白山 智也 院長の独自取材記事
しらやま歯科クリニック
(西宮市/仁川駅)
最終更新日:2025/12/19
仁川駅東口より徒歩3分。「しらやま歯科クリニック」は、“町の歯医者さん”をコンセプトに掲げ、幅広い口腔の悩みに応えている。院長の白山智也先生は、勤務医として研鑽を積む過程で、患者一人ひとりの人生に寄り添った治療がしたいと開業を決意。町の景観や人の温かさに惹かれ、一目ぼれした仁川の地に根差すことを決めたのだそうだ。現在は小児のマウスピース型装置を用いた矯正にも注力し、子どもたちの口腔機能の成長をサポート。自然で美しく、機能的な口元にするために尽力し、生き生きとした未来をつくっていきたいと優しい笑顔で話す。今回はそんな白山院長に、診療にかける思いや診療スタイルについて話を聞かせてもらった。
(取材日2025年12月6日)
地域の家族と長く寄り添える歯科医院をめざす
まずは開業のきっかけから聞かせてください。

大学を卒業してからは勤務医として経験を積み、その後、三宮の歯科医院で院長を務めていました。診療はとてもやりがいがあり、患者さんとの出会いも楽しく、充実した日々を過ごしていたのですが、その地域には転勤で引っ越してきたご家族が多く、せっかく治療を始めても一度きりになってしまったり、やっと信頼関係ができた頃にお別れになることが少なくありませんでした。そんな経験を繰り返すうちに、「受診してくれた患者さんのその先もずっと見守っていきたい」という気持ちが強くなっていきました。歯を治療するためだけではなく、人生を支えるような診療ができないものかと考えた時、だったら地域のご家族と長く寄り添える、自分らしい歯科医院をつくろうと開業を決意し、今日に至ります。
仁川はゆかりのある場所なのですか?
実は私は大阪出身で、この地域に特別な縁があるわけではないんです。学生時代にこの地域に住む友人がいたこともあって、よく遊びに来ていました。その頃から、川の流れる景色や伸び伸びとした空気、どこかほっとする街の雰囲気がとても好きで、「いいところだな」と心に残る街だったんです。ですから、自分のクリニックをつくろうと決めたとき、真っ先に浮かんだのがこの仁川でした。先ほどもお話ししましたが、私が理想とするのは、地域のご家族と長く寄り添い、一緒に歩んでいける歯科医院です。その思いを形にする場所として、この街がぴったりだと感じましたし、ここしかないと思いました。開院してから毎日、地域の方とふれあうたびに「あの時この場所を選んで良かった」と心から思っています。
どのような患者さんがいらっしゃいますか?

当院には、小さなお子さんからご高齢の方まで、本当に幅広い年代の方が通ってくださっています。初めは「歯が痛い」「しみる」など、つらい症状がきっかけで受診されることが多いのですが、予防のために来院する患者さんも増えてきました。「痛くなったら行く場所」ではなく、「健康を守るために行く場所」として選んでいただけているのだと思うと、うれしい気持ちでいっぱいになります。また、クチコミで来てくださる方が多いのも当院の特徴です。「家族に勧められて」「友人に聞いて」など、大切な人の紹介で来院される方が多くいらっしゃるんです。当院が患者さんにとって“誰かに紹介したくなる”歯科医院であるというのは、私たちにとって何よりの励みです。
口腔機能を育てるための小児矯正に注力
特に注力していることはありますか?

もともと地域の方々を長く見守っていきたいという思いがあります。特に子どもたちの将来を“長い目で”支えたいという気持ちは、当院の根底にある大切な想いです。成長期の口腔環境は一生の健康に深く関わるため、早い段階で正しい方向へ導くことが大切だと考えています。だからこそ当院では、小児のマウスピース型装置を用いた矯正に力を入れています。子どもには成長期という特別な時間があり、あごの骨の成長を利用しながら整えていくこともめざせますし、この時期ならではの矯正が可能です。後悔される前に、成長期にはチャンスがあることを多くのご家族に知っていただきたいと考えています。ご家族とお子さんが納得できる選択ができるよう、丁寧に寄り添いながらサポートしています。
小児のマウスピース型装置を用いた矯正とはどのような矯正法ですか?
小児矯正では、整った歯並びをめざすだけでなく、呼吸や舌の使い方、噛み方などの「口の機能そのもの」が正常に発達するよう促すことが大切です。例えば、口呼吸が続くと顎の発育が妨げられて歯が並ぶスペースが不足するといわれています。また、舌が正しい位置に置けなければ歯を押し出して歯並びを乱してしまうこともあるとされています。近年ではストレートネックや口呼吸、お口の筋力不足による「噛めない」「飲み込めない」といった問題を抱える子も増えています。こうした原因を改善せずに矯正を行っても、将来的に後戻りしてしまう可能性が高いと考えています。そこで当院では、マウスピース型装置を用いた矯正とともに口腔機能のトレーニングを行い、顎の成長を促しながら、将来にわたって健康な歯並びが保てるようサポートすることを重視しています。
子どもたちの未来のための矯正なんですね。

