全国のドクター9,182人の想いを取材
クリニック・病院 158,625件の情報を掲載(2024年4月25日現在)

  1. TOP
  2. 鳥取県
  3. 米子市
  4. 富士見町駅
  5. おかもと歯科
  6. 岡本 秀治 院長

岡本 秀治 院長の独自取材記事

おかもと歯科

(米子市/富士見町駅)

最終更新日:2023/09/13

岡本秀治院長 おかもと歯科 main

皆生温泉の落ち着いた住宅街の中にある「おかもと歯科」。岡本秀治院長が2019年に開業したクリニックである。やわらかな印象の木目を基調に、イエローやブルーをアクセントカラーにしたインテリアは、温かくアットホームな雰囲気。院内は土足のまま入れるなど、高齢者にも優しいバリアフリー設計。待合室のキッズスペースや、診察室の座って待てるスペースなど、子ども連れの人にも利用しやすい工夫が施されている。クリニックのキャッチフレーズは「お口全体から地域の笑顔をつくる歯医者さん」。歯科口腔外科と一般歯科の両面に精通した岡本院長が、歯だけではなく口腔全体を見ながら診療している。地域のかかりつけ医としての貢献をめざす岡本院長にクリニックの特徴や診療への思いを聞いた。

(取材日2021年5月27日/更新日2022年10月31日)

歯だけでなく、口全体を診る

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

岡本秀治院長 おかもと歯科1

祖父も父も歯科医師という家庭で育ちましたから、小さい頃から自分も同じ道へ進むものと思っていました。その思いがより強くなったのは、小学校高学年の時、父の治療を受けたことがきっかけです。私は大人になっても永久歯が生えてこない永久歯の先天欠如があったのですが、その欠損部を父が丁寧に治療してくれました。その姿を見て、自分も歯科医師になりたいと思うようになったんです。大学は、地元の鳥取県には歯学部がなかったので、鹿児島大学歯学部へ進学しました。卒業後に地元へ戻り、鳥取大学医学部附属病院歯科口腔外科に入局。12年間勤務し、医学博士、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医の資格も取得しました。

歯科口腔外科では、どんな症例を経験されましたか。

歯科口腔外科では、親知らずの抜歯やインプラント治療などの外科手術、がんを含む悪性腫瘍や良性腫瘍の治療、糖尿病や高血圧などの基礎疾患のある方の治療など、さまざまな症例を経験しました。小児病棟も担当していましたので、小さなお子さんもたくさん診ることができましたね。この間に学んだことは、歯科医師として、歯だけではなく口腔全体、顎顔面領域をしっかり診る大切さです。全身管理をしながら口腔全体を診ていけるのは、歯科口腔外科に長く勤務したおかげだと思っています。さまざまな病気を診る目を養ってきましたので、現在でも口腔がん、舌がんなど口腔内の異変には気づける自信があります。また、異変を発見しましたら適切な専門病院へご紹介させていただいています。

開業されたのはどのような経緯からですか。

岡本秀治院長 おかもと歯科2

大学病院を辞めて開業に踏み出したのは、お世話になった教授の退任や、父の引退とそれに伴う歯科医院の閉院など、さまざまなタイミングが重なった時ですね。もともと父の後を継いで生まれ育った皆生の町でお役に立ちたいと考えていましたから、自然の流れだったと思います。ただ、いきなり開業するのではなく、まずは一般歯科を学びたいと考え、市内の古川歯科で2年間、勉強させていただきました。ここでは「大切な歯を1本でも多く守ること」、「患者さんの思いを第一に考えて治療を行うこと」などを教えていただき、大学病院とはまた違う視点で研鑽を積むことができました。こうした経験をベースに、父が歯科医院を開いていた跡地に開業をしました。

どんな相談にもオールマイティーに応えたい

クリニックの特徴を教えてください。

岡本秀治院長 おかもと歯科3

私は口腔外科に長く勤務し、一般歯科でも経験を積んできましたので、幅広い症例に対応することができます。虫歯・歯周病からかぶせ物、入れ歯、インプラント治療、歯列矯正、親知らずの治療、ホワイトニング、予防歯科まで、オールマイティーに対応できるところが当院の強みです。もちろん大学病院に紹介するような症例もありますが、親知らずの抜歯も含め、ある程度当院で治療を完結することが可能です。ただし、あまり手を広げ過ぎると、私一人では対応できなくなります。「自分のクリニックで、自分に診てほしいと思って来てくださる患者さんを診たい」という開業当初の思いを貫くためにも、診療の範囲を広げ過ぎないようにしています。

クリニックづくりで心がけているのは、どんなことでしょう?

