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丹羽 愛知 院長の独自取材記事

あいち脳神経クリニック

(長久手市/長久手古戦場駅)

最終更新日:2023/02/03

丹羽愛知院長 あいち脳神経クリニック main

長久手古戦場駅から徒歩約4分、大型ショッピングモールに隣接する「あいち脳神経クリニック」。院長の丹羽愛知先生は愛知医科大学病院脳神経外科で脳疾患に関する数多くの手術を手がけてきた。同大学では医局長や准教授を務めた経歴を持つ、まさしく脳神経外科のエキスパートである。検査同日に結果がわかる脳ドックや頭痛専門の外来には、岐阜県や静岡県などはるばる県外から訪れる患者もいるという。また、脳神経外科を専門とする一方で、内科やリハビリテーション科も設けており、地域住民の幅広い要望にも応えている。丹羽院長に、同院の特徴や医師としてのモットーなどについて話を聞いた。

(取材日2022年7月30日)

脳神経外科の敷居を下げるために開業

ご経歴や脳神経外科に進んだ理由を教えてください。

丹羽愛知院長 あいち脳神経クリニック1

大学卒業後は、愛知医科大学病院脳神経外科でたくさんの経験を積ませていただきました。同大学病院では脳疾患の手術を中心に行ってきましたが、脳につながる首・腰などの脊椎(せきつい)疾患も数多く診てきました。近年、脳神経外科には、手術が必要な病気に限らず頭痛や認知症、生活習慣病などで受診される患者さんも多くなっています。これらの病気に対する治療の発展も目覚ましいものがあります。

開業を決意したのはなぜでしょうか?

脳の病気では重篤な後遺症になることも珍しくはありません。これまで私は脳卒中などの脳疾患になってしまった患者さんを治療してきました。それと同時に、病気にならないような治療も大切であると思っていました。しかし、基本的に大学病院は手術を行う場所で、たくさんの患者さんが控えており、なかなか手術以外のことはできないという状況があります。脳の病気は知れば知るほどさまざまなものがあります。脳神経外科医とは外科医の目と技を持ち、神経に関する症状を総合的に診療する医師です。「より幅広く脳を診なくては」という想いが強くなり、次のステップに進むべきだと判断し、2020年に開院しました。

クリニックではどのような診療が受けられますか?

丹羽愛知院長 あいち脳神経クリニック2

頭痛、脳卒中、認知症の予防・治療に力を入れています。脳神経外科というと「脳の病気だけ」というイメージをお持ちの方が多いのですが、脊椎・脊髄(せきずい)、神経に関する症状などについても幅広く診療し、リハビリテーションも行っています。また、高血圧や脂質異常症をはじめとした生活習慣病で通院されている方もたくさんいらっしゃいます。ただでさえ脳神経外科は行きにくい科目、ましてや大学病院や総合病院となると、なかなか足を運びにくいという方が多いと思います。だからこそ私は大切な臓器である「脳」を診るクリニックの敷居を下げたいと思っています。実際に頭痛やめまいなど、日常の中にある身近な症状で来院される方も多いです。

「異常なし」の先へいく脳ドック

脳ドックに注力されていますね?

丹羽愛知院長 あいち脳神経クリニック3

脳ドックは脳の断面を撮影するMRIを使った脳の健康診断です。検査したその日のうちに日本脳神経外科学会脳神経外科専門医から、直接結果と説明を聞けることが当院の特徴です。万が一、脳に異常があった場合、すぐに対処しないと命に関わることもありますので、同日に結果がわかることにこだわっています。脳ドックは脳の「健康診断」ですが、多くの施設での脳ドックは、検査後、後日結果のレポートを郵送されるのみで、医師から直接の説明がないことも多いです。実際に他施設での脳ドックの検査結果を持参して「結果がよくわからない……」と聞きに来られる患者さんも多いです。当院では持病や生活習慣などのヒアリングを通して総合的に脳の状態を判断しています。脳に明らかな異常が見られなくても、生活における注意点をお伝えすることで、患者さんの健康を守りたいと考えています。

検査結果に異常がなくても、なぜ詳しく説明するのですか?

