松井 孝介 院長の独自取材記事
松井歯科医院福島診療所
(大阪市福島区/新福島駅)
最終更新日:2026/05/14
JR東西線の新福島駅、阪神本線の福島駅からともに徒歩4分以内という好立地にあるテナントビル。1階には処方箋薬局があり、他フロアには心療内科もある、利便性の高いビルの4階に「松井歯科医院福島診療所」はある。同院は松井歯科医院天満橋診療所の分院であり、松井孝介院長が父親から本院を、前院長から同院を分院として継承した。本院と分院を行き来し、地域とのコミュニケーションも大切にしながら地元住民のかかりつけ歯科医師として精力的に活動を続ける松井院長。同院の治療方針は「少しでも肩の力を抜けるような歯科医院へ」。優しく丁寧な治療を心がけることで、歯科治療が苦手な患者でも通いやすい雰囲気をつくっている。歯科治療だけでなく、スポーツマウスガードにも力を入れているという松井院長に、話を聞いた。
(取材日2022年11月14日/再取材日2026年3月19日)
利便性の高い環境で、幅広い患者に寄り添う
どのような経緯で貴院ができたのでしょうか?

本院を父から継承したときから、分院も持ちたいという想いがありました。なぜなら、従業員の雇用の安定を考えたとき、ある程度の規模のある組織が必要だと感じたからです。歯科医師というのは、実は勤務医の口が少ないんですよ。治療は体力勝負なところがあるので、高齢になるとどうしてもパフォーマンスが落ちてしまい、勤め続けるのは難しくなってきます。しかし、週2回ぐらいの勤務だったら集中して実力を発揮できる、という方も少なくない。例えば、もともとここで歯科医院を運営されていた前院長は83歳で「高齢になったので継承しないか」とお声がけいただいたのですが、現在も週に1回ここで働いてくださっています。そんなふうに働ける受け皿があれば、長くその先生のもとに通っていた患者さんも急に路頭に迷わなくて良く、みんながハッピーだと思うんです。
院内環境について教えてください。
これといって特別なものがあるとは思っていないんですが、下足のまま入れるというのは珍しいかもしれません。靴を履き替えなくていいので、高齢の方もスムーズに出入りできると感じています。また、万が一危険な治療器具が床に落ちていた場合、お子さんが踏んでケガをしてしまう事態を避けることもできます。もちろん、下足で入れる環境だからこそ、衛生管理は徹底しています。また、患者さんが荷物を保管できるロッカーも準備しています。会社・学校帰りや買い物帰りでも、荷物を気にすることなくお立ち寄りいただけます。
開業当初と比べて、地域の印象はいかがですか?

そもそも、ここの地域は本当にいいエリアだと思います。活気もあって、食べ物がおいしいお店もたくさんあって。街の方も患者さんも、品のあるすてきな方が多いんですよ。患者さんは特定の年代が多いということはなく、下は10歳から上は90歳まで幅広くいらしてくださっています。男女の偏りというのも特にないですね。最近は地域の発展とともにマンションが増えたので、子育て世代の患者さんが増えつつある印象です。患者さんの年齢層が幅広い分、主訴もさまざまで、虫歯から歯周病、歯の痛み、ホワイトニングなど多岐にわたります。春になるとスポーツマウスガードをご希望の方が増えますね。
コミュニケーションを大切に、患者との信頼関係を築く
診療する際に、心がけていることはありますか?

歯科医院というのは、できれば行きたくない所だと思います。自分も、もし歯科医師になっていなかったらあんまり行きたくないと感じると思います(笑)。ですので、とにかく来院された患者さんには、「よく頑張っていらしてくださいましたね」ということをお伝えしています。できるだけ朗らかに明るくどんな患者さんもお迎えしたい。そんな気持ちでいつも扉を開いていますね。また、こちらの考えを押しつけないことにも気をつけています。患者さんには患者さんの想いやご希望もあるので、そこをよく伺って、いくつかの治療の選択肢とメリットやデメリットも説明した上で、患者さん自身にチョイスしてもらうようにしています。これを専門用語でインフォームド・チョイスと言うんですが、「説明と選択」を意味します。「説明と同意」を意味するインフォームド・コンセントとは、またちょっと違う視点なんです。
コミュニケーションを大切にされているんですね。
はい。会話はキャッチボールですから、しっかり受け取る、という「受け」の部分がすごく大事だと思うんです。自分の気持ちを受け取ってもらって初めて、人は心を開くことができると思うので、まずは患者さんの話をじっくり焦らず聞くということに注力しています。話を聞いていく中で、患者さんの緊張や想いも少しずつほどけていくと思うんです。コミュニケーションを取る中で一番大切にしているのは、目の前のその人を絶対的に尊重するということ。人というのは、誰かに大切にされたら、他の人のことも大切にしたいと思うようになる生き物だと思うんです。だから、目の前の人を尊重するというスタンスは患者さんだけでなく、スタッフにも徹底しています。自分がスタッフを大切にしていたら、スタッフは絶対、患者さんに対して優しくなれるし大切に接してくれると思います。そうやっていい循環が回っていけばいいなと思っています。
こちらで提供されている、スポーツマウスガードについて教えてください。

駅から近いという利便性もあると思うんですが、私たちのところは外注ではなく、私も含めたスタッフで内製していることもあって、価格に配慮して提供できることが大きな特徴だと思います。スポーツマウスガードは、市販の物と歯科医院で作る物と2種類あるんですが、市販品は自分で調整をしなければならないので、フィットしないことも多いんです。当院では型採りをして製作し、最後に患者さんの歯に合わせた調整をしてお渡しします。スポーツマウスガードというのは、主に接触の多いスポーツで使用されていて、小学生から使うことも珍しくありません。乳歯があると作り替える期間が短くなるので、価格面でためらわれる親御さんもいらっしゃるのではないかと思います。ただでさえユニフォーム代や道具代がかかるので、せめてスポーツマウスガードはなるべく負担にならない価格でご提供したいと考えています。
一人でも多くの患者に喜んでもらいたい
歯科医師としてのやりがいは、どんなところにあると思われますか。

やはり一番やりがいを感じるのは患者さんに喜んでいただいた時ですね。喜んでいただくためには、技術を磨いたり、コミュニケーション能力を上げたり、日々研鑽を積んでいくことが必要ですが、自分がした仕事で誰かが喜んでくれて、感謝の言葉まで頂けるなんて職業は、そうそうないのではないでしょうか。自分は本当に幸せだなと思います。だからこそ、感謝の言葉を頂くと、もっともっと患者さんの求めていることに応えていくことのできる歯科医師でありたいと思います。そして、いくつかの選択肢の中からよりベターな方法を患者さんと一緒に考えられるように、いつも患者さんの気持ちの傍らにいられるようにしたいなと思いますね。
今後の展望をお聞かせください。
もともと大学病院の総合診療を扱う部門に勤務をしていた経験があるので、ここでも総合診療のような形での診療を実現していきたいと思っています。基本的には一人の歯科医師が患者さんの担当につくのですが、補綴や抜歯などさまざまな得意分野を持つ歯科医師が集まり、症例によってはより適任な歯科医師を紹介し合って、いわば全員体制で治療にあたっていくのです。一人の力では限界がありますが、得意分野を持ち寄ることで、より良い治療をすることができる。でも、よく考えたら、すでに当院にはそれぞれの得意分野を持つ先生方が勤務してくださっているし、歯周病のケアは歯科衛生士などのスタッフがあたってくれています。夢の実現は間近だと思います。私の生涯を通したミッションは、一人でも多くの人を幸せにすること。歯科治療を通して一人でも多くの方のお悩みを解決し、幸せにできたらうれしいですね。
読者へのメッセージをお願いします。

当院はまだ開業から10年もたっていませんが、開業して40年がたつ本院と連携しながら、地域に根差した診療に尽力しています。老若男女、すべての方が何でも気軽に相談できる歯科医院をめざしていますので、どんな些細なことでも気にせずお立ち寄りください。歯を少しでも削らないために、若いうちから予防に意識を向けていきましょう。情報過多の時代だからこそ、お口のことはお口の専門家に任せてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/27万5000~38万5000円、スポーツマウスガード/1100円~、ホームホワイトニング/4480円

