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小山 貴寛 院長の独自取材記事

こやま歯科クリニック

(新潟市西区/内野西が丘駅)

最終更新日:2021/12/23

小山貴寛院長 こやま歯科クリニック main

2020年、新潟市西区で開業した「こやま歯科クリニック」。住宅街の近くに位置する同院には、小さな子どもや高齢者、働き世代など、幅広い年齢層の患者が訪れる。院内は広々とした通路を中心に、明るく開放的な待合室、キッズスペースがあり、家族ぐるみで通いやすい雰囲気だ。患者の不安を包み込むような優しい笑顔で迎えてくれるのは、院長の小山貴寛先生。小山院長は一般歯科診療に加え、全身管理が必要とされる歯科口腔外科の研鑽を重ねてきた。小山院長が歯科医師をめざした頃から一貫して変わらないのが、「人のため、地域のために役に立ちたい」という想い。常に患者を第一に考え、スタッフとも良好な関係を築いている小山院長に、クリニックの特徴や予防の重要性などについて話を聞いた。

(取材日2021年8月25日)

患者への思いやりが随所にあふれる、身近な歯科医院

優しい雰囲気が感じられる、すてきなクリニックですね。

小山貴寛院長 こやま歯科クリニック1

設計士さんが僕の希望をうまく引き出してくれて、イメージどおりのデザインになりました。特徴的なのは、待合室を広く取って診察室の入り口をすべて別々に分けたこと。ご家族で来てくださる方のためにキッズスペースも設けています。現在は感染症対策のため控えていますが、いずれは絵本やおもちゃを置いて、子どもたちがより楽しく過ごせるようにしたいと思っています。また、院内のロゴには僕の苗字のイニシャルの「K」を挟んで、男女のニコニコ笑った顔を描いてもらいました。ここを訪れる患者さんに、何となくクリニックのやわらかい雰囲気が伝わればうれしいですね。

どんなスタッフさんがいらっしゃいますか?

当院には時々受付を手伝ってくれる妻も含め、受付や歯科衛生士など、数人のスタッフが在籍しています。患者さんに対していつも優しく、自然と笑顔が出てくれているスタッフですので、僕は何も言うことがないですね(笑)。みんな一生懸命やってくれていますし、技術面においても信頼してお任せするようにしています。実際、患者さんからの評判も良いんですよ。また、スタッフにはホームページなどで情報を発信してもらったり、患者さんに配る院内の掲示物の作成をしてもらうこともあります。

クリニックの特徴や診療時に大切にしていることを教えてください。

小山貴寛院長 こやま歯科クリニック2

当院では歯科全般の診療を行うのはもちろん、親知らずの抜歯をはじめとした口腔外科処置にも対応します。患者さんのためにできるだけ痛みに配慮しながら治療を行い、体調に応じてしっかり全身管理をしながら、さまざまなニーズに応えていきたいと考えています。ご病気をお持ちの高齢の患者さんも他の方と変わらずに診ますし、大学病院まで行くような状態の親知らずであっても、こちらで治療を受けることができます。働き世代の方も通いやすい診療時間になっていますので、患者さんからは「助かります」という声をいただいています。また、診療時に心がけているのは、患者さんにわかりやすい説明をすることです。わからないことはそのままにせずに治療に臨んでほしいので、すべての患者さんに共通して「何か気になることがあれば聞いてくださいね」と伝えるようにしています。

口腔外科の豊富な経験や知識を生かし、地域貢献を

歯科医師をめざしたきっかけを教えていただけますか。

小山貴寛院長 こやま歯科クリニック3

家族に医療関係者がいたわけではないのですが、祖父からよく「医者になれ」と言われていたので、洗脳されていたところもあるかもしれません(笑)。それからは漠然と、人のためになる医者になりたいとは思っていました。さらに思い起こせば、小学生からボーイスカウトに入っていたことも、今のベースになっているように思います。ボーイスカウトでの活動を通して奉仕の心が自然と育まれましたし、歯学部をめざした時も「やるべきことを黙々とやるしかない」と集中して勉強に励むことができましたから。日本歯科大学新潟生命歯学部に進学したのですが、やがて全身管理のできる歯科治療をしたいと思うようになり、口腔外科を専門に選び研鑽を積みました。

