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澤田 直樹 院長の独自取材記事

さわだ耳鼻咽喉科・アレルギー科

(明石市/西明石駅)

最終更新日:2020/12/11

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JR神戸線西明石駅東口から徒歩10分、神姫バス鳥羽停留所からすぐの場所にある「さわだ耳鼻咽喉科・アレルギー科」。クリニックビルの2階にあり、2020年10月2日にオープンしたばかりのクリニックだ。澤田直樹院長は、基幹病院での勤務のほか、医療研究も行ってきたなどの経歴を持ちながらも、優しく気さくな雰囲気があふれる人物。2人の子どもを持つ父親の一面もあり、診察にも子育ての経験が生かされることもあるそうだ。スタッフへの気配りもあり、明るく安心できるような空気がクリニックにはある。そんな澤田院長に、開院における思いや診療方針、今後取り組んでいきたいことなど、さまざまな話を聞いた。
(取材日2020年11月5日)

学んで得た経験を地域医療で生かしたい

まだ開業されたばかりのクリニックですね。ここを開業の場所に選ばれたのはなぜでしょうか。

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2020年10月2日に開業したばかりです。開業する場所をどこにしようかと探していた際、先に開業していた医局の先輩から、自分でクリニックを持つのは時に大変なこともあるので、“この地域のために頑張ろう”と思える場所を選んだほうがいいとアドバイスをもらいました。私は明石市で生まれ育ってきましたので、やはり地元に愛着があります。それだったら地元で開業しようと思ってこの場所を選びました。開業してまだ日は浅いですが、患者さんから「先生は地元の人ですか?」とよく聞かれますし、地元だとわかると喜んでもらえているようです。患者さんに慕ってもらえてこそ地域のクリニックは成り立つと思っているので、やはり地元での診療はやりがいを持ってできるなと実感しています。

先生は一旦東京大学に入られるも医学部をめざして再受験されるなど、経歴もユニークですね。

もともと、医師はなりたい職業の一つでした。現役の時は東京大学理科二類に進んだのですが、理系だったので在学中に医学系の話を聞く機会も多かったんです。そこで、やっぱり医師になりたいと思うようになっていきました。東大には在籍していましたが、医学部再受験で東北大学医学部に入り直して勉強させてもらうことにしました。卒業後は地元の兵庫県に戻り、神戸大学耳鼻咽喉科学教室に入局しました。その後、神戸市立西神戸医療センターなどでも勤務させていただきました。鼻科学、耳科学、頭頸部腫瘍の治療、音声の治療、めまいや顔面神経麻痺など幅広く診させていただきました。医師としてはまだまだ駆け出しの時期でしたので、そういった大きな病院では、私の医師としての基礎をつくってもらったと思っています。その後、神戸大学大学院医学研究科に戻り研究もさせていただきました。

研究をすると、医師としてのスキルにどのように深みがでるのでしょうか。

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大学院では嗅覚に関わる研究など、さまざまなことを勉強させていただきました。研究を重ねていくと、臨床の現場だけでは身についていなかった知識も多かったのだと実感できました。その後、再び臨床の現場に戻るのですが、研究をしたことによって医師としての引き出しが多くなったのではないかと思っています。勤務医だった頃は、手術も多く経験させてもらいました。専攻を耳鼻科にしたのも、大学で耳や鼻の手術を見てとても引き込まれるものがあったのがきっかけで、私自身、手術がとても好きでした。今はクリニックなので手術を行いませんが、解剖学をきちんと理解した上で診察できるようになったことは良かったなと思っています。

自身の子育て経験が診療に生かされることも

先生は優しい雰囲気でいらっしゃいますね。

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とても印象に残っている患者さんとのエピソードがあって、西神戸医療センターに勤務していた時の最終出勤日、最後に診させていただいた患者さんに今日で辞めますという話をしたら、涙を流して別れを惜しんでくださいました。そこまで思ってくださっていたとは知らなくて私も感動してしまいました。患者さんとの関係を大事にしてきて良かったなと思いましたし、これからもちゃんと向き合って診療にあたりたいと思わせてくれる瞬間でした。医師としてどんなに些細なことでも患者さんに相談してもらえる存在でありたいと思っていますし、より患者さんと深く関わっていきたいと思っています。こういった地元密着型のクリニック開業の道を選んだのもそういった思いがあったからなのかもしれません。

