置といった手技が得意でしたから、そういう環境から離れた時にモチベーションが保てるのか心配もありました。結果、自分のやりたいことを実現できたり、クリニックの運営という点にも楽しさを感じることができたので、地元である島原に戻り中核病院で2年ほど勤務し、2020年に当クリニックを開業しました。離島にいた時には都会で働きたいという想いもあったのですが、島原に整形外科が足りないという話を聞き、自分の力が生かせるという意味でも、地元で開業して良かったと思っています。

診断から治療、リハビリまでをワンストップで提供

クリニックのコンセプトやこだわりについてもお聞かせください。

出田聡志院長 いでた整形外科クリニック3

当クリニックは「医療を通してしまばらの未来を明るくする」ことを経営理念に掲げています。自治医科大学で学び、離島医療に携わってきた中で、地域に貢献することが自分の中に刷り込まれていますし、それこそが私の生きる道なのではないかと考えています。整形外科が少ない地域ですから、レントゲンや超音波、骨密度測定装置に加え、MRIを備えることで、ひと通りの検査はここで完結できるように設備を整えています。また患者さんがリラックスできるような空間づくりのため、グリーンを生かした外観・内観にしています。あと特徴的なのがカフェスペースでしょうか。整形外科はリハビリなどで長期間通院するケースもあるため、患者さんたちがコーヒーやお茶を飲んでリラックスできるスペースを設けました。

子どもから大人までさまざまな世代の診療に取り組んでいらっしゃいますね。

得意領域は肩と膝なのですが、特に専門というのは掲げていないんです。それでもやはり高齢の方が多いですから、腰痛や肩凝り、膝の痛みなど変性疾患の患者さんに多く来ていただいていますよ。ただし、関節リウマチは、血液検査などで早期に診断を行い、専門機関に紹介するようにしています。そのほか地元の子どもたちにもたくさん来てほしいですね。私自身、ラグビーやバレーボールなどスポーツに打ち込んできましたから、スポーツ外傷についてはしっかりと診療していきたいと思っています。いずれにしても充実した検査機器で早期診断を行い、早期に治療へと介入することをモットーに対応していきたいですね。

リハビリにも力を入れていると伺いました。

出田聡志院長 いでた整形外科クリニック4

島原ではリハビリに対応しているクリニックも多くはありませんし、けがなどで困っている子どもたちの受け皿になれればうれしいですね。スポーツが盛んな地域でもありますし、単に安静にしておく期間を伝えるだけではなく、どういうトレーニングがNGで、どういうトレーニングだったらやっていいのか、具体的なアドバイスを行うことが重要。理学療法士などリハビリスタッフもさまざまな運動経験がありますから、種目に応じた運動指導なども可能です。それにけがが続くと練習ができなかったり、試合に出られなかったりと精神的な負担も大きくなります。スポーツ経験者がたくさんいるからこそ、そういった精神面にも配慮した診療ができるのではないかと考えています。もちろん、高齢の方の機能改善訓練にもしっかり対応しています。

コメディカルスタッフとも連携しおもてなしの医療を

患者さんと向き合う際に大切にしていることはありますか?

出田聡志院長 いでた整形外科クリニック5

まずはけがなど体の状態を説明して、納得していただいた上で治療を行いたいと考えています。患者さん一人ひとりに対応できる時間は限られていますから、その限られた時間の中でいかに患者さんに満足度の高い医療を提供できるかというのは常に意識しています。しかし私一人では難しい面もありますから、看護師やクラークなどコメディカルスタッフの力も欠かせません。例えば事前問診や診療後の説明などを充実させることで患者さんの不安軽減につなげることは可能だと思いますし、診療だけではなくリハビリなども行う整形外科においてはそうしたチームで診療に取り組むことが重要だと考えています。一方で、ウェブ予約などで患者さんの待ち時間を軽減したり、スタッフの連携を密にするためにチャットツールを導入したり、IT化も含めて診療の充実を図っています。

スタッフの方もたくさんいらっしゃいますが、連携のために工夫していることはありますか?

私を含めてスタッフは26人とクリニックにしては大所帯ですから、さまざまな委員会をつくってコミュニケーションを強化できるように工夫しています。例えば美化・接遇、学術、医療安全、DX、広報、イベントなどを設置して部署横断的に組織化することで、横のつながりも強化できます。それが診療における連携にもつながっていきますからね。とはいえ自慢ではありませんが、当クリニックには爽やかで元気なスタッフがそろっていますし、患者さんへの接遇にも細かく配慮できるスタッフばかりなので、患者さんも居心地良く過ごしていただけているのではないでしょうか。指導においては行動指針を設けて、患者さんに対する素直さや思いやり、向上心などが持てるよう努めています。

今後の展望を含め、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

出田聡志院長 いでた整形外科クリニック6

やはり島原にはリハビリを提供しているクリニックが少ないので、こちらについては増築などを行い、もっとたくさんの患者さんを受け入れられるようにしていきたいですね。またハード面だけではなくスタッフに関してもエコーを活用したリハビリなど、レベルアップを図っていきたいと思います。長期的には医療の枠を超え、食や運動の改善など健康づくりといった面でも地域に協力できるクリニックにしていくつもりです。まずは地域に根差し、スタッフ一丸となって医療技術の向上、そしておもてなしの心を磨き、地域貢献ができるように頑張っていきますので、お困り事があればお気軽にご来院ください。

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