勤務医時代に印象に残っていることがあればお聞かせください。

交通事故で顎を開放骨折してしまった中学生ぐらいの女の子を担当した経験は、印象深かったです。その子にはケガをしてから5〜6年病院に通ってもらったのですが、その間、治療に携われることができて本当に良かったと感じました。他には、口腔がんの治療をした後に患者さんからいただいた「ありがとう」の言葉もうれしかったですね。中にはどうしても難しい症例もありますが、それでも定期的に通ってくださる方から「先生のおかげ」などと言ってもらえることもありました。全力でやれることをやったのが、結果的に患者さんのためになっているのであれば、とてもうれしいことですよね。今でも経過を診ている患者さんがいらっしゃいますので、月に一度は大学病院で診療を行っているんですよ。

その後、どんな想いで開業されたのでしょうか?

小山貴寛院長 こやま歯科クリニック4

学生の頃などはそれほど開業をしたいと思ったことがなかったのですが、歯科医師として多くの経験を積むうちに、地域の人により近いところで診療したくなったんです。それからクリニックを開業するにあたって、外科処置ができつつ、一般歯科に加えて予防的な歯科治療も実践できればいいなと考えました。開業当初は「患者さんがちゃんと来てくれるのか」、「皆さんの期待に本当に応えられるのか」という不安もありましたが、ただ患者さんのためにできることをやればいいという一心でしたね。現在は開業して1年とまだ新しいクリニックですが、幅広い年齢層の方々に来院いただいていますし、何かあればすぐに連絡をくださる患者さんもいらっしゃいます。当院はそんなに敷居が高い場所ではないので、お口の中の困り事であれば気軽に来てもらって、地域のために少しでも役に立てる場所でありたいです。

予防意識を高め、子どもたちの歯の健康を守りたい

歯科医師として、どんな時にやりがいを感じますか?

小山貴寛院長 こやま歯科クリニック5

治療していた部分が良くなり、日常的な生活を送れるようになったのを見ると、ほっとしますね。患者さんの役に立てた瞬間は一番うれしいですし、歯科医師になって良かったとやりがいを感じます。地域の方々も最初は目新しくて当院に来てくれると思うのですが、治療後も続けてきてくださっている方が多いです。多少は皆さんの助けになったり、期待に添うことができているのではないでしょうか。これからも患者さんのことを第一に考えるスタンスは変わらず、より良い医療を提供していきたいです。

歯科治療に恐怖心がある患者さんに対して、工夫されていることはありますか?

最初にスタッフが話を伺い、患者さん一人ひとりのできる・できないの段階を見極めながら治療にあたっています。その上で、どうしても歯科治療が怖いという方には笑気ガスという麻酔を用いることもあります。口の中に器具が入ることで嘔吐反射が出てしまう方に用いることもありますね。恐怖心や不安がある方だけでなく、患者さん一人ひとりに合わせて、必要であれば提示するようにしています。

予防歯科にも力を入れているのはなぜですか。

小山貴寛院長 こやま歯科クリニック6

これまでいろいろな先生方のもとで研鑽を積んできましたが、歯科衛生士さんたちがチームになって予防処置を行っているところは、しっかり患者さんがついてくるのだということを何度も見てきました。以前から授業で話は聞いてはいましたが、実際に出張先などに行って現場を見てみると実感しますよね。それから意識するようになって、開業するなら予防歯科は絶対必要だと考えていました。

子どもの歯の健康を守るには、どうすれば良いのでしょう?

虫歯は小中高生、さらに社会人になるにつれて罹患率が上がっていきます。子どものうちからしっかりケアすることが虫歯を減らすことにつながりますので、当院では予防の啓発にも力を注いでいます。また、少し厳しい言い方になりますが、子どもの虫歯の原因の多くは親御さんにあると言えるでしょう。家庭環境などでも多少変わってくるかとは思いますが、お子さんが自分でできないことは親が見てあげるしかありません。そのため、小学生ぐらいまでのお子さんの口腔内は、親御さんがしっかり管理してほしいですね。歯医者さんは痛い時に来て終わりではなく、健康な歯を長く維持するには定期的な専門的ケアが必要です。ですから、お子さんの口の中が今どういう状態なのかを知るためにも、ぜひ一度相談しにいらしてください。

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