小児のマウスピース型装置を用いた矯正は、顎が成長する時期にしか行えない「育てるための矯正」です。矯正をする・しないに関わらず、正しい知識を知っておけば選択肢が広がり、お子さんにとって適した決断ができるでしょう。ただ、ワイヤー矯正のようにつけっぱなしの器具ではないため、マウスピース型装置の管理や毎日のお口のトレーニングなど、親子で協力しながら進めなくてはいけません。矯正の最中は大変だと思います。しかし同時に、お子さんに歯を大切にする気持ちが芽生えることにつながると考えています。矯正を通して、歯並びだけでなく、お子さんの口腔への意識や習慣が育っていく。その過程を近くで支えられたと感じる時は、歯科医師として何よりの喜びを感じます。
歯を守るために、気軽に通える歯科医院をめざす
患者さんとのコミュニケーションも大切にされている様子が伝わってきます。

私はよくスタッフに「患者さんが安心して通えなくなったら、患者さんの口腔内を守れなくなるんだよ」と話します。どれだけ治療を頑張り、丁寧に知識をお伝えしても、患者さんがそれを負担に感じてしまえば、通院しづらくなり、私たちは治療どころかサポートすらできなくなってしまうからです。本当に患者さんのためを思うのであれば、つらいと思わせないことも私たちの大切な役割だと考えています。もちろん、正しい情報を丁寧に説明することは欠かせません。しかしそれ以上に、まずは患者さんの気持ちに寄り添い、安心できる雰囲気をつくることが大切です。私は歯科医院が気軽に立ち寄れる場所になってほしい、言うなれば、遊びに行くような感覚で通える場所になってほしいと願っています。その未来をかなえるためにも、どんなときも「丁寧に、明るく」。これが、しらやま歯科クリニックのモットーです。
小さな子どもたちとのコミュニケーションで気をつけていることは?
どんなお子さんが相手でも、子ども扱いしすぎないことを意識しています。何歳であっても、基本は人と人。もちろん、わかりやすい言葉や表現を使う配慮は必要ですが、丁寧に向き合えば気持ちや理由はきちんと伝わると考えています。特に矯正や予防歯科は、継続することが重要になってきます。だからこそ、保護者の方だけでなく、お子さん本人に「なぜ必要なのか」を理解してもらえるよう努めています。私にも娘と息子がいるので、子どもたちは「未来そのもの」だと日々感じています。私たちが教えるどころか、逆に学ばせてもらうことも多く、子どもたちと向き合う時間は、いつも大切な気づきを与えてくれると感じます。
地域の皆さんにメッセージをお願いします。

「歯科医院には、行ったほうがいいですよ」とお伝えしたいです。もちろん、それは当院でなくても構いません。相談しやすくて、悩みに耳を傾け、できる限り答えようとしてくれる歯科医院が見つかったら、時々そこで歯を見てもらってください。きっとあなたの歯を守るために、できることを一緒に考えてくれるはずです。虫歯や歯周病の治療は、しないで済むほうが良いに決まっています。そのための予防が、あなた自身と家族の健康を守ることにつながります。私たちは、そのためのサポートに全力で取り組んでいきます。2025年1月からは、より通いやすい歯科医院をめざし、新しい先生も迎えて2人体制になりました。ご家族での来院ももちろん大歓迎です。歯のことは、ぜひ気軽に頼ってください。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児の歯列矯正(部分)/6万6000円~、小児のマウスピース型装置を用いた矯正/5万5000円~

