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佐藤 邦彦 院長の独自取材記事

こころファミリー歯科

(札幌市北区/新川駅)

最終更新日:2022/05/02

佐藤邦彦院長 こころファミリー歯科 main

商業施設、クロスモール新琴似の中に「こころファミリー歯科」はある。買い物がてら来院する患者も多く、クロスモール新琴似の無料駐車場は365台分あるため、車での来院には便利な場所だ。子どもから高齢者まで、患者の年齢層は幅広いと話す佐藤邦彦院長。診察内容もそれに合わせて、一般歯科から小児歯科、歯列矯正、インプラント治療まで対応し、妊婦の受診も可能だという。衛生管理にも細心の注意を払い、滅菌できるものはすべて滅菌したいという佐藤院長のこだわりで、先進の滅菌機を導入したという。穏やかで、患者が話しやすい雰囲気づくりを心がけている佐藤院長に、クリニックの診療内容についてじっくり話を聞いた。

(取材日2022年2月8日)

恩師の言葉を忠実に。生まれ育った地域に貢献したい

ショッピングモールの中という立地ですが、なぜこの場所を選ばれたのですか?

佐藤邦彦院長 こころファミリー歯科1

私は西区の出身で、高校も北海道札幌北高等学校に通っていました。なので、生まれ育った地域に近い場所で開業したかったんです。恩返しというと少し大げさかもしれませんが、地域貢献はずっと頭にありましたね。大学を卒業してからは医療法人に入職して、苫小牧や江別といった地域で歯科医師をしていたこともありました。網走に行ったこともあります。そんな中でクロスモール新琴似の話を受け、ここで開業しようと決めました。高校の頃はこの地域に自転車で遊びに来ることもありましたし、私にとってなじみ深い土地です。

どのような患者さんが多いのでしょうか。

商業施設の中ということで、やはりご家族が多いですね。年齢層は幅広く、お子さんから大人の方、お年寄りも来院されますよ。一般的に、お子さんの患者さんの治療は大変だといわれていますが、私は子ども好きで、小児の患者さんは大歓迎です。大人に比べて、小さい子というのは少し治療しただけで大きな変化が起きやすいのです。噛み合わせなどは成長によって変わっていきますからね。成長分の変化を考えながら治療を行うのは知識や技術が必要とされますが、それだけやりがいも感じます。小児の治療は歯科医師として大事な仕事の一つだと捉えています。

診察内容も幅広いですね。

佐藤邦彦院長 こころファミリー歯科2

そうですね。最初から今のような状態をめざしていたというよりは、結果的にいろんな診療ができるようになったという感じです。というのも、私はこれまでさまざまな地方のクリニックで診療してきましたが、特に地方は人手が足りなくて、なんでも自分でしなければなりませんでした。それが積み重なって、一般歯科から小児歯科、歯列矯正やインプラント治療までできるようになったんです。当時は大変でしたが、今思えばとても貴重でありがたい経験でした。あと大学の恩師が「一つを100点にするのではなく、何でも平均点以上にできるように」という医療方針だったのですが、その考えにも大きな影響を受けています。患者さんの主訴に応えられるよう、今も努力しています。

インプラントにも保険診療にも力を入れて診療

力を入れている診療はありますか?

佐藤邦彦院長 こころファミリー歯科3

今はインプラント治療ですね。開業前から取り組んでいたので、もう10年以上経験を積んできたことになります。田舎で勤務医をしていた時は、周りでインプラントを扱っているクリニックも少なく、とにかくやってみるしかありませんでした。インプラントと一言でいっても症例はさまざまですから、とにかくいろんな症例を経験し、実績を積み重ねていこうと頑張りました。その経験と知識を生かし、当院でもなるべく短期間で患者さんに負担の少ない治療ができるよう努力しています。特に痛みの軽減に関しては力を入れていて、麻酔の注射針はかなり細いものを使用していますし、麻酔液を入れるスピードが一定だと痛みも少ないので、電動麻酔注射器も導入しています。それから「痛くない治療のための麻酔注射がそもそも痛い」といった声も多く聞かれるので、注射の前には表面麻酔を行い、問題の解決を図っています。

保険診療も行っていますか?

