鎮静剤を用いて苦痛に配慮
胃・大腸内視鏡検査の重要性と受け方
なかむら内視鏡・内科クリニック
(福岡市中央区/唐人町駅)
最終更新日:2026/07/15
- 保険診療
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内科および消化器全般の診療、胃・大腸内視鏡検査に特化した地域医療を提供する「なかむら内視鏡・内科クリニック」。院長の中村守先生は、消化器・内視鏡分野に力を入れている福岡大学筑紫病院で研鑽を積んだドクターで、2026年4月に開業。先進の内視鏡を導入し、大学病院レベルの精密な内視鏡検査の提供に努めている。中でも大腸がんは罹患者数が多く、体質・病歴・家族歴などリスク因子は複合的だが、これらに当てはまらない人でも内視鏡検査でポリープが見つかることがあるという。「症状が出てからでは遅い場合が多い」と話す中村先生に、胃・大腸内視鏡検査の重要性と、同院ならではの工夫について詳しく聞いた。
(取材日2026年4月17日)
目次
先進の検査機器とこまやかな工夫で、胃・大腸内視鏡検査による病気の早期発見をめざす
- Q胃の内視鏡検査を受けることの重要性を教えてください。
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A
▲先進の内視鏡検査システムを用いた検査が特徴
胃の痛みや違和感、食欲不振などさまざまな症状の原因を特定することが、胃の内視鏡検査の大きな目的です。自覚症状がない場合でも定期的に検査を受ければ前回との変化を比較しやすくなり、病変を発見しやすくなります。特に早期の胃がんは症状が現れにくく、がん検診や人間ドックでの検査で発見に至るケースが少なくありません。胃がんの罹患者数は大腸がん、肺がんに次いで多く、内視鏡検査による早期発見が死亡率の減少につながると考えています。胃の内壁をしっかり観察することで、多様な胃病変の原因とされるピロリ菌の有無も確認できます。当院では先進の機器を用いた精密な検査で、小さな病変も見逃さないよう工夫しています。
- Q大腸内視鏡検査を受けたほうがよいのはどんな人ですか?
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A
▲早期発見を訴える中村院長
大腸がんは国立がん研究センターの統計によれば、男女合計で罹患者数1位です。便潜血検査では見落とされるケースもあるため、大腸内視鏡で直接観察することが重要だと考えています。体質や食習慣の欧米化、病歴、家族歴などさまざまなリスク因子がありますが、それらに当てはまらない方でもポリープが見つかることがあり、誰もが気をつけるべき病気といえます。特に便通の異常・下痢・便が細くなるといった変化が見られた場合は、早めの受診をお勧めします。胃の家族歴がある方は胃の内視鏡検査も併せてご検討ください。なお、自由診療となりますが、人間ドックでは胃と大腸の内視鏡検査を同時に受けることができ、1日で検査が完結します。
- Q苦痛の少ない内視鏡検査のための工夫について伺います。
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A
▲検査後は休憩室でゆっくり休むことができる
検査時の痛みに対しては過度に恐怖心を抱く必要はありません。胃内視鏡検査も大腸内視鏡検査も、希望される場合は鎮静剤を使用することが可能です。胃内視鏡は経口と経鼻の2種類から選択できますが、細い経鼻スコープなら鎮静剤を用いないため、検査後すぐにご帰宅いただけます。一方、大腸内視鏡検査でも患者さんの状況に応じて2種類の内視鏡を使い分けています。腹部手術の既往や骨盤内癒着がある方には細いスコープで痛みが出にくいよう配慮します。また、検査後の腹部膨満感を大幅に軽減するために、空気の代わりに炭酸ガスを使用しています。
- Q大腸内視鏡検査で用いる下剤や事前準備について教えてください。
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A
▲全身の状態を確認しながら鎮静剤を投与する様子
大腸内視鏡検査前の腸内洗浄には、下剤の服用が必要です。当院では院内での服用と自宅での服用をライフスタイルに合わせて選んでいただけます。院内で服用される場合は9時からのご来院で対応しています。自宅の場合は、飲みやすいタイプの下剤を朝早くから服用していただく方法もあります。下剤は複数の種類を取りそろえ、患者さんの状態に応じてご提案しています。前処置の個室にはトイレも備えているので、ほかの患者さんと接することなく安心して準備を進めていただけます。
- Qポリープが見つかった場合は? 検査時期の目安はありますか?
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A
▲ピロリ菌の除菌について丁寧に説明する中村院長
大腸内視鏡検査では、ポリープが見つかることは珍しくありません。ただし、見つかったポリープをすべて切除するわけではなく、切除が必要かどうかを医師が慎重に判断します。不要なポリープを切除すると身体的・金銭的な負担が増える上、合併症のリスクも高まるため、当院はやみくもに切除することはせず、本当に必要な処置のみを行うことを大切にしています。胃と大腸の内視鏡検査を受けるタイミングは、当院では40歳以上の方に定期的な検査をお勧めしており、年1回から2〜3年に1回が目安です。ピロリ菌の除菌後は翌年の再検査もお勧めします。既往歴や家族歴によって適切な頻度は異なりますので、個別にご提案します。
自由診療費用の目安
自由診療とは自由診療(人間ドック):胃内視鏡検査1万6000円、大腸内視鏡検査2万2000円