クリニックにはどのような患者さんがいらっしゃるのでしょうか。

勤務医時代、外来診療にはメニエール病の方などの割合が今よりも多かったので、クリニックでもそうかなと思っていたのですが、実際に開業をしてみると、実にさまざまな症状を訴えられる方が満遍なく来院されることがわかりました。耳鼻科特有の病気だけでなく、普通に風邪症状で来院される方もとても多いですね。小さなお子さんの割合も、大きな病院より多く感じます。だからこそ、特に分野を特化することなく、幅広い主訴を診ていくことができる医師でありたいなと思っています。そして、困ったことはなんでも相談しやすい雰囲気をつくっていくことも大事だと思っています。

先生にも、小さなお子さんがいらっしゃるそうですね。

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小学生と年中の子どもがいます。クリニックにいらっしゃる小さいお子さんを診る時は、実際に子育てで学んだことが生かされることも多いですね。例えば、長男は小さい頃、しょっちゅう中耳炎になり耳鼻科通いをしていました。小さいうちから保育園などで集団生活をしていると風邪を繰り返すことも多いです。また、小さいお子さんは、風邪をひいてもなかなか薬を飲んでくれないことがあります。自分にも似たような経験があるので、それを踏まえてアドバイスさせてもらえることも増えました。子育ては大変なことも多いですが、診療の場でも生かすことができていると実感しています。

スタッフと連携してより良い診療体制の構築を

設備などでこだわったことがあればお教えください。

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CTを導入していることです。副鼻腔炎で手術が必要かどうかを見極めるのに有用だったりするからです。通常だと大きな病院に行って画像をもらってきてもらわないといけませんが、クリニックでCTが撮れると患者さんにとって時間的にも金銭的にも負担が少なく済みます。また被ばく量が少なめのデジタルの機器を取り入れていますので、より安心して検査を受けてもらいたいです。あとは、ファイバースコープはすごく細いものを選びました。小さなお子さんでも少しでも痛みを軽減させてあげたいと考えているからです。

感染症対策について教えてください。

ちょうどクリニックの設計をする直前に新型コロナウイルス感染症がはやりだしたので、なるべく換気しやすい間取りに設計していくことができました。特に換気には気を配っていて、診察室側の窓と受付側の窓を開ければ空気が入れ替わりやすいようになっています。あとは発熱患者さんのために別の診察室を設けていたり、受付には飛沫ガード、空気清浄機を設置していたりするほか、検温も行っています。新型コロナウイルスだけでなく、毎年インフルエンザなどの感染症もありますので、感染症対策をしやすい間取りにできたことは、当院の一つの強みかなと考えています。

スタッフさんとの連携はいかがでしょうか。

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スタッフには本当に恵まれたと思っています。開院にあたり、人物重視で採用させていただきました。皆とてもよく気がつき、診察室に椅子が足りなくなると運んできてくれたり、子どもの診察の際には音の鳴る玩具を待合室から持ってきて気をそらせる工夫をしてくれたりします。何も言わずとも患者さんへの思いやりのある行動をとってくれるのでとてもうれしく、私自身もスタッフと連携を取って働きやすく、助かっています。

今後取り組んでいきたいと考えていることをお教えください。

今後は舌下免疫療法や睡眠時無呼吸症候群の治療などにも取り組んでいきたいと考えています。あとは要望の多い補聴器を患者さんに合わせて調整していくための外来なども始めたところです。いろんなことをやりたいと気がはやるのですが、まだクリニックがスタートしたばかり。手を広げ過ぎてどれもがおろそかになるのではいけません。スタッフに手順など覚えてもらわないといけないことも多く、より安全な体制で進めていけるように、調整を進めています。身近なクリニックでいろいろな治療ができれば助かる患者さんは多いと思うので、1日でも早く、こういった医療も提供できるよう準備を進めていきたいと考えています。

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