もちろんです。むしろそちらがメインですね。インプラントにも力を入れていますが、基本は保険診療です。ただ、私があまり歯に金属を使いたくない人間なので、そのあたりは患者さんと相談して決めています。最近は保険適用される範囲でも金属ではないものを使えるようになってきているので、うれしく思っています。保険診療だとたくさんの人が治療できますから。患者さんの中には「診療内容にインプラントがあるから、保険診療を希望すると嫌な顔をされるかも」と心配される方もいらっしゃいますが、保険診療も大歓迎です。悩み相談のような感覚で来院していただければと思います。

診療で心がけていることは何ですか?

佐藤邦彦院長 こころファミリー歯科4

患者さんの話をよく聞くようにしています。可能な限り患者さんの要望をかなえて治療していきたいんです。私に話しづらいときは、スタッフに言ってもらって構いません。スタッフにも患者さんの話をしっかり聞くよう伝えていますから。それから患者さんに、ご自身の歯への意識を高めてもらうようにすること。歯が悪くなったらクリニックに行くのではなく、定期的にメンテナンスすることで健康な歯を持ち続けてもらいたいと思っています。最近は予防的な考えの患者さんが増えてきてうれしいです。口内の菌を減らせば減らすほど歯周病や虫歯のリスクも減りますし、口腔環境を正しく維持できれば健康寿命を延ばすことにもつながります。そのためには幼少期からの意識づけも大事です。歯科医師として、これからも啓発を続けていきたいと思っています。

こだわりの設備でこだわりの診察を

衛生面にとても気を使っていると伺いました。

佐藤邦彦院長 こころファミリー歯科5

口というのは臓器と外をつなぐ部分です。体の入り口である口腔環境をどれだけ整えられるかが、健康維持の鍵になると考えています。歯科治療はそんな口内に介入するわけですから、器具を清潔に保つことは必要不可欠です。当院では、滅菌できる器具はすべてその都度滅菌するようにしており、グレードの高い滅菌機も導入しました。ほかにも、超音波洗浄機を用いることでスタッフが器具を手洗いすることがなくなり、スタッフへの感染リスク軽減にもつながっています。問題は滅菌できない器具ですが、コップやエプロン、注射針といったものは使い捨て製品を使用することにしました。とにかく衛生管理には気をつけています。

患者さんへの説明はどのようにされているのでしょう。

歯科治療に限らず、医療というのは難しい専門用語の多い世界です。その用語をその場その場で患者さんに説明することはもちろん大切ですが、患者さんは時間がたつと「あれってどんな意味だっけ」「言葉の意味を理解するのに精いっぱいで、自分の状態はいまひとつわからなかった」という状況になることもあり得ます。そこで当院では、患者さんにご自分の状態を把握してもらうために、エックス線検査や歯科用CTとともに、診療データ管理ソフトを活用しています。このソフトは、患者さんの口腔状態を図と文章にすることでわかりやすく「見える化」するもので、どこが虫歯になっているのか、どこが歯周病で、歯周ポケットの深さはどれぐらいか、そういった口腔内の情報をプリントして、初診の患者さんにお渡ししています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

佐藤邦彦院長 こころファミリー歯科6

当院は、患者さんの話を聞き、患者さんの気持ちに寄り添い、困ったときに頼りにされるクリニックをめざしています。毎日さまざまな患者さんに来ていただいていますので、お気軽に来院してください。妊婦さんも歓迎しています。妊婦さんは歯肉炎になりやすく、歯周病は出産にも関わってきますので、妊娠中の歯の掃除は大切です。それから当院は、抜かない削らない治療を芯として持っています。もちろん必要に迫られれば抜歯したり歯を削ったりすることもありますが、状況が許せば経過を観察することもよくありますし、歯を抜きたくないという患者さんの歯を無理やり抜くようなことはしません。あまり構えず来院していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/15万円~、インプラント治療/35万円~

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