目立たない、虫歯になりにくい
マウスピース型装置を用いた矯正
よしだ歯科小児歯科
(太宰府市/二日市駅)
最終更新日:2021/10/12


- 自由診療
歯並びを良くしたいと思ってはいるものの、矯正中の見た目やわずらわしさから、二の足を踏んでいる人は少なくないだろう。しかし、歯並びを整え不正咬合の解消をめざしていくことは、見た目だけでなく、自分の歯を長く残すためにも大切である。そこで注目されているのが、マウスピース型装置を用いた矯正だ。透明のマウスピース型装置を自分で装着するだけの手軽さで、矯正中も目立ちにくい、歯磨きの時には外せるので歯磨きがしやすいなどのメリットがあるという。このマウスピース型装置を用いた矯正を、子どもから成人の患者まで広く行っている「よしだ歯科小児歯科」の吉田祥子副院長に、矯正の意義や、マウスピース型装置を用いた矯正のメリット、成長期にある子どもと大人の矯正の違いなどについて話を聞いた。
(取材日2021年4月7日)
目次
子どもでも大人でも始められるマウスピース型装置を用いた矯正で、長く噛める健康な歯を
- Q矯正をして歯列を整えていくメリットを教えてください。
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A
▲歯並びは将来の歯の健康を左右する大切な要素
歯並びを整えていくことは、見た目だけでなく天然の歯を長く残すためにも大切なことです。歯並びが悪いと上下の歯がきちんと噛み合わない不正咬合となり、負荷が特定の歯に偏っていくことにつながるからなんです。その蓄積によって歯が割れたり抜けたりすることもあります。さらに歯の並び方がガタガタだと、歯磨きがしづらく歯石がたまってしまい、歯周病が進行しやすくもなります。歯並びを整えることでそうしたリスクを低減していきましょう。また、歯ぎしりの癖も歯を痛める原因となります。歯ぎしりにはいろんな要因があり、歯ぎしり自体を止めるのは難しいですが、歯列矯正で歯にピンポイントでかかる負担を減らしていくこともめざせます。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の特徴と、ワイヤーとの違いは?
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A
▲わかりやすく、丁寧な説明を心がける
ワイヤー矯正は、ご自身でつけ外しをすることはできませんが、マウスピース型装置を用いた矯正はつけ外しが可能です。食事や歯磨きのときは外せますので、清掃性が高いです。マウスピース型装置は1日20時間以上の装着が必要ですが、透明ですから装置が目立ちません。矯正中の見た目に抵抗を感じていた方も始めやすいのではないでしょうか。また、コンピューター上でシミュレーションができるので、患者さんも矯正後のゴールを想像しやすいという特徴があります。当院では、ワイヤー矯正もマウスピース型装置を用いた矯正もどちらも行っています。
- Q子どものうちから矯正をすると、どんなメリットがありますか?
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A
▲顎の成長をサポートすることで、抜歯せずに矯正できる可能性も
成長期のうちに矯正をすることで、顎の成長を促すことができます。将来的に歯を抜くことなく歯がきれいに並ぶ可能性が広がる、永久歯に生え変わってから行う2期の矯正が不要になったり期間を短くしたりできる可能性を高められるメリットがあります。小児矯正は、一般的に6~7歳くらいから可能です。ただ、歯が萌出してくる時期には個人差があるので、それぞれの成長に合わせてスタート時期を決めていく必要があります。虫歯がある場合は、先に虫歯の治療を終えてから矯正開始となります。お子さんの歯並びが気になる方は、小さいうちから定期的にメンテナンスに通っていただくことで、適切なタイミングを見計らってご案内ができると思います。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正は子どもでも可能ですか?
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A
▲歯磨きなどのケアがしやすく、子どもの日常生活においても便利
お子さんでも可能です。お子さんは歯磨きが十分にできていないことが多いので、取り外しができるマウスピース型装置を使うことで、虫歯のリスクを低減できるというのがメリットです。お子さんは、運動をしているときに顔にボールが当たったり、走り回って顔をぶつけたりすることもありますよね。ワイヤーだと、その衝撃で口の中を切ってしまうことがあります。また、使っているうちにワイヤーが伸びてきて、それが当たって痛かったり、ワイヤーを折ってしまったりというケースもあります。マウスピース型装置はプラスチック製ですので、お口の中を傷つける可能性がワイヤーより少ないという点もメリットだと思います。
- Q大人と子どもで、矯正の流れなど違いはありますか?
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A
▲治療中の負担を軽減できるように配慮している
大人と子どもで矯正の流れに大きな違いはありません。患者さんに合わせて作製したマウスピース型装置を取り替えていきながら歯列を整えていきます。お子さんは乳歯が永久歯に生え変わるときに歯並びが変わるので、装置の作り替えが必要になることもあります。当院では、作り替えが必要になっても追加料金はいただいておりません。歯の型採りは専用の光学スキャナーで行いますので、患者さんの負担も、従来の粘土のような材料を使う方法より格段に少ないと思います。大人の場合のみ、矯正した状態を維持するための保定装置を一定期間装着していただきます。それは、ワイヤーであってもマウスピース型装置であっても同じです。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/40万円~、ワイヤー矯正(小児矯正I期)/35万円~、(小児矯正II期)/35万円~、(成人矯正)/75万円~、(部分矯正)/10万円~ ※すべて税込み