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吉田 康裕 院長の独自取材記事

よしだ歯科小児歯科

(太宰府市/二日市駅)

最終更新日:2021/11/18

吉田康裕院長 よしだ歯科小児歯科 main

国道3号星ヶ丘交差点すぐそばにある「よしだ歯科小児歯科」。2020年6月に吉田康裕院長が、吉田祥子副院長とともに開業した。院内に入ると、吹き抜けと大きな窓がある開放的な待合室があり、ゆっくりと過ごせそうな雰囲気だ。「治療が終わってからがスタート。健康になった状態を定期的なメンテナンスで維持することが重要」と語る吉田院長。長く通ってもらえる歯科医院にしたいというこだわりが、院内の随所に感じられた。子どもから高齢者まで全世代に対応できる「町の歯医者さん」をめざす同院。吉田院長に、診療時に心がけていることや今後の展望などたっぷりと語ってもらった。

(取材日2021年1月20日)

天然歯を残すためには、治療が終わってからがスタート

こちらで開業されるまでの経緯を教えてください。

吉田康裕院長 よしだ歯科小児歯科1

私の実家が太宰府市の隣の大野城市にあり、母校も春日高校と、ずっとこの辺りで育ったんです。両親とも歯科医師で、その姿を見て自然と歯科医師をめざすようになりました。福岡歯科大学を卒業後、2年間勤務した大学病院では補綴科に所属していました。しっかり噛めるお口に直結するのが、かぶせ物や義歯かなと考えたからです。その後、開業医のもとで10年間勤務しました。そこでは、一般歯科をはじめ広く診療しましたが、お子さんが多く来院するところでしたので、特に小児歯科について多く経験を積みました。そして、2020年に副院長ともに当院を開業しました。この場所を選んだのは、国道3号のすぐそばで目にとまりやすい立地だったということと、実家に近かったからです。父は歯科医師を引退しましたが、母には時々診療を手伝ってもらっています。

複数の歯科医師で診療することの良さはどんな点ですか?

一人ひとりの患者さんを、しっかりと時間をかけて診られることですね。特に診療分野で担当を分けることはしていませんが、矯正歯科は主に副院長が担当しています。また、お子さんや若い女性の患者さんは女性の歯科医師がいいという方もいますから、その際は副院長が担当しています。患者さんと歯科医師にはそれぞれ相性というものがありますので、選択肢があるのは患者さんにとっても良いことだと思います。

貴院の治療に対する基本的な考え方について教えてください。

吉田康裕院長 よしだ歯科小児歯科2

患者さん自身の歯を残すことに全力を尽くすというのが当院の考え方です。最新の治療法に安易に飛びつくのではなく、患者さんそれぞれに合った治療を提案することを一番に考えています。そして、患者さんにいつもお伝えしているのは、「治療が終わってからがスタートですよ」ということです。治療後の状態を、どれだけ維持できるかが重要です。ですから、定期的なメンテナンスをきちんとやっていきましょうとお話ししています。統計上、定期的に歯科医院に行く方とそうでない方では、歯の残存本数に明らかに差が出ているともいわれているのです。そして、予防やメンテナンスに重要な役割を担うのが歯科衛生士です。当院では担当制はとっていませんが、患者さんのお口の中の状態について詳細に記録し、その変化を追っていくことで、誰が担当しても対応できるようにしています。必ず口腔内写真も撮って、言葉では伝わり切らない部分もフォローしています。

歯科医院を長く通いたくなる好きな場所にするために

待合室の天井が高く、窓も大きくて開放的な空間ですね。

吉田康裕院長 よしだ歯科小児歯科3

待合室は、カフェみたいに「ちょっと入ってみようかな」と思えるような、そしてお待ちいただいている患者さんがゆっくり落ち着けるような雰囲気にしたいとこだわりました。外から院内の様子がわからないと、近寄りがたいですよね。また、お子さんにたくさん来ていただきたいという思いから、キッズスペースや、子ども用の洗面台なども設けました。キッズスペースは受付から目が届く場所にありますので、親御さんが治療を受けている間、スタッフが見守ることもできます。お子さんから目を離したくないという方のために、ベビーカーも一緒に入れる広い診療ユニットも準備しています。

お子さんの診療で、心がけていることはどんなことですか?