歯科医院は、扉を開けると、器具の音や薬の臭いがして、恐怖心や緊張感を感じるものです。そういう印象を払拭するために、アットホームな雰囲気づくりを大切にしています。木目調の落ち着いたインテリアにしているほか、診察室を個室にして、他の視線を気にせず、リラックスして治療を受けていただけるように配慮しています。また、小さなお子さんは一度でも怖い思いをすると、治療やクリニックそのものを嫌いになってしまいます。診察室の雰囲気やスタッフに慣れてもらい、歯科にポジティブな印象を持ってもらえるよう取り組んでいます。当院は頼りになるスタッフがそろっており、小さなお子さんやご年配の方にも優しく丁寧に対応してくれていますので、安心してご来院いただきたいですね。

診察はすべて予約制にしているそうですね。

岡本秀治院長 おかもと歯科4

一昔前は「歯科医院といえば待たされるのが当たり前」というイメージがあったと思いますが、現代は忙しい方が多くなりました。そこで当院では、予約制を取り入れ、来院からお待たせすることなく治療を受けていただいています。予約制で患者さんに時間厳守をお願いしているため、こちらも「時間を守る」ことを意識し、時間内に必要な治療が完了するよう配慮しています。また、平日の受診が難しい方のために土曜日も診察しています。ただ、おかげさまで当院を頼りにしてくださる患者さんが多くなっており、予約が取りにくくなっているのが心苦しい点ですね。せっかく事前にご予約いただいていても、いざ当日にキャンセルとなると「次空いているのは1ヵ月先」となる可能性もあるのでご注意いただきたいです。お待たせする形にはなりますが、その分、お一人お一人にしっかり時間を取って丁寧に対応したいと思っています。ご理解・ご協力いただけますと幸いです。

地域のかかりつけ医として、貢献していく

患者さんはどんな方が多いですか。

岡本秀治院長 おかもと歯科5

小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い世代の方に来院していただいています。男女別では女性の方が多く、歯の健康への意識が高いように感じています。例えば成人式や結婚式の晴れ舞台に合わせてホワイトニングされる方、妊娠中の虫歯・歯周病の治療に来られる方など、人生の節目節目で利用していただいています。特に妊娠中は、体調の変化で口内のトラブルが起きやすい時期。歯周病は早産の原因の一つとも言われていますし、お母さんの虫歯菌は赤ちゃんに移る可能性もあります。そういう意味でも、妊娠したらまずはお口の中のチェックを受けていただくようご案内しています。

診療では何に注力していますか?

歯を1本でも多く残すことを念頭において、丁寧に治療しています。時には、「大切な歯を残すために隣の歯を抜く」ということも必要で、そういう場合は残った歯をしっかり守るようケアしています。歯を残すには治療だけではなく、クリニックでの定期的な検診とクリーニングが不可欠なので、患者さんには治療後も定期的に通って、メンテナンスを続けていただくようお願いしています。そのほか、痛みに配慮した治療にも心がけています。治療プランを立てる際に、最初に痛みなど主訴を解決する治療を第一にして、他に必要な治療は後日行うことにするなど、患者さんのご負担が少なくなるように進めています。また、治療に対して不安を持っている方には麻酔を積極的に使用して、痛みの少ない治療を心がけています。さらに、麻酔をする際の痛みにも、表面麻酔を用いて配慮しています。

最後に、地域の方へのメッセージをお願いします。

岡本秀治院長 おかもと歯科6

いくつになっても、好きなものを自分の歯で食べられることは、何よりの幸せです。もし歯を失うことがあっても、入れ歯などで補うことができます。地域の皆さんがずっと自分の歯で噛んだり、話したり、歯を見せて笑ったりできるように、地域のかかりつけ医として貢献していきたいと思います。足腰が弱くなり通院できない方には、訪問歯科診療も行っています。訪問して行えることは限られていますが、口腔ケアや入れ歯の調整などに対応しています。これからも、ご家族皆さんのかかりつけ医として、何か困ったときにいつでも相談していただけるクリニックでありたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~(本)、歯列矯正/成人60万円~・小児5万円~、ホワイトニング/1回1万8000円※通常2・3回程度施術します

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access