脳ドックの結果の多くは「異常なし」で終わるものです。しかし、異常か、異常じゃないか白黒つけられないという状況が多いのも脳というもの。「異常なし」でも、加齢や動脈硬化によるダメージが脳に出ていることは多々あります。現時点での「異常なし」よりも、この先も異常なしの状態を続けていけるかのほうが大切。そのためには、「異常なしのその先」にある、健康でいるための説明が必要です。また、ご自身の脳の状態を理解しておらず、漫然と治療されている患者さんが多いので、脳の画像データなどを一緒に見ながら、「なぜその治療が必要なのか」をしっかりご説明します。「見える」ことで理解し、対策意識が上がる方が多いです。さらに脳の状態に加え、生活習慣などを総合的に判断して、「だから治療しなければいけない」と言えるのが、脳神経外科専門医である私の強みだと思っています。

頭痛に悩んでいる患者さんも多いそうですね。

丹羽愛知院長 あいち脳神経クリニック4

頭痛はありふれた症状ですが、実はしっかり診療されていない症状の一つです。原因不明と医師から言われ、我慢しながら日常生活を送っている方も多いです。しかし近年は働き方改革など、健康的な生活をめざす動きが社会で活発になってきました。そのような背景から、致命的ではないけれど、生活への支障が大きいということで注目されてきたのが頭痛。中でも多いのが片頭痛です。多くの人が悩みを抱えていることが明らかになり、新しい治療薬も出てきました。従来よりも片頭痛の根本原因に迫る作用メカニズムですので、この薬によって救われる方は多いのではないかと期待しています。しかし、頭痛に悩んでいるが、通院まではしていないという方がまだまだ多い。脳の専門家としてもっと啓発していかなければならないと考えています。

生活習慣病治療など地域のニーズにも対応

診療時に心がけていることは?

丹羽愛知院長 あいち脳神経クリニック5

誠実な医療を行うことです。また、診療時には患者さんの言いたいことを引き出せるように努めています。「聞きたいことがあるけど、病気には関係ないのかな?」「ドクターを前にしたら、言いたいことを忘れてしまった」という方も多いと思います。ただでさえ患者さんは医師に本音を言いにくいもの。ですから当院では看護師やスタッフも含め、話しやすい環境づくりに励んでいます。

患者にあらかじめ知っておいてほしいことはありますか?

脳神経外科は一般の方にはなじみが薄く、何となく怖い印象を持たれている方も多いです。しかし脳神経外科医は重大な病気に対応できると同時に、一般的な症状に対しても、脳や神経の観点から神経系症状を総合的に診療する医師です。「こんな症状で脳神経外科にかかって良いのだろうか」「何か重大な病気が見つかってしまうのが怖い」など疑問や不安をお持ちの方に、身近な脳の専門家としてお力になれると思います。当院は、脳卒中や認知症のリスクが高まる高齢の方だけではなく、生活習慣病などをお持ちの方のお悩みにも応えることのできるクリニックです。どなたも気兼ねなく来院してください。

読者にメッセージをお願いします。

丹羽愛知院長 あいち脳神経クリニック6

脳の検査をして、「異常なし」という文字だけを見て安心してしまっている患者さんが多いように感じています。そうではなく、異常がない状態を、この先どのように継続していくのかが大切です。そのためには患者さんご自身が行動に移す必要があります。しかし、人は納得できていないとなかなか行動に移すことはできません。私は患者さんのお体の状況を少しでもわかりやすく、ふに落ちるような説明ができるように努めています。それが患者さんの将来の健康をつくることになります。また、目に見えないものほど怖いものはありませんが、見えてしまうと一気に不安が消え、問題があったとしても適切に対応すれば何とかなるものです。脳や体に少しでも不安がある時には、お気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/2万円~

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