第一に、歯科医院という場所を好きになって、長く来てもらえるようにすることです。当院では、仕上げ磨きが必要な時期や自分で磨けるようになるタイミングなどについて、一人ひとりのお子さんの成長をみながらしっかりとアドバイスしています。ですから、定期的に来ていただくのが重要なのです。恐怖心が強いお子さんの場合は、少しずつ慣れていけるよう時間をかけていきますし、そういったご説明も親御さんにしています。乳歯の虫歯はそれほど大きな問題ではなくて、永久歯に生え変わったときに、虫歯をつくらない口腔内環境を整えていくことが大事だと考えています。

矯正歯科も標榜されていますが、矯正に対するお考えをお聞かせください。

吉田康裕院長 よしだ歯科小児歯科4

当院には幅広い世代の患者さんがいらっしゃいますが、特にお子さんの歯並びについて気にされている方が多いという印象です。歯並びを整えることのメリットは、見た目だけではありません。歯磨きがしやすくなれば、虫歯や歯周病にかかりにくくなります。結果として歯の寿命も長くなるのです。そういった機能面も考えて矯正を行っています。当院ではマウスピース型装置を使った方法を選ばれる方が多いですね。マウスピース型装置は、器具が目立たない、取り外しができることから虫歯になりにくい、という長所があります。最近は、「こういう方法があるんですよね」と、歯科に対する知識を持っておられる方が多いですね。ただ、矯正を始めるのに適切な時期などは、患者さんにはわかりにくいところだと思います。定期検診にいらしたときに歯並びもチェックして、「この歯が生え替わったら矯正のタイミングですね」といったことをお伝えするようにしています。

幅広い世代を診療する「町の歯医者さん」をめざして

こちらでは訪問歯科診療もされているそうですね。

吉田康裕院長 よしだ歯科小児歯科5

お子さんから高齢の方まで診療したいという考えから対応しています。例えば、当院に通っていらした方が、病気などで来られなくなった場合にお宅に伺って治療の続きをしたり、定期検診をしたりということを想定しています。この辺りは坂道が多いので、年齢とともに外出がつらくなったり、車の運転ができなくなったりということもあるでしょう。高齢になっても患者さんが安心して暮らせるよう、当院で対応できる体制を整えておきたいと思ったのです。これも、複数の歯科医師がいるからできることでしょう。私自身以前の職場で訪問診療をしていましたし、両親の歯科医院も訪問診療をメインに行っていました。そういう経験を地域の皆さんのために役立てたいと考えています。

感染症予防対策や衛生管理にも力を入れているとお聞きしました。

患者さんの診療が終わるたびに、治療ユニットをすべて消毒液で拭き上げています。また診療に用いる器具はできるだけ使い捨ての物を使い、患者さんごとに取り替えています。その分時間と経費はかかりますが、消毒や滅菌を徹底的に行っています。院内で使用する水はすべてオゾン水です。ですから、常に機械の中の消毒も自動的に行われている状態です。さらに、医療用のオゾン発生装置つきの空気清浄機も設置しています。人がいない時間帯は高濃度のオゾンを発生させて、院内の空気をすべてクリーンな状態にしています。どうぞ安心してご来院ください。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

吉田康裕院長 よしだ歯科小児歯科6

当院には、スタッフの中で共有している4つの基本方針があります。1つ目は「予防が中心、一本の歯を大切にしていく」。2つ目は「正確な診断をし、患者さんに安全で最適な治療を提供する」。3つ目は「子どもから高齢の方まで全世代に対応し、家族で来ていただけるような歯科医院にする」。4つ目が「患者さんが話をしやすい明るい歯科医院にする」。これらのコンセプトから外れないようにしていけば、患者さんに喜んでいただけると信じています。これからも、地域の方と長くお付き合いをしていける「町の歯医者さん」で在りたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、

審美歯科(セラミック)/5万円~、

小児矯正I期
相談・検査・診断・治療までの標準料金(税込)
40万円~

小児矯正II期
相談・検査・診断・治療までの標準料金(税込)
40万円~

成人矯正
相談・検査・診断・治療までの標準料金(税込)
80万円~

部分矯正
相談・検査・診断・治療までの標準料金(税込)
10万円~

マウスピース型装置を用いた矯正
相談・検査・診断・施術までの標準料金(税込)
30万円~

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