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海谷 幸利 院長の独自取材記事

海谷歯科医院

(新宿区/市ヶ谷駅)

最終更新日:2021/10/12

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市ヶ谷駅から徒歩10分の場所にある「海谷歯科医院」のテーマは、「患者に頼られる歯科医院」。海谷(かいや)幸利院長は1996年の開業以来、「患者さんの悩みを解消するための手立てを増やし、治療レベルを最大限に高めたい」と国内外の勉強会に積極的に参加して技術の向上を図ってきた。先端機器であるCTやマイクロスコープ、口腔内スキャナーを備え、観察対象物を約20倍まで拡大できるマイクロスコープは保険診療内外でほぼすべての患者に活用しているという。診療時には患者の希望や予算を踏まえて「その人にとって最良の治療」を検討。「患者さんのためにも諦めない歯科医師でありたい」と話す海谷院長に、患者への思いや診療の考え方について聞いた。

(取材日2021年6月25日)

さまざまな治療を高いレベルで提供したい

まずは開業までの流れを簡単にお聞かせいただけますでしょうか。

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1996年に開業したので、もう25年になりますね。私は日本歯科大学を1992年に卒業した後、都内の歯科医院での勤務を経て独立しました。大学を卒業してから5年ほどで開業したのですが、今の若い先生たちと比較すると早いほうかもしれません。私たちの時代は最低限の設備をそろえて早く開業するという流れがあったんですよね。開業前に勤めていた歯科医院は患者さんが多く、短い期間でもたくさんの症例を経験できたので、「独立してもやっていけるのではないか」という考えもありました。

患者層について教えてください。

地域柄もあるのでしょうが、患者層のメインは30~50代の現役世代です。中には「入れ歯が合わない」「他院で治療を受けても良くならなかった」といった少し込み入ったご理由で、千葉県や東京都西部などの遠方から電車を使って来院される方もいらっしゃいますね。ホームページを見て来られる方も多く、当院の治療方針を理解してくださっているなという印象を受けます。また、患者さんの多くが長く通ってくださっています。

CTやマイクロスコープ、口腔内スキャナーも備えているのですね。

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ええ。立体画像を撮影できるCT、対象物を約20倍まで拡大できるマイクロスコープは診断と治療の精度を高めるのに有用な機器です。そして最近口腔内スキャナーも導入しました。口腔内スキャナーは、口内を小型カメラでなぞるように撮影するだけで3Dデータを作成でき、そのデータをもとにコンピューターを介して口腔内の立体画像を作成し、モニター上に映し出すことができる装置です。しかし「高度な機器があるから良い歯科医院」かというとそうではなく、最も大切なのは歯科医師の診断力と技術だと考えています。当院では患者さんの話をじっくりと聞き、患者さんにとって最良の治療を行うため日々研鑽を積んでいます。勉強を重ね、知識を深めることで、歯周病治療、根管治療、インプラント治療、矯正、噛み合わせ治療などさまざまな治療を高いレベルで提供したいと考えています。

勉強会などに積極的に参加していると聞きましたが、成長を続けるためなのですね。

やっぱり、外に出て学ぶことは大切です。開業医としてクリニックの中にいれば安定はしていますが、それだけだと成長は止まってしまうので、気になる勉強会があれば国内外を問わずできるだけ参加するようにしています。日々勉強ですね。体力的には厳しい時もありますが、世界でどんな治療が行われているのかを知ることはとてもいい刺激になります。海外の歯科医師を見ていて思うんですが、日本の歯科治療のレベルは世界的にも高いと思います。日本人の勤勉さや手先の器用さなどが歯科治療でも生かされていて、海外で開発された治療方法も上手に取り入れていると感じますね。

本当に良い治療とは何かを深く考えるように

診療時に心がけていることをお聞かせください。

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「どうすればこの患者さんのためになるんだろう」と想像しながら対話を重ねることです。患者さんの口の中をいかにして快適な状態にするかが大事なんですよね。インプラント治療などの大がかりな治療が選択肢に入る時は、早めにその方のご予算を聞きます。お金の話はお互いにしづらいことかもしれませんが、患者さんのことを考えればとても大事。例えば、「すぐにはインプラント治療を受けるためのお金は出せないけど、貯めて先々は受けたい」という話を聞けたら、他の歯を削らないといけないブリッジではなく、まずは部分入れ歯にして、様子を見てインプラントに、といったように、患者さんのお口全体を考えた治療プランを立てています。患者さんが一番喜ぶのは、噛めるようになることなんですよね。快適な食生活を送って、健康に生活していただきたいですね。

マイクロスコープはやはり根管治療を行う際に使っているのでしょうか。

いえ、当院では保険診療内外問わずほぼすべての患者さんに使っています。マイクロスコープは高額な機器ですから、自由診療として根管治療などの限定された治療に活用している歯科医院が多いと聞きますが、患者さんの治療のことを思うと、できるだけ幅広く活用したいと考えています。自転車や車と一緒で、持っているだけでは上手にならないですよね。砂利道でもきれいな道でもなんでも乗ってみる。それと同じ感覚で、さまざまな治療で活用しています。確かに操作感覚を体得するにはある程度の時間がかかるので、診療効率は一時的に落ちます。でも、経験しないと技術は上がりません。当院ではほぼ全症例に活用してきたことで、むしろ治療速度は上がりました。肉眼で見えないものが見えて、削る量を最小限に抑えられるからです。患者さんの口腔内に負担の少ない治療を実施できるようになったと考えています。

先生は歯内療法にも力を入れているそうですね。

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もちろん力を入れていますが、最近はやはり限界があるなと感じています。患者さんも一生懸命通って、私もできる限りのことをして歯を残しても、何らかの理由で割れることがあるんです。多くの患者さんを診てきたので、この方の歯は割れそうだなといった感じに大体予想がつくので、そこでものすごく考えるんですよね。歯の保存はもちろん大事で、歯内療法に力を入れていますが、本当にその歯は持つのかというところを深く考えるようになりました。患者さんにとって本当に良い選択はどちらなのだろうかと。そんなときは、患者さんの思い、歯の状態、もちろん予算的な問題もありますのでじっくりと話し合いますね。歯は治療すればするほどもろくなるので、歯の状態を見て、数年後にまた時間とお金をかけて治療することになってしまわないかなど、そういったところも含めて考えるようになりました。

患者に安心して通ってもらえる歯科医院であり続けたい

ところで、先生はなぜ歯科医師を志したのでしょうか。

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これという理由があったわけではありませんが、なってからわかったのは、歯科医師はとてもやりがいのある仕事だということです。日を追うごとにこの仕事が好きになりますね。長くやっていると考え方も少しずつ変わっていきますが、またそれが面白いところだなと感じています。患者さんの性格なども含めて、「この患者さんにはこの方法が一番良いな」と考えている時間が好きですね。患者さんの思いもあるので、たくさん話し合ってベストな治療方法を考えて、治療を進めていくことにやりがいを感じます。そして常に「もっとうまくなりたい」とも思っています。できないことがあるのがプロとしてもどかしく思ってしまうんですよ。技術を磨いたり、海外に行って知識を得たりするのは患者さんのためでもありますが、ひいては自分のためでもあるんですね。本当に、日々勉強です。

お忙しい中、休日はどんなふうにお過ごしですか?

家族と外出したり、運動したりして過ごすことが多いですね。8歳の息子がいるのですが、子どもの喜ぶ姿を見るのは癒やされます。運動は長年ゴルフを続けていて、少し前からはジム通いも始めました。習慣的に運動を続けていると体が軽くなってよく動くようになるんです。健康のためにも適度なトレーニングを続けていきたいですね。

最後に、今後の目標についてお聞かせください。

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息子が僕の仕事を理解して、もしこういう仕事をやりたいと言うようになったら、その頃まで現役で元気にやっていたいですね。開業して25年になりますが、50年この仕事を続けることができたとして、今ちょうど山の半分まで登ってきたので、残りの半分きれいに下りられたらと思いますね。そしてあと25年、患者さんに安心して通っていただける歯科医院であり続けることが目標です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/メタルブラケット:70万円、セラミックブラケット:85万円、処置料:5500円(月1回)
インプラント治療/インプラント+上部構造(メタルボンド):44万円~、根幹治療:8